すいようびのやよい

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見てくださってありがとうございます。楽しいこと面白かったこと体験したことをシェアしていきたいです。最近は創作も楽しいなと思い始めてきた令和2年。 いいなと思ったら、スキ・シェアやクリエイターサポートをお願いいたします。

最近の記事

「自傷他傷」あとがき:それは復讐という名のひとつの愛だけど。辞め時はあるよ。

    • SS小説「自傷他傷」

      あなたがたが手塩にかけた子どもはいい子にはなれませんでした。 あっははは!ご愁傷さま。 綺麗な水しか飲ませてなかった娘が“汚い水”に浸かってびっくりしたでしょう。アハ、私はそんな子に見えなかったって?そりゃそうよ、あなたがたは自分の見たい所しか見てなかったじゃない。 ざまーみろ。 私はもう自由にしていい!いい子だなんて泥まみれはもうたくさん!私は、私を正しく出すの。空の胸に通る風が気持ちいい。ねぇ、あなたがたへお返しするわ。今まで通り、見ていてね。 キャハハハ!いい気味だ

      • スキ♡をくださる方がいらして励みになります。ありがとうございます。

        • 「ひとつの愛しか抱かない」あとがき。昔からの“愛”はトゲだらけよ。

        「自傷他傷」あとがき:それは復讐という名のひとつの愛だけど。辞め時はあるよ。

          SS小説「ひとつの愛しか抱けない」

          私の居場所は知ってる。でも自由な場所は知らない。 包まれるような愛をくれるあなたが重ねる言葉は、ピンと来ないまま時間が過ぎていく。 だって、選ばれるのは私以外じゃなくちゃダメなの。 傷つけられて、奪われて、削られて。 脳髄が痺れて吐き気のする愛の抱き方しか知らないの。 足らなくて、寂しい。 穏やかな気持ちになれる人を知ってる。でも安らげる人と一緒にいられる方法は知らない。ほんとうはあなたとずっといたい。 だけど、首輪を付けられ管理されなきゃダメなの。 歪まされて、躾ら

          SS小説「ひとつの愛しか抱けない」

          ショート小説「試してみた」

          青い空、白い雲、初夏の青々とした緑が生い茂る公園の、草原の上に丸まって横になっている私は携帯をポケットから出す。 LINEを開くと彼氏が1番上にいる。私と一緒に写ってピースしているアイコンを、ぼぅっと一瞬だけ見つめる。おっと、いけない。時間は有限。 彼氏とのトーク画面に行きメッセージを送る。 「死にそう」 すぐに返事は来た。 「どうした?!」 あぁ、愛おしいな。 「彼氏くんに会えなくて」 「なんだよ、構ってかよ」 「かまって」 「こういうのやめろよな、まじでビビった

          ショート小説「試してみた」

          創作に迷う全人類へ。水煮先生の創作鑑定占いを受けてみて

          〇挨拶こんにちは。やよいです。突然ですけど、読者さん。創作ってします?する人に続けざまにお尋ねしたいのですが、創作する時って大なり小なり、悩みませんか?(創作しないよって人は、悩んで作品って作られているよって知ってくださればOK) も~、私は悩みまくりです。 悩みは様々だと思いますが、ほとんどの創作する人の悩みって「評価」じゃないのでしょうか。評価の軸はざっくり三つに分けられて、 ①社会からの評価 ②他人からの評価 ③自分からの評価 となります。 最近の私は②と③のどっちも

          創作に迷う全人類へ。水煮先生の創作鑑定占いを受けてみて

          小説「落日」

          「すまない、すまない、すまない。頼むッ…!」 老いた男が敷布団の上で老婆に馬乗りになっている。男は手を真っ赤に血に染めながらも、シーツを手繰り寄せて出血元の老婆の細い首に押し付け、応急処置を行っている。 女は抵抗していない。空気を求める動物としての当然の反応により、口がはくはくと開閉しているがその口端からは血が流れるだけだ。その動きは弱まる一方で、終いには動かなくなった。 男の手はまるで祈るかように女の首に縋り付き離れない。しばらく時間が経って、ようやく男は動きを取り戻した

          たくさんスキ♡押してくださって嬉しいですありがとうございます

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          ショート小説「免罪符」

          好き。好きで好きでたまらなくって、あなたのことが知りたくってたまらない。 あなたの滑らかな頬、私よりたくましい体つき、ふとした癖のすべてを記憶し留めたい。 あなたの脳、骨の髄、臓腑の隅まで全部しゃぶりつくしたくってしょうがない。 好きだから、あなたをお腹いっぱいになるまで味わい尽くす。涙の一欠片でさえわたしのもの。 スパイスを与えて、色んな感情を出すあなたをつぶさに見ていたい。 ねぇ、幸せはなに?辛いのはどんな時?憎しみはどうやって抱くの?教えてよ。 知りたくて、でろ

          ショート小説「免罪符」

          ショート小説「VT」

          ログアウトしました。 アナウンサーの音声と共に視界が明るくなった。ん?ログ…なんとかがなんだって?はじめて聞く言葉だ。また運営のバグなのだろうか。 視界をスライドさせると、やはり馴染みのない景色が現れた。白い壁、白いカーテン、そして、白いベッドの上に私は寝ていた。待機所でも、なんならホームですらない。これは、あ~、ん~、やったね、バグ確定!めんどくさいけど、運営に報告しないといけない。ハンドサイン«フォーラムへ接続»を出す。…。……。…。ハンドサインをもう一度出す。ええー、

          ショート小説「VT」

          ショート小説「帰省願い」

          ふらっと、なんでもない時に、この世から立ち去りたくなる衝動がやってくる。 帰りたい。帰りたい。概念の海に帰りたい。 ここにいる自分より、あちらにいた時の自分はもっと満たされていたように思えるから。 この世は生き地獄で、見るも無惨な日々が置いてあり、己はそれを拾い食らって生きていかねばならない。 こちらへ来る際、誓ったのだ。誓ったのだから、やり通さねばなるまい。最後まで足掻かねば、きっと後悔するのだろう。 だが、生きづらい。人々の目が己を見る時に異物だと言っているのだ。

          ショート小説「帰省願い」

          ショート小説「つぎはぎ人生」

          我が身に被さる数多の布を、鋏で以て細かく裂きます。そうせにゃ女の細腕じゃあ、布の重みで碌に動けやいたしません。 たった今、ひと口に布と申し上げましたが、種類のほどはぎょうさんとございます。 おやまぁ、あなた様。種類を詳しくお尋ねになりましたか。枚挙に遑がのうございますが、よろしゅうございますか。 ははァ、なんとも奇特なお方でございましょう。語り手が女の私で不足もありましょうが、この長い夜の御慰みのひとつとしてどうかお納めくださいませ。 --申し申し奉ります。 我が身に被さ

          ショート小説「つぎはぎ人生」

          ショート小説「壊れたドールのテーブルマナー」

          獣と人間のもっともたる違いは、テーブルマナーである。 そんな格言を、言っていたのは誰だっただろうか。ぼんやりとする思考で考えたそれは、端から霧のように散っていく。…。…あれ。なにを、考えていたのだっけ。薄い膜が、頭を覆ってふかく考えられない。 「食べなさい」 目の前にスプーンが突き出された。その一匙に乗っているのは、鉛でできた鎖。 食べたくない。口を開けずに、銀匙を見つめている。…。あれ、さっき、なんて思ったんだっけ。 「どうして食べないの!!!」 金属の棒の持ち主

          ショート小説「壊れたドールのテーブルマナー」

          わ~~、はじめて投稿したnoteにもういいねがある!くださった人ありがとうございます。嬉しいです。

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          水煮先生に作品作風を占いの観点から鑑定していただいたレポ漫画&文章

          ●前置きこんにちは。やよいです。 このノートは体験したことのシェアが大好きな私が書きました。 表題の鑑定は水煮先生(@mizuni_can)にしていただきました。ツイッターで噂のパワーワードは聞けるのか、どんな星回りを持っているのかわくわくしながら鑑定を受けたレポ漫画です。どうぞご覧くださいませ。 ○漫画レポ *ツイッター用に描いたものなので、noteでは少しでもいいなと思ったらスキ♡ボタン押しかシェアをお願いいたします。 ○文章でのレポ●通話開始10秒で好きって思

          水煮先生に作品作風を占いの観点から鑑定していただいたレポ漫画&文章