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政府組織のダウンサイジング

昭和の時代に、政府は国営組織を「民営化」と称してダウンサイズした。国鉄民営化が一番インパクトが有ったと思います。以下は、 国土交通省鉄道局「国鉄の分割民営化から30年を迎えて」(2017) からの引用です。

(2)余剰人員対策 国鉄は、昭和40年度には46.2万人もの職員を抱えていたが、合理化により、 昭和61年度には27.7万人にまで縮小されていた。このうち20.1万人がJR 各社に採用されたほか、国鉄の分割民営化後も3年間、国鉄清算事業団によって余 剰人員対策が継続され、最終的に7.5万人が政府機関や民間企業に再就職した。

国鉄の分割民営化から30年を迎えて (PDF)

少子高齢化に伴なう政府機関の縮小は、定年退職を含む自然減なので人員整理を伴なわ無い分、楽なハズです。要は顧客 (ステークホルダー) の需要に合せて必要な部署に必要な人員を配置する。必要な人員が確保出来無い部署は廃止する。勿論、顧客対応が組織の存続に必須の部署から優先順位に従い人員を配置する。人事部の仕事です。JR東日本みたいな事態は、JR東日本の顧客サービス部門と人事部の意思疎通の失敗です。



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