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二番煎じでもいいじゃん

心動かす言葉を生み出せるあの人が羨ましかった。 あの人の言葉は感性鋭く日常を捉え、物語にしていく。 物語は本やインターネットを通して誰かに届き、心を動かす。 あの人の言葉、物語が好きだ。 物語から奪った二番煎じの言葉を使う自分が嫌いだった。 自分で書こうと思っても何も出てこず、映画一つ見ても際立った感想は出てこない。 何より自分が書く文章が嫌いだった。 なんであの人と同じように書けない。 なんであの人みたいにこの気持ちを言い表すことができない。 自分の筆力を呪

    • 「何者かになりたい」と願う人へ

      SNSが普及し、日常になってから何年経つでしょう。 誰とでも繋がれ、何でも表現できる世界。 SNSの中では、テレビの中の芸能人も毎日会う友達も、誰もが知ってる大企業の投稿ですら、同じコンテンツとして一つの画面に表示されます。 数週間前まで自分と同じようなフォロワー数だった人が、今では有名人に。SNSで名をあげた人が、テレビに出演することも珍しくなくなってきました。 またSNSは遠い世界の知名度を表すだけではなく、身近な世間の評価も反映します。 友人の仕事の成果や恋人との写

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