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【旅はかわいいを拾うこと】 タイの旅 #私の旅行記  

「かわいい」を拾う旅。

「コップンカー」、「サワディーカー」と手を合わせる。タイでは、日本の会釈と同じ感覚で手を合わせて挨拶をするみたい。日本人もいただきますの時とか、お寺で合掌の時には手を合わせるけど、ちょっと違う。もっとこじんまり。小さくなりながら手を合わせているイメージ。それがなんだか、かわいい。
ちなみに、この動作のことは「ワーイ」、「ワイ」と言うらしい。名前までなんだか、かわいい。

空港からバンコク中心街に向かう時 仏像がお出迎えしてくれました

私は旅、旅行をするときが1番、自分の中の"かわいいセンサー"が働くと思う。
憧れは自分がその現地の人のように馴染んでいるような、「暮らすように旅をする」がしたい。そんな感覚で穏やかに歩き回りたいと思ってはいる。
でも、実際に現地に着くといつもと違う「かわいい」に反応して大忙し。穏やか、になんてなってられない!いろんなところにかわいいものが溢れていて、「かわいい」という言葉で気持ちも忙しなく、明るくなる。

そんな「かわいい」に目がない私が、タイで1ヶ月生活した時のこと。たくさん拾って集めた、「かわいい」のこと。


「KAWAII!」は国境も超えちゃう魔法のword。

タイで買い物に行ったり観光地に行ってまずびっくりしたこと、日本語が分かる人が多い。挨拶はもちろん、「もしもし〜」とか「これとこれで〇〇バーツでいいよ」など。「〜でいいよ」なんて言葉、どこで覚えたの?とびっくり。
そして、挨拶と同じくらい話せる日本語「KAWAII!」。日本人だと分かるとcuteとかよりもみんな「KAWAII!」を使ってくれる。
そして「KAWAII!」と言われると、買い物の手があっちでも進み、こっちでも進み。ついついいろんな物を買いそうになってしまう。「KAWAII!」と言われて嫌な気持ちになる人はいないはず。そんなあったかい気遣い?にこちらこそ「かわいい!」を贈りたい。

屋台のある道をすいすい進む車やバイクがたくさん


変わったデザインはかわいいデザイン。

住む地域によって感性?というのも変わってくるんだろうなと、来る前に思っていた私はいろんな「デザイン」を見るようにしよう、と決めていた。
あまりキョロキョロ周りを見るのはやめた方がいいよと言うけれど、なるべく斜め上からぐるっと見渡すように街を見る。意外と上にある物は見逃しがちだから、抜かりなく見れるように。

公園の中にあった空き缶で作られた屋根の側面

公園を散歩して優雅に過ごそうかな、なんて考えていてもかわいいセンサーはフル稼働。捨てられた空き缶で作ったんだろうなと分かる、かわいい屋根の柄。太陽の光が当たるとキラキラしてでも爽やかな、ポップな感じ。散歩の足を止めてついついスマホを取り出す。「優雅にデジタルデトックスしたいんだけどな〜」という気持ちなんかどこかに捨てちゃった!


切符?。優しいかわいい。

基本的に移動は「BTS」と呼ばれる電車か、「MRT」と呼ばれる地下鉄でしていた。時々、涼しいタクシーで優雅に。
BTSを使う時は日本でいう「Suica」みたいなカードを使って乗り込んでいたけど、MRTに乗った時は切符の代わりにチップのようなものが渡された。

500円玉より少し大きいくらいかな?

オセロみたいでなんかかわいいと思う気持ちと、これで大丈夫なの?という不安感と、半々。乗る時は改札のところにかざして入っていって、降りるときは改札のところにコインを入れるような隙間があるのでそこにIN。
多分、回収されて使われていくシステム。エコ!。小さくて、細かいことだけど、こういうことの積み重ねが大事だよね、なんて、こんな小さいモノ一つでも残さず意識して優しさのあるかわいいを拾っていく。


かわいいプラス蓋の裏までお忘れなく。

かわいいものはたくさんあるけれど、見た目が「かわいい」プラスで何か発見があったら、旅ももっと楽しめる。

ウィークエンドマーケットで見つけたアイス タイではゆず味の飲み物もたくさん発見
カップの裏にスプーン!天才的!!

38度の暑さの中で行った、基本土日のみ開いている「チャトチャックウィークエンドマーケット」。暑すぎて、すぐ溶けちゃうのは覚悟の上でアイスを購入。
スプーンがないから、声をかけてもらうのかな?と思っていたら「スプーンインアカップ!」みたいなことを言われて開けると、蓋の裏にかわいいスプーンが!思わず「天才的!」と日本語で声をかけてしまい、店員さん苦笑い。
小さい発見も旅の中なら、大きな声で言いたくなるくらい感動しちゃう。


好きな色は、そりゃかわいい。

好きな色って無意識に視界に入ってくるから、旅先での写真フォルダも好きなピンク色が多くなる。いや、自分から探しに行っているのかも。

有名なピンクのガネーシャ 後ろから見るとパーティーな人たちにいそう
ファッションビルのイベントを上から見ると

タイは観光地に行くといろんな物がカラフルで、ピンク色もいろんなところに。そしてタイの人たちは自分の生まれた曜日を大切にしているみたいで、その曜日ごとに色がついている。ちなみに私は火曜日生まれでピンク。ピンク好きなのは生まれた時から決まっていたのかも?!


パキッとしたかわいさ。自然と溢れる南国感。

1ヶ月生活の拠点にしていた近くには、南国っぽい木とかバナナの木が生えていたり。自然と目に入る植物が全部「南国っぽい!」と秋田暮らしの私はすごく新鮮に感じて、自然と気持ちも南国の人。

白色も太陽の光で立体感が増し増し
遺跡を覆う緑もなんとなく濃く見える

花などの植物がもともと好きなので、ついつい見ちゃうかわいい花や、気持ちいいくらいの緑は写真に収める。写真は2枚ともアユタヤで撮ったもの。遺跡がメインのところなんだろうけど、かわいいと思ったら撮っちゃう。せっかく行くんだから抜かりなくね。


仏像にもかわいい角度はある。


街中に ひょっこり、仏像

観光地の名前にハッシュタグをつけて検索すると、同じような写真が何枚も出てくることも。それなら私は別の角度からと思って、これは最寄駅から撮った写真。

見上げて見ると

こちらは向かう途中で、太陽を見ないように見上げた時の仏像。どちらも全体は写ってないけど、ひょっこりしててかわいい写真なのでお気に入り。人間も"盛れる角度"があるように、仏像も壮大な写真に撮り飽きたらかわいい角度探しをするのもおもしろいかも。



「かわいい」でさらにおもしろい旅に。

装飾がかわいい建物もたくさん

まだまだ見つけたかわいいはたくさん!有名なところ、そうじゃないところ、抜かりなく見落とさないように拾い上げる旅。

タイに行って思ったことは、「日本のかわいいも探さなくちゃ!」ということ。ほとんどのところは行ったことがないし、住んでいる秋田だってまだまだ拾えてないかわいいはたくさんあるはず。

いつも新しい"かわいい"を探していけば、どんなに近場でもわくわくする"旅"にできる!だからこれからもいろんな"かわいい"を見つけに、let's go!


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