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Jupiter-9 85mm F2 × ストリート

なぜか3本も手元にあるこのレンズ。
3本とも黒鏡胴のM42マウントでMC表記ありが2本、なしが1本。

Jupiter-9はマウントが「M42」「L39」「Kiev 外爪」の3種類ありますが、個人的にマウントアダプターと組み合わせた時の見た目はM42が一番好みではない。

旧ソ連のレンズはヘリコイドのグリスが固着していたり固着気味で重かったり抜けていたり。そのグリスが絞り羽根に伝わり油染みとなったりなんて個体が多い印象。

所有している3本も滑らかではあるものの少し重いです。

余談ではありますが、
店舗で直にオールドレンズのヘリコイドの滑らかさ・軽さ重さを確認するときはカメラに装着して確認しましょう。

レンズだけ持ってピントリングを回転させるのと、カメラに装着して回転させるのでは感覚に違いが生じるので。

そして、旧ソ連のレンズは製造番号の頭二桁が製造年となるそうです。
Jupiter-9は2005年頃まで製造されていたようで、所有する3本は

「1993年 MC表記なし」
「1993年 MC表記あり」
「1999年 MC表記あり」

撮り比べはしていませんが、1993年のMC表記ありとなしでの写りに違いを感じられるのかは気になるところです。

今回の撮影では一番状態の良い「1993年 MC表記なし」を使用しました。

開放での写りはどうでしょう?
色ノリは薄く、コントラストは低い。
ピントの山は掴みやすくはないと思います。
さらに、ピントを合わせた場所を拡大して確認してもフワッと甘いのでピントが合っているのかわかりづらかったりします。

中望遠の中ではお安く手に入れることができ、フワッと甘い写りがポートレート向きと人気のあるレンズです。

前玉は存在感があり、重量は352.5g(所有レンズを計測)となかなかのズッシリ感があります。

オールドレンズでの撮影は開放で。まれに絞っている時は別途記載。
ホワイトバランスはオート。現像は露光量を変えただけ。

オールドレンズ × ストリート。
沢山写真を掲載しているので是非ご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました!
それでは、また。

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