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Antou / multi adaptable pen typeC

今回は台湾の文具メーカー「Antou」から出ているマルチアダプタブルペンを紹介したいと思います。

まず私事ですが、固定の投稿である筆箱紹介が100人の方に♡をいただけて大変嬉しいです。
今後も文房具・筆記具の魅力について、ふざけることなく極めて真面目に紹介していきたいと思います。


「Antou」について

金属を主としたプロダクトが多いです。

ANTOU(アントウ)は、台湾の中西部、彰化(ジャンホワ)を拠点としたステーショナリー/オフィスアクセサリーのライフスタイル・ブランドです。

ペンスタンドやペーパーウェイトなどの製品も魅力的で、金属を前面に出した圧倒的なインダストリアル感のあるプロダクトが多いです。


もうこの見た目だけでたまらない。
この刺青彫りたい。やっぱ辞めたい。

そして今回私が紹介するのが、この「マルチアダプタブルペンtypeC」です。
マルチアダプタブルペンという名称、このペンは

ほぼどんなリフィルにも対応している

ところから来ています。
まずはそのギミックから下記で説明していきます。


-様々なリフィルに対応-

このペンのペン先は、金属で出来たチャックになっています。

こんなにも掴んで離さない。
このペンと月9の時のキムタクぐらいなもんです。

このチャックのホールにさえ入れば、ほぼどんなリフィルにも対応しているということになりますね。

やったことは無いですが、径的には爪楊枝も対応してるんじゃ無いですかね?
めっちゃ高級な爪楊枝ホルダーが欲しい。剛性感のあるほじほじがしたい。という人にも良いかも知れません。

キャップがそのままキーとなって、チャックを緩めたり締めたり出来るようになっております。

チャックを完全に緩めて‥

D型入れることも出来ます。ツヨツヨ。

あとはリフィルをホールに入れます。
そのままチャックを再度締めていけば装填は完了です。


-ラインナップ-

自分が買ったのはこの「typeC」ですが、
ラインナップとしては丸い筒型のtypeSもあります。

こちらはスタイラスも付いてます。

どちらも共通して、マグネット式のキャップになっていて、

インクの残量が小窓から覗ける

というのが特徴的ですね。

このリフィル覗ける仕様がなんとも淫靡なんです。
これ以降、刺激が強すぎて鼻血ブーになるかも知れないのでスコッティ用意してください。
鼻セレブはダメです。スコッティでお願いします。


-スコッティ-

ヤッホー!ボクの名前はスコッティ!

-スリッドから覗くリフィルの美しさ-

冒頭でも話した通り、今後も真面目に真摯に紹介していきますので、よろしくお願いします。

それでは外観にフォーカスを当てていきたいと思います。

オクタンの注射器的な格好よさがある

なんといっても最大の特徴であるのが、

リフィルの覗き窓

かと思います。これがなんともこのペンのアイコンとなっており、一際個性を放ってます。

エナージェルのオレンジ入れてます

このペンの楽しみ方として、他のペンには無い

リフィルの魅せ方

を楽しめる点が、私がこのペンに惹かれるポイントになってます。
自分はここにエナージェルのオレンジを入れてますが、特に光の加減で美しく色を放つ姿が好きで入れてます。

他にもこのようにG2規格の太めの金属リフィルなんか入れても格好いいですよね。

筆記具趣味において、視覚的な娯楽も大事な要素かと思いますのでこの辺りは魅力として余りあるものかと思います。


-至る所に散らばるインダストリアルな魅力-

◇キャップ◇

刻印でantouのロゴマークが刻まれてます

なんと言ってもこのキャップの存在感。
私は何百人という一般人の中から米倉涼子さんなら一瞬で見つけ出せると思いますが、
きっとこのキャップも、何百とペンのキャップがあったとしても1発で見つけ出せるほどの魅力が、これにはあると思います。

真鍮が全体の無機質さのアクセントになっていて美しいです。

◇ペン両端◇

ペン先
ペン尻

このくすんだ金属感‥やべ鼻血出るッ!!スコッティ!!!早くスコッティをッ!!!

先程紹介したチャックとペン尻は同じ材質の金属が使われており、なんとも重厚で素敵です。

そしてこのペン尻の部分にアクセントで何かしらの紐を結んでつけても可愛らしいです。
↓こんな風に

邪魔だから外しちゃったんだぜっ!⭐︎

そしてこの部分何のパーツかと言いますと、
実はこのペン、内部にシャープ機構を入れて

メカニカルペンシル化

も出来ちゃうんです。やばくないですか?ロマンですよね。
確か機構はシュミットのものなんですが、
その機構だけで4、5千円するんで「おいおいおい‥」ってなって試してませんが‥

◇化粧箱が格好良い◇

化粧箱もこだわってあり、金属の塊のような質感で出来てます。
これ本当に格好いいですよね。

格好良いんですが、ガチの金属塊なので割と重いのと
面取りがされてないので結構狂気的な鋭さしてます。手が切れる可能性あります。


-筆記感-

気になる筆記感ですが、

・見た目以上にかなり軽量

→軸はアルミで出来ているので想像している800倍軽いと思ってください。たんぽぽの綿毛くらい軽いです。

・重心位置も最適

→漢字文化な台湾のブランドなだけあって、日本語との相性も良いんでしょうかね。
軽く重心もいいので、かなり描きやすいです。

・とにかく筆記のブレなさがすごい

ここが1番特筆したいところです。
 先端がチャック式なので、尋常じゃない剛性感なんです。本当に感動する筆記体験が出来ます。


-ちょっと惜しい点-

良い点もあればやはり悪い点もあります。
それは人間も同じです。何度も言いますが私にはそんなものはありません。神が完璧に作り上げてくれました。

◇めっちゃ磁気帯びする◇

裏を返せば一本取るエネルギーで2本取れる優れもの

マジでキャップのマグネットで磁気帯び半端ないです。
そんなに引き剥がせない程ではないんですが、これが結構ストレス。

自分なんかはよく文房具写真撮るんですが、
ペンをやっとの思いで整列させて「さぁ撮るか」と離れると

「ねぇねぇ昨日のヒカルの動画観た観た?」

と言わんばかりに隣の金属製のペンに擦り寄ります。湿度の高い舌打ちが出ます。

ペンケースなんか入れとこうもんなら他の子も毒されてそのまた他の子に擦り寄ります。
武田鉄矢もこの時ばかりは腐ったミカンの説を飲まざるを得ないでしょう。

◇ややズレる◇

あームズムズする!!

キャップを嵌めた時の角と角が合いづらく、
キャップの3本の爪の位置を変えてある程度緩和するんですが、本当に合わない時は合わないんです。

A型過ぎて本当こういうの気になるんですよね。


なんだかんだと言ってきましたが、
本当に魅力に余りある一本だと考えています。

書きやすく見た目も無骨で素晴らしい。

胸を張ってオススメしたい一本ですね。

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