血管性認知症

脳梗塞や脳出血などの脳血管障害のあとに認知症が現れた場合をいいます。
身体症状では麻痺が見られないこともありますが、嚥下困難や構音障害、小刻み歩行などの歩行障害を伴います。
一番の特徴は自発性の低下。
悲しくないことでも泣き出したり、おかしくないことでも笑い出したりなど感情のコントロールができにくくなります。

精神症状

・意欲の低下、自発性の低下:反応が遅い、無気力、沈んだ気分がみられる。
・感情失禁:突然泣く、突然笑うなど
・夜間せん妄など


身体症状

・動脈硬化のリスク(高血圧、心疾患、糖尿病など)
・老年期によくみられる病態(脱水、感染症など)


ケアのポイント

高血圧や心疾患、糖尿病などの動脈硬化のリスクになる合併症の治療と脳血管障害の再発予防が重要。
自発性の低下により廃用性の変化が進まないようにデイサービスなどを積極的に利用することが必要。


看護師国家試験ではアルツハイマー型認知症との違いについて問われることがあります。
きちんと覚えておきましょう。

次回はレビー小隊・・・

レビー隊長ー!

申し訳ありません。漢字を間違えてしまいました。

次回はレビー小体型認知症についてです。


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