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中伝から皆伝へ

先日beatmaniaIIDXでゲーム内最上位称号である皆伝を取得した。受験資格を得た十段取得をしたSPADAからおよそ6年かかっている。このゲーム自体を本格的に始めたのはリゾアン稼働終了間近、リンクル稼働前ぐらいからだと9年弱(8年?)ぐらいかかってしまった。

リンクルの八段の Dances with Snow Fairies→灼熱Beach cide bunny→V2→gigadelicのラインナップで無駄な粘着を繰り返しすぎて一曲目の終わりで10%になってしまったり(今思うと地力不足だったところはあるが)このゲームをすっぱり辞めるかどうか考えてしまった時もあるけど続けてきてここまでこれて本当に心から良かったと思う。

これまでたくさんの人の助言や応援に励まされてきて感謝しきれない。自分もこれから皆伝を目指す人、皆伝にもう少し力が足りなかったりモチベを保ちきれない人の手助けになればいいなという気持ちと自分がここまできた備忘録の意味も込めてこの記事を残そうと思う。

プレイヤー情報

ACプレー頻度:週1〜2だったのを皆伝を本格的に狙い始めてからは週3〜4に増やした。家では絵を描きたい時間を作りたいこととBMS導入手段が面倒なのでCS含め全くやってない
(十段成り立てでノーパソにBMSが入ってた頃はちょくちょくやっていて初三くらいまでは取ってたけどここ4年近くは全く触っていない)

運指:3:5半固定、小指皿のため皿複合時には57を親指、6を中指という感じに切り替え

1日の平均クレジット数:10程度
(調子がやたらよくて時間がある時は15とかやってる時あるかも…)

苦手な譜面:高速物量(bpm180↑)全般、特に二重トリルが頻出するものはとても苦手

LM筐体での皿設定:4
(BSSでぶっ飛ばして回すタイプの譜面の時は3〜2に変えてる)

サドプラの数字:白306、緑290

とりあえずこのぐらいだろうか?練習曲は次で記述。

練習曲や選曲での意識

前述で平均クレジットが10としたがこのうちウォームアップは3クレ近く使っている。1クレだと指も完全に温まらないし目線もかっちり固定できないためなるべくしっかり好きな曲に触れる機会も兼ねて簡単なもの・楽しめるものを選んでいる。

1クレ目は☆7〜9、2クレ目は☆8〜10、3クレ目は☆9〜11くらいの配分。指が温まり、目線や判定も問題なければbpmの早い☆11やプラチナパスで☆12のいわゆる中速曲から少しずつbpmを上げて180以上のものをbpmソートで選ぶスタイルだ。

ウォームアップが足りないとノーツをしっかり見る癖と目線の固定が定まらないまま☆12を触ることで全然見えない、調子がでない状態が多くなってしまうので☆9や10を繋ぎつつスコアも自己ベストを塗り替えていく気持ちで取り組みそのまま12に意識を持っていくのが調子崩れも少なくて良いと感じる。

また、ウォームアップ前に掌をもう片方の掌で外側に痛気持ちいいぐらいまでググッと3〜5秒押し込むのを反復2回ぐらい繰り返したり、友人に教えてもらった指の関節を内側に数秒ずつ一本一本曲げて怪我防止も行っていた。おかげで腱鞘炎のような痛みに襲われたことは幸いにもない。

さて、完全に温まりきってからの練習曲はというと下記のような地力よりの高速のものから気分で※チョイスし、bp減らしや自己ベスト更新を積極的に狙っていくようにした。

Thunderbolt
恋する☆宇宙戦争っ!
The Limbo
神謳-RESONANCE
Grand Chariot
TOXIC VIBRATION
X
YAKSHA
Close the World feat.a☆ru(L)
★GuNGNiR
★Verflucht
★共鳴遊戯の華

※これら以外にも中速ももちろん混ぜたり個人差譜面も触っていた。上記の高速譜面のラインナップではないが千年の理(L)は自分が皆伝に向かうために物量に向き合うきっかけになったためこちらも金曜日なんかはディスク一枚で遊べるため頻繁に選んでいたのでお勧めしたい。基本的に全てランダムでの練習。

★は皆伝取得間際は必ず選んでいたぐらい選曲頻度が高かったのでやり込んで損はないと思う。

(悲しいことに煉獄のエルフェリアも練習に使いたかったのだが、なぜかホームの筐体でどのモードに関わらず選曲で必ず筐体の再起動がかかってしまうので選べなくなってしまった)

常々の練習で大事なことは純粋地力譜面(CN要素や連皿、ソフラン要素の少ないもの)でハードで苦労した譜面は苦手意識が薄れるまで頻繁に選び向き合うこと。
ハードしたらそれっきり触れない状態にしないことが大事かと思う。bpを1でも2でも減らしスコアも+1でも上げるために譜面をよく見る。ハードして暫くぶりに触った時に「こんなところにトリルが混ざってるんだ」「微縦連があったからコンボが切れたりリズムが崩れてたんだ」など譜面に対しての発見があるとなお良い。落ちても問題ないステージで再ハードチャレンジやハードの勝率を高めると成長が感じられるので積極的に過去の自分を超えるようにするのがいいと思う。

皆伝の勝負どころである卑弥呼や冥はbpm180超えのため高速曲が得意である場合を除いて当たり前だとは思うし誰もがわかっていると思うけれども常に触っている必要があると断言できる。

(ソフランや皿曲への耐性付け、冥、卑弥呼の練習は順番に記述する)

★ここまでの要点

・高速曲は常に触っておく習慣をつけること
・ハードで苦労した地力譜面は何度も練習し向き合うこと
・譜面に対して新しい発見ができるようにしっかり見ること


ソフランや皿曲への耐性付け

皆伝ではCNを除くソフランや皿曲への力も測られるのでどうしても避けて通れないので練習する必要があるがどうやって練習したら良いのかわからないということが多いと思う。下記の提案をしたいので皆伝関係なく苦手意識が強い人は是非一度実践してほしい。

・ソフラン耐性付け
今はすっかりソフランがものすごく嫌!というほどではなくなったが、全く見えなかった時に実力の上の友人に相談した際にもらったアドバイスは以下のもの。

「eraをフルコンできるぐらいまでやり込め」

最初に言われた時は正直「eraやり込んだところでそんなうまくなるわけないじゃん」と疑ってかかっていた部分はあったが教えてもらった通りに選ぶ頻度をとにかく増やした。(eraは二種類あるがstep mixの(A)を練習に使用していた)

ハードでトライしたところ、苦手な左手側に階段が偏る低速が当たってしまった時は平気でハードを落としていて自分のソフランのできるレベルを見誤っていたんだなととても反省した。当然POSESSION(A)の低速あたりも安定感はないし目線もフラフラで下の簡単なレベルから見直さなくてはいけないきっかけになったしいいアドバイスをもらったなと思う。

慣れてきた頃には判定文字の真下ぐらいに目線を固定すればある程度は譜面を見切れるようになったしeraはとても楽しめる大好きな曲になった。

おそらくそれなりに⭐︎12に触れるのがほとんどになってくるとハイパーやノーマルは全く触ってないケースが多くなると思うがソフランが苦手な場合にはレベルを下げて捌けるかどうかの見直しをした方が⭐︎12でのソフラン耐性の改善に繋がると思うのでやってほしい。POSESSIONや聖人の塔のハイパーとかそういうものを改めてやり直してみるのは結構効果があると思う。下の難易度ができないのに12でのソフラン曲やり続けてたって改善されない。
上で記述したeraもハイパーは8なのでnostalmixも含めおすすめ。
楽しく慣れていこう。


・皿耐性
ソフラン曲同様、こちらも今ひとつ成長できない場合にはノーマル譜面からでも戻るべし。皿曲ノーマルは結構楽しい・・。Red. by Jack Trance(N)とか・・。
個人的におすすめはSAMRAI-Scramble(H)が選びやすく、様々な枚数の皿の塊が降ってくるし鍵盤もすごく多いわけではないので集中して見ることができるのでよく選んでいる。
もちろんその他のMass曲のハイパーもたくさん遊んだ。おかげで皿に対する苦手意識は元々はそれほどなかったが以前より更に楽しくプレーすることができるようになった。慣れてきてぱっと見の枚数というか、奇数での回し方か偶数での回し方なのか数少なくとも判別できるようになった(と思う・・多分)。

本当はここに以前何度と穴が開くほど定期的に読んでいた厄さんという方が書かれていたブログの「皿曲へのエッセンス」という記事を紹介したかったのだがしばらくブログの更新がなかったためか記事が消失してしまっていて残念。

★ここまでの要点

・自分のソフラン曲、皿曲のできる難易度の見直しをする
・それらの属性を持った曲のノーマルやハイパーを楽しんでプレーできるように
 する


模擬試験を活用しての卑弥呼、冥の練習

卑弥呼、冥は負け癖がつくと精神的に辛くなるのであまり選ばない方が良いということでビンゴを作成していただいたぬちおさんからアドバイスを頂いていたのだが、実際的には負け癖以前に自分はそれらの楽曲のイントロだけで緊張してガチガチになってしまっていてそこからだった。触る回数が多すぎるのも問題だろうが触らな過ぎても緊張に負けてしまう・・どうすれば良いのか?

私は特攻大好きな部分もあって卑弥呼や冥でアシストイージーであっても地を這うグルーブゲージを見るたび「こんなの上手くなれるわけない・・」と凹む部分が多く選曲を躊躇うことが多かったのだが特攻体質と噛み合った改善策がなんとあった。これまであまり遊んでないモードに。

それがステップアップモードの模擬試験である。

こちらのモード(のフォルダ)はキャノンボーラーズから実装された段位認定曲が段位ゲージで遊べるモードである。CSでもあったプラクティスモードのようなものだ。

このモードの良いところは段位曲に入っている曲が段位ゲージでしかもランダムで練習できるのだ。正規鏡に触れずとも練習ができる。
これであたり譜面がくれば抜けるビジョンが見えて数を重ねて勝率が上がれば段位でも抜けられる自信に繋がっていく。活用しない手はなかった。
そこに気付いてからは最低1クレはそのモードを使ってそれらの楽曲を練習した。基本は3曲設定なのでどちらかの楽曲を1回多く触れるという形になった。
しおりがあれば4曲できると思うので配分は練習したいものに寄せるのが良いと思う。特に卑弥呼は1回目の低速は問題ないが2回目の低速を回復できるほどの力をつけられなかったのでギアチェンの練習をとにかくした。
結果的にギアチェンのために手前の二重階段でできる限りコンボを繋いでギアチェンで蒸発するゲージの余裕を作る必要があるなと思い最初に記述した練習曲のVerfluchtをひたすらランダムで回して打鍵の経験値を得るという形をとった。

特攻が大好きだけど2曲をスタンダードでやってもノックするほどのやる気がまだ見出せない・・という人は是非試してみてほしい。ハードでギリギリのスリル味わうの楽しいよね。しょうがない。
なおこのモードでテンキーで始まりのゲージ数を決めることができるが1回やるたびにリセットされてしまうので曲が終わった後の選曲のし直し時には気をつけて。

もちろんその二曲以外にも灼熱の練習をするのもかなりおすすめ。
嘆きは絶対触らない。


★ここまでの要点

・ステップアップモードの模擬試験フォルダを活用して嘆きの樹を除く楽曲の段位ゲージ抜けの練習をする(必ずランダム常備)

余談だが、このモードで冥のメイン6を2回抜けていて段位のミラー時にメインが6である点に気付いてからミラーでの合格を狙った。(合格も結果的にミラーだった)


段位の各楽曲で気をつけること

あまりうまいこと記述できることがないので簡素なものになるが一応・・

・嘆きの樹
触らないに限る。癖がつかなければ結構綺麗な配置でいろんな⭐︎12での経験値で事足りると思うので特筆することはない。

・灼熱Beach Side Bunny
前述の皿曲耐性がついた上で臨むとどこは全然回さなくて良い場所なのかわかるようになるので慌ててしかも続けてブン回し続けないこと。24分皿が出てくるところは入りにとにかく気をつける。早めに落ち着いて回す。
2回目のトリルを抜けた後は皿も鍵盤も見やすい方だと思うので拾える場所はしっかり拾う。終盤は間を意識せず入りだけ気をつけて回しっぱなしにすると抜けられるけれどスタミナには注意。2Pミラーはかなり取りづらかった・・

・卑弥呼
灼熱でだいぶ減ってしまったゲージは前半で稼げるだけ取り戻す。序盤の密度が全くないけどリズムが難しいところは気持ち遅めに押してゲージがなるべく減らないように・・。縦連は結構早いのでゲージがやたら減る時は間に合ってないと思うので頑張ろう・・。1回目の低速は前述のソフラン耐性がある程度つけばギアチェンは不要なはず、打鍵音をとにかく聴きながらコンボを繋ぐ。ここができない場合はハイパーで練習がおすすめ。抜けたあと軸が始まった時は軸としてでなく全体的に見て他の鍵盤と合わせて同時押しで見ることができるといいけれど難しいようであれば軸だと分かっている箇所でない部分を見て拾ってピギャートリルの餡蜜に備える。低速前の二重階段が拾えるかが勝負所かなという感じ。ギアチェンは前述のステップアップで要練習。

・冥
やってみて思ったのは前半は結構押しやすい配置な気がする(気がするだけだと思うけど・・)ので低速までにゲージをたっぷり回復。
低速力を求められるのは加速が始まるまでの間のみかなと思った。加速が始まったらメインの縦連の個数をしっかり見ることに集中。ここも卑弥呼の1回目低速同様打鍵音をしっかり効きながら叩くこと。どういう打鍵なのか今ひとつわからない場合には上手い人の冥の動画(打鍵音がちゃんと入っているプレー動画)を見るのも手かも。縦連終わりの後のトリルは餡蜜でギリギリ切り抜けていく・・階段で死なないように最後まで気を抜かないこと。


質のいいものであれば下記記事を参照した方が参考になると思うので見てほしい。
(結構何回か読んでしまった)


その他(生活面やモチベ)

一番はなんといっても睡眠!!!前日寝不足だったところの弐寺は上手くいかなくて指もうまく動かなかったり目線がぶれぶれになったりするし下手になった錯覚で落ち込みやすくなると思うのでなるべく避けた方が無難。
音ゲーしにいくぞという時は前日しっかり栄養のあるものを食べて、しっかりお風呂に入って、しっかり寝て臨もう。エナドリを使っても必ず成果が上がるわけではないのでゲーセン行くからなんとなく飲む、というやや惰性に近い習慣もあまりおすすめしない。本当に飲みたいときだけにした方が良いかなと思う。(モンエナはピンクが一番好きです)

モチベについては私は絵も趣味として持っているので音ゲーの気分でない時は絵を描く、絵が気乗りしない時は音ゲーしにいこうくらいの感じでいる。
音ゲー一本の趣味だとモチベが低い時めっきりやらなくなるなどのケースもあると思うので別な趣味も一つあると安心かもしれない。推し活、ランニングなどの運動、別なゲームなど・・
ただ皆伝を取るに当たっては別な趣味に時間を割き過ぎないようにするのも大事かも。音ゲーするときはいろんなプレースタイルを持つのがおすすめ(今日は単発をたくさんやる、⭐︎11のエクハ狙いをする等・・)無理して⭐︎12ばかりでなくても大丈夫。


最後に

先人の記事などと比べると為になる事が少ないかもしれないけれどもし一部だけでも皆伝を目指している途中の人の助けになれたなら幸い。
他に不明な点があればTwitterのリプライなどで聞いてもらえればできる範囲でお答えしようかと思う。

クリアランプ状況については下記参照で。


練習曲ではあまり記述しなかったが、皆伝前にエレクリとかクロペン!と勧められるケースが多く練習に一部プレーはしていたが一つしたにランクを下げてA+帯の周回もおすすめしたいなと思う。蔑ろにされやすいような気がするけど結構練習になる楽曲が多いような気もする。


中伝まで取れた人ならちゃんと自分に必要な要素を補う努力と頻度を上げれば取れます。私もまだこれからの地点に立ったばかりなので一緒に頑張っていきましょう。読んでいただきありがとうございました。

※2020.8.12 楽曲の表記誤りや軽微な文の修正をしました。

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