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1カ月でフリーランス3年目のもやもやが晴れて、「私が私の一番の味方で理解者だ!」と思えるようになった話。【ポジウィル体験記】

2022年も終わりに差し掛かった頃、ポジウィルキャリアに出会い35日サポートのキャリアデザインプランを受講しました。

フリーランスになって、キャリアカウンセリングを受けるという選択肢を思いつきもしなかった私が受講した動機、そこから得られたもの、変化の体験記です。 
現状にもやもやしている人のヒントや視野を広げるきっかけになればと思い書きます。

きっかけ

INNOVATIVE WOMEN'S SUMMITというSHE株式会社主催のサミットにオンラインで参加。 
後日届いた、「参加者プレゼントのポジウィル無料キャリア相談に当選しました!」というメールがきっかけです。

その時点では、イベントに登壇されていた代表の金井さんが「転職だけではない、それ以外の選択肢も視野に入れたキャリア相談ができるサービス」とおっしゃっていて、私も一応ターゲットだなというくらいに思っていました。 

せっかく当選したのだし、お試しで受けてみようかなという安易な気持ちw。
ただ、別軸として、フリーランス3年目、次の目標としてチームで何かを成し遂げていきたい、ものを作りたいという思いが出てきた時期。
そこから新しい挑戦として一つの案件にがっつり入るというトライを始めた矢先、開始2週間で、これは会社員に逆戻りしているだけでは?という違和感やストレスを感じ、「合わないから辞める」という選択をとるか「自分を変える」という選択をとるか迷っていました。
1ヶ月くらいもやもやし続け、誰かに相談したな..そんなことを思っているタイミングでした。

私の経歴とフリーランス3年目でかかえていたもやもや

上記以外のこととして、状況をまとめます。

◆基本情報

【年齢】:37歳 
【経歴】:IT系の会社でSE兼コンサル5年、WEB業界の会社でアシスタントディレクター、バックオフィス4年、フリーランス(Web制作、プログラミング講師、デザイン等)3年 
【家族】:夫、長女(8歳)、長男(3歳)

◆お仕事の状態

ありがたいことに営業をしなくても、ご紹介でお仕事を広げられたり、1つ1つのお仕事も例えば、Wordpressの小規模カスタマイズなど小さく入り、その後に新規LP制作、DTPのデザイン、SNS広告運用、社内研修などお仕事が広がり、長期でサポートさせていただけるような関係性を築けている恵まれた環境

私自身も未経験で初めたWebデザインや制作のスキルとそれ以外の過去習得したスキルをうまく組み合わせてお仕事にしていくことができるようになっていました。

◆抱えている違和感や悩み

どちらかというと声をかけられてお仕事が発生するという待ちの姿勢。
「与えられたものをただこなしているだけでよいのだろうか?」またお声かけ頂いたお仕事によっては、「これは私がやるべきなのだろうか?」や、信頼して紹介してくださったお仕事も実際受けてみるとこれは絶対私ではないというものもあり、私の方から「ミスマッチだと思います。。」とお断りするという心苦しいことも。

私が私のスキルをちゃんと明示していないから?スタンスを明示していないから?でも言語化できないこともたくさんあるし...と悩んでいました。

◆違和感や悩みの対処

大前提として常に、自分の人生をできる限り自分で手綱を引いてコントロールしたい、そのためにフリーランスという働き方を選択したんだと思って日々お仕事をしています。

なので意図しない方向へ仕事が広がっていきそうなとき、環境や人が合わない時に発生する我慢やストレスに敏感で、結果「この働き方で満足?」「歩いている方向は間違っていない?」と自分に問う機会が増えていました。
それ自体は良いことだと思うのですが、考える頻度が増え、数か月後には同じところに戻っている感覚。

今自分が持っている考え方では限界なのではないか?今までとは違う見方、考え方、対処の仕方や工夫が必要なのでは?と思っていました。

無料キャリア相談で得られた手応え

初回無料キャリア相談60分。今抱えている悩みを糸口に、仕事観や理想状態の話、過去の経験での意思決定ポイントはどこだったか?ということを取り留めなく話しました。

担当してくださったカウンセラーの方は、井樋 楓さん。
私の取り留めのない話に要所要所コメントを挟んでくださって、具体的な話を抽象的に、抽象的な話を具体的な質問や要約に置き換えて聞いてくださいました。

さすがプロの方、話すだけで今までもやがかかっていたことが少し明確になった気分に。 
具体的には、以下のようなことが言語化できました。

  • 仕事は自己成長のためにするものというブレない価値観をずっと持っている

  • 迷ったとき、行動の源泉は「成長できるか?」

  • 「成長したい!」の根底にはいつもこのままではダメという切実な不足感が付き纏っている

  • 直近の悩みは「成長欲」と「環境との相性」どちらを優先すべきかで悩んでいる

また、受講を決めた理由は大きく2つあります。

相談中に井樋さんが「価値観は出てきましたね、これを深く見ていくと判断の軸、意思決定ポイントが見えてくると思います。」と言われ、この部分がちゃんと言語化できると、今後の人生、自分軸でのびやかに生きていけそうだという希望が見えました。

また、話している最中、要所要所で客観ではなく主観でとらえていることを指摘してくださり、第三者を通して今までとは違う見方や考え方が身につきそうだと思いました。

35日のトレーニング期間での学びと気づき

いよいよトレーニング期間へ。
担当してくださったトレーナーは鬼塚りかさん。

事前ワークに記入した内容とトレーニング中に話す内容から私の思考の癖を的確に言語化してくださり、その原体験となるできごとの掘り下げをしてくださいました。
またそこから未来を設計するワークを行ったので、きれいに点と点が線となってつながり道ができた感覚です。

どんな話題の時も同じ距離感で安定感をもって接してくださり、不安なく思ったことや感じたことを話すことができました。 
ここでは特に印象に残ったワークが2つのワークについて具体的に書きます。

①ネガティブな体験を洗い出して自分と向き合う

なんとなく把握できている思考の癖。
その元となる原体験は何だったのか?徹底的に向き合いました。
向き合い切った今はとてもすっきりした気持ちで、より自分を客観的に見れる視点を手に入れたように思います。 主に2つの思考の癖について、その原体験となるできごと、そこからの変化、これからどう対処していくか?の理解を深めて言語化しました。

■自分の感情に蓋をして我慢する癖

思考癖の原体験
:感性豊かに生きている母と成果主義で合理的な父という真逆の人たちに育てられ、建設的な会話がなされているところをほぼ見たことがなかった。
なので自分の中で、すべては時間が解決してくれるもので、一時的な話し合いでは何も解決しないという価値観で生きてきた。

何も解決しない=話しても意味がない、分かり合えることはないというところと我慢がつながっていた。
人に相談することはほぼなく、相談することで自分がブレてしまうとすら思っていた。

思考癖の捉え方の変化:社会人になり、話し合いで解決することもある、伝えることで分かり合えるという体験を通して、「その場を平和に過ごすために自分の感情を押し殺すのは良くないのでは?」という課題感が出てきた。

またうまく伝えられない自分にもどかしさも感じていた。「我慢するのが生存戦略的に良い→ストレスがたまり耐えきれなくなる→少しずつ開示してみたところうまくいくこともある→この癖を直したい」になっている。

思考癖に対する対処:自分の言いたいことは相手を傷つけずにアサーティブに主張する 「言っても変わらないかも、相手を傷つけるだけかも」は一旦捨てて「とりあえず開示したらどうなる?」の場数を踏む、化学変化を楽しむ。

■成長欲と不足感は表裏一体

思考癖の原体験:幼少期に何度か転勤をし、環境が変わるごとにある環境では通用することが別の環境では通用しなかったりしたこと。
そこから常に変わっていく必要性や足りないものがあり続けることを実感していた。

加えて自己開示が苦手だったので、自己理解と他者評価がずれることが多く、わかりやすい特技がないと何もなくなってしまうのではないかと思っていた。

思考癖に対する対処:「もし、自分の子供が同じように思っていたら何と言ってあげたか?」と問いかける。 
→ワーク中も鬼塚さんに問いかけられ、「そのままでいいと思う」と言い、心からそう思った。
自分に対してだと主観的に見すぎてしまうが、自分の子供に置き換えると客観的に見ることができた。

その他、消化しきれていない人間関係やトラウマがたくさん出てきましたが、丁寧に一つずつ向き合うことで、そのどちらかの思考癖が起因していることに気づきました。

最後は、鬼塚さんに「自分を責めずにいきましょう」といわれて、過去は過去、今は今と踏ん切りがつきました。

また、我慢癖について、湧き上がる感情に対して、こういう感情は抱いてはダメなどすぐにジャッジをする自分の存在に気づき、まずは一度受け止めてみて、次のステップとしてその感情をどう扱うか?を考えるようにしたらよさそうだなと思いました。

負の感情もそれを正の感情にしなくてはいけないということはなく、苦手なことはすべて克服しなければならないこともなく、嫌いなら嫌い、苦手なら苦手のままでもよいという新しい価値観も得て、すっりした状態で終えられました。

トレーニング中に紹介された本を合わせて読むことで、理解や言語化がとても加速したのでここにメモしておきます。

【参考図書】
スタンフォード大学の超人気講座 実力を100%発揮する方法
→読むことで自己理解がより深まります

夫婦・カップルのためのアサーション
→関係性の中に身を置いたときにどう振舞っていくか?
新たな視点が得られます。

②ライフキャリア設計ワーク

ネガティブ体験以外にも、自分の価値観が変わるようなポジティブな体験を洗い出したり、経歴を振り返る中で、今の自分の置かれている状況と自分をどう扱えば幸せになれそうか?が見えてきました。

仕事理解のワークの時に、鬼塚さんに、「プレイヤーもマネジメントも両方やりたい人なんですね」「エネルギッシュですね~」「0→1を作るところにわくわくするんですね」という言葉をかけて頂き、徐々に1年後、3年後、5年後の道筋が見えてきました。

■4つのLをどうしていきたいか?

具体的な将来設計について、4つのL、労働(Lobor)、愛(Love)、学習(Learning)、余暇(Leisure)に分けて現状と理想を言語化していきました。

私の場合、4つ全てが緩くつながり、インプットしてアウトプットする先がこの4つのどれかになっているようなサイクルが回っているとご機嫌で生きていけそうということがわかりました。 
「PDCAのようなオリジナルのPDCAがありそうですね!考えてみましょうか」と鬼塚さんに促されて考えて図解したものがこちら↓


自分にフィットする行動サイクルを図解してみた

どうやらうまく物事が進んでいる時はこの行動サイクルを回し、楽しいという状態になるようです。 

やりたいと思っていることをこの一つ一つのサイクルに当てはめて具体化していくと良さそうだという自分を扱うオリジナルの道具を手に入れました。


まとめると何を得られたか?

この35日を振り返って何を得られたのだろう?を改めて書くと


  • 「私」を捉えなおし、きちんと理解と言語化ができ腹落ちした

  • それゆえ、より自分を客観的に見ることができ迷ったときに立ち返ることのできる軸を得た

  • あいまいに描いていた未来も少しずつ具体的に考えてみようという気持ちと考え方の手法を体得した

表面上何か大きな変化ということではないけれど、どれも水面下でそもそも土台となる大事な部分。
ここが揺らぐと見えている部分も壊れていくので、このタイミングで土台がしっかり固まってよかったなと思っています。

自分の癖や行動の源泉が理解できたので、これから未来、例え一時的に周りから評価されなくても自分を認めてあげられる、自分を信じて進めると思えるようになったことが一番大きな変化です


これからについて

自分の扱い方を知り、進みたい方向とやるべきことが見えたので、後は行動、場数。 

自分がご機嫌で生きていける行動サイクルを回し続けてアップデートし続けようと思います!


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