神域リーグ2023への興味を薄れさせた出来事

神域リーグ2023も終わりが近づいています。神域リーグは、2022年に発足して今回2年目の開催となるネット麻雀リーグ大会ですが、私は、幾つかの出来事の積み重ねにより、興味が薄くなってしまいました。

本配信は全部追っているものの、応援配信や牌譜検討は次第に見なくなりました。この記事では興味を薄れさせた幾つかの出来事を記します。別の見解もあるかもしれませんが、個人的には、どれも残念な出来事でした。

■ゆうせー氏のランキング
とある節のランキングで、成就しなかった国士無双を選出したことが残念です。国士無双はできる可能性の高い役満の一つで、一発逆転を狙うときに狙うことが多いので、和了しなかった手順をナイスプレイとして選出したことにより、ランキングに疑問を抱くことになりました。

■チーム練習配信や対抗戦の少なさ
ドラフト結果からエンタメ重視の傾向が見れたこと、企画力のある人の不在が相次いだこともあるけれど、昨年に比べて明らかにチーム練習や交流戦が減ったため、神域リーグの存在が薄くなってしまった感があります。

■神域リーガーのスパチャの扱い
スーパーチャットはお金を払ってするものだし、基本財力の差が金額差に表れてしまうものです。赤スパだから特別に別のSNSで紹介するとか、麻雀記事のライターだからピックアップして全文読み上げるとかいう行為は、配信者として大いに問題がある行為ではないでしょうか。

そして、神域リーグの活動目的の中にある「選手や監督への攻撃的発言の禁止」という基準が曖昧な制約事項のため、それを指摘することが難しくなった結果、もやもやとしたものを抱えながら見ることになりました。

コメント欄が荒れるのを避けるために、ある程度の制約事項は必要でしょうが、「打牌批判や麻雀配信の少なさへの批判に対するもの」に限定して欲しかった気がします。

■セミファイナルのレギュレーション
昨年のファイナルは3試合同時に行われ、出場者は他の試合の展開が全く分からない状態で行われたけど、今年のセミファイナルは、「他試合の結果を知らずに打つ」条件の元、順番に試合を行う形になりました。

これは、あくまで選手やファンのモラルに依存したものであり、コメント欄では他試合の結果を知らせるものがあるだろうし、Discordでやりとりすれば、相手の発言のトーンにより試合結果のある程度の予測ができてしまいそうです。

実際、最終戦後のインタビューには、詳細は知らないまでもチームメンバーの大まかな順位を知っていた風な発言がありました。感情が高ぶっていたため、うっかり発言したのかもしれませんが、該当チームには「レギュレーションに対するグレーゾーンの思考」がある印象を持ってしまいました。

条件戦での経験の差を埋めるはずのものが、かえって差を広げる結果になってしまったのは残念で仕方ありません。

他にも細かいところはありますが、大きなポイントは以上となります。まだ2年目の未成熟なリーグなので、ルール上のミスは避けられないでしょうが、来年も開催されるのであれば、視聴者を冷めさせないようにする新たな工夫をしていくことに期待します。

最後に、選手への批判を避けるため、特定の選手名を表記しなかったことに加えて、この記事はコメントオフとさせていただくことにしました。

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