見出し画像

[ソースコード&UI付]音声ファイルを連結するツール


1. 概要

台本を読んでいるナレーション2つを、交互に話しているように合成(連結/結合)するだけのソフトを作製しました。
動画編集をしている人向けのツールになります。
声優の声を録音して編集する人にとっては使えるツールだと思います。



2. ツールの動作内容


前提:音声ファイル(mp3 or wav)が手元に二つある。
それぞれナレーションA、ナレーションBの音声ファイルと呼称する。
声優さんに声を録音してもらうときは一人ずつ録音するため、フレーズが離れるときは無音時間を入れていると思います。
無音時間を判定し、交互に音声を合成する動きとなります。

例)
入力:
ナレーションA「こんにちは いい天気ですね 今日の予定は何ですか」
ナレーションB「こんにちは そうですね 今日は買い物に行きます」
空白が無音区間で4秒以上空いております。
上記の入力をいれると以下の出力(mp3 or wavファイル)がされるツールとなります。

出力:
「こんにちは こんにちは いい天気ですね そうですね 今日の予定は何ですか 今日は買い物に行きます」

会話の開始は選択可能です。また無音時間と無音判定の音圧は選択可能となっております。
さらに各フレーズに無音時間を任意で入れれるようになっております。
以下のようなUIとなっております。

実際のUI画像

3. UIの説明

UIの説明

①チェックボックス:
チェックを付けた側が最初に結合される音声となります。
②ファイル選択:
ナレーションAおよびナレーションBを選択します。
③無音判定時間::
無音時間を判定します。
④無音判定音圧:
③の無音判定時間経過かつ無音判定音圧以下であれば、無音と判定します。
無音と判定されたら次のナレーションと音声を結合します。
④ステータス表示:
未実行/実行中/完了/ERRORの4つのステータスを表示します。
ERRORはエラー内容を表示します。
例)音声ファイルを設定せずに実行ボタンを押した場合
音声1または音声2が指定されておりません
が表示される。
⑤実行ボタン:
①~③まで入力し、実行ボタンを押すと合成した音声ファイルが出力されます。


続いてはコードの紹介となります。
本記事ではコードおよび、実行ファイル:exe(windows)で動作するツールもつけております。

ここから先は

16,936字 / 1ファイル

¥ 1,000

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?