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休職5ヶ月目のよしなしごと

贅沢な悩みだと思った。届いたものは愛だったのに、そこから感じたものが孤独だっただなんて。

先月、松永ねるさんからお手紙をいただきました。

個人的なやりとりではなく、こちら(↑)のプレゼント企画に応募させてもらったことによるものだったのですが、とても嬉しかったです。家のポストを開けたら、チラシでもメール便配送の購入品でもない、”お手紙”が入ってるんだもんな。いくら企画と言えど、それはわたしに宛てられた愛以外の何物でもない。

なのに、いや、だからこそ、自分の中で折り合いをつけられない感情に見舞われたりもしました。
わたしだけが特別なわけじゃないのに、企画に参加した人みんなが同じようにお手紙を受け取っているのに、自分は特別だと思いたくなってしまう気持ち。
わたしも昔は手紙を書くのが好きだったのに、いつのまにかそういう習慣から離れていて、久しぶりに手紙というものを見て「自分とは違う人間の存在」もっとかみ砕くと「今の自分にできない、手紙を書くという行為を、日常的に行える人」というのが眩しく思えて、どこか寂しくもなってしまった気持ち。
自分が「みんな」と同じである必要はない、ねるさんもまた「みんな」ではなく「ねるさん」なのだとわかっていながらも、羨ましく思ってしまい、自分との差に愕然として、孤独に気づいてしまって…

などなど。挙げだしたらキリがなかった。

孤独感については、なかなかうまく言語化できないテーマでありながら、先月も書いていました。

わたしは人づきあいが得意なほうではないから、限られた友人としか交友関係がないのだけれど、彼女たちとは休職中でも連絡をとっている。
(中略)
じゃあなんで孤独なんだろうって不思議に思うんだけど、連絡をとらないことだけが孤独、なわけじゃないっぽい。取るにしても、お互いの状況が違いすぎると、寂しく感じるというか。
わたしの友人は独身の子が多くて、だいたいフルタイムで働いている。休職しているわたしが「お疲れさま」だなんて声をかけたらおかしいかな、とか、そういうことを考えてしまう。

10/8投稿「休職4ヶ月目のよしなしごと」有料部分より

要は、自分と違う人に対して、うまく接することができないんだと思う(ねるさんのことであれば「手紙を書ける人」、引用記事における友人であれば「仕事をしている人」という側面から見ての、”違う人”という認識)。その、ボタンの掛け違いみたいな小さなずれが、今のわたしには「孤独感」という大きな暗い穴のように見えてしまっているということ。

あくまでもわたしの受け取り方の問題であって、相手方にはなんの非もないんです。
だからこそ、このnoteを書けているというか。(もし、相手に対してなんらかの責めるような気持ちとか1ミリでもネガティブな要素があれば、わたしはこういう風に書いて公開することができないです。100%自分の側の話だなって思っているから、好きに書いているのであって。わたしの中ではそれが当たり前だけれど、誤解を招きたくないから、念のため注釈をつけました。)

これまではっきり書くことは避けてきたけれど、わたしが現在休職している理由は、うつ病です。
病気になってから、「うまく考えられない」ことが増えたな~と思う。もともと、考え事が好きで、悩んでいる時間すらも、つらいというよりは「悩むの楽しい」「考えようによってどうとでも捉えられるじゃん✌」みたいなタイプだったので、考えすぎて思考停止したり負のループにハマりこんだりしても、気づかないことがしばしば。わたし自身が持つそういう性質と、病気の症状とを、どこかで混同してしまったのだと思います。気づいたときには、うつでした。

まあ、わかっていながら病気になっていく人ってあんまりいないだろうし、ある程度はみんな「気づいたら倒れる寸前」とかで、しばらく休んで「いや~、あのときの自分はほんとに大変なことになってたんだね」と気づくようなパターンが多いのかな、とも思いますが。
ただ、わたしの場合は「そういう性格だから」「前からそうだったでしょ」という認識でもって初期症状を見逃してしまっていたフシがあると思うので、余計にタチが悪い。

…話が逸れたけれど、そういうわけで今のわたしは「考えること(考えるという行為)」に時間がかかるようになっていると感じます。
松永さんからのお手紙だって、いただいたの、いつの話よ。
随分たつのに、今やっと、こうしてnoteに書いている。

お手紙ありがとうございます!わーい!!みたいなテンションの記事、書きたかったな。書けなくてごめんなさい。せっかく愛を届けてくださったのに、そこから孤独を拾い上げてしまって、長い間ちゃんとしたお礼も言えず(受けとってすぐに簡素な到着報告はしましたが)、もどかしかったです。

でも、孤独を感じるっていうのも、大事な感情の揺れ動きだったな~と思っています。そのきっかけがたまたまお手紙だったから救われたけど、もっと別のタイミングで孤独と対峙していたら、打ちのめされていたかもしれないな、とも思うほど。
相変わらず、ちゃんと言葉を紡ぎだすことができない…でもこのnoteは公開します。後悔したら、有料設定に変更しようか(小声)。

久しぶりに長文書いたな。それでは、また。

七志野さんかく△

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