ビジネス会計検定試験の2級に合格しました。
2020年3月8日に受けた、第26回のビジネス会計検定試験の結果が届いており、無事に合格することができました。
□試験結果
合計:84点/100点中(正答数42問:誤答数8問)
■章別の結果(正答数/誤答数)
チャプター1:8/12
チャプター2:10/14
チャプター3:34/42
チャプター4:32/32
■出題分野別結果(正答数/誤答数)
企業会計の意義と制度:1/1
財務諸表:1/1
貸借対照表:0/2
損益計算書:3/4
連結包括利益計算書:1/1
株主資本等変動計算書:0/1
連結キャッシュ・フロー計算書:1/1
付属明細書と注記:1/1
財務諸表分析:1/1
総合問題1:26/30
総合問題2:7/7
貸借対照表は勉強中も苦手意識がありましたので、それが結果に反映されてしまいました。しっかりと復習したいと思います。
□プロフィール
・経理の経験/BtoB営業の経験がないため日頃から財務諸表に触れる機会はほとんどない。
・日本商工会議所の簿記3級・簿記2級の勉強をしていた時期があるが、試験は受けていない。テキストを熟読していたのみ。
・ビジネス会計検定試験の3級は持っていない。
□受験の目的
”売上”至上主義だった営業マネージャー時代を経て経営企画部に異動になったことにより、会社の”利益”に目が向くようになりました。
”利益”には様々捉え方がありそうだということを身に染みて感じることが増えてきたため、体系的な知識の獲得を目指して受験を決意しました。3級ではなく2級にしたのは、多くの企業が連結会計であろうと考えたからです。
□受験をしてみての感想
結論としては受験して良かったです。簿記と違って損益計算書、貸借対照表、株主資本等変動計算書、キャッシュフロー計算書などに表れる数字の”捉え方”を体系的に学びたいという目的が達成出来たからです。
特に日経新聞を自然と財務諸表を頭にイメージしながら読むことができるようになり、以前よりも情報の理解度が高まっていると感じます。これからは得られた知識を業務に活かしていきたいと考えています。
□利用したテキスト・問題集
ビジネス会計検定試験公式テキスト3級〔第4版〕
ビジネス会計検定試験公式過去問題集3級〔第4版〕
ビジネス会計検定試験公式テキスト2級〔第4版〕
ビジネス会計検定試験®対策問題集2級(第5版)
※公式過去問題集の解説は多くを語らず、公式テキストを参照させるスタイルです。3級の学習を進めている時点でそのスタイルに使い勝手の悪さを感じたため、難易度が上がる2級では別の問題集を採用しました。
□勉強時間
1月中旬まで別の試験勉強があったため、勉強を開始したのは1月下旬からです。また、繁忙期ということもあって出勤日は勉強時間を確保できず、休日にまとめて勉強をするようにしていました。
・ビジネス会計検定試験公式過去問題集3級〔第4版〕を三周→およそ30時間
・ビジネス会計検定試験®対策問題集2級(第5版)を四周→およそ50時間
+1年ほど前に簿記3級と簿記2級の勉強を合計で50時間ほどしていました。
ネット上では他の方も合格に必要な勉強時間を100~200時間と記載していますが、およそ妥当な勉強時間であるように感じます。
また、過去問を一度も解いていないため、本番形式の問題に触れる機会がないまま本番を迎えました。結果オーライではありますが、試験中は思ったよりも時間がかかるなと感じて焦るシーンもありました。ペース配分を把握するためにも、一度は本番形式の問題を解いておくべきだったと反省しています。
□勉強のコツ
テキストを読み進めるよりも、とにかく問題集に繰り返し取り組んで、理解できないところをテキストを読んで理解するというサイクルをおすすめします。知識を増やすというよりは、知識の使い方まで理解しているかを問われる問題が多いからです。
また、公式の過去問題よりも「ビジネス会計検定試験®対策問題集2級(第5版)」は解説がすぐ下にあって分かりやすため、とてもおすすめです。本番会場ではちらほらこの問題集を持っている方を見かけました。
□おわりに。
簿記2級の取得を諦めた私ですが、ビジネス会計検定試験は実業務にも繋がるイメージが沸いたため勉強があまり苦になりませんでした。
「簿記は気が重いけどビジネスに関わる会計知識は覚えておきたい。」
「様々な会計の本を読んでみたけど、ビジネスで使えるほど体系的に知識得られていない。」
などのように考えられている方にはおすすめな試験です!
昨今の情勢もあって家での時間が増えていると思います。これを機に会計知識を得てみるのはいかがでしょうか。
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