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最近の一年間のこと (2019/02~2020/02)

ちょうど1年前の2019年3月あたり ~ 2020年3月(現在)の1年間、何をしていたのか、まとめていきたい気持ちです。

■2019/3 株式会社フラミンゴ CTO退任

大学4年生の終わり頃からほぼ創業メンバーとして3年間コミットし、去年の3月末でCTOを退任しました。
よく驚かれるのですが、フラミンゴに入った初期の頃は、自分がコードを書いていませんでした。当時は、新規ユーザー獲得の施策を考えたり、PMFに向けサービスの設計やビジネスモデルについて代表と延々と話していたような記憶が残っています。その後、プロダクトを0から作る段階で、自分がコードを書くことになり、かなりの時間量を費やしてプログラミングを勉強しながらサービスを作っていました。私は元々、プログラミングは大学の授業で情報科学をさらっと学んだ程度で、Webアプリケーションをゴリゴリ開発するとかは全く出来ませんでした。生物や化学の勉強のほうが好きで、4年生には別学科の研究室に配属するくらいには、情報系の勉強が嫌いでした(笑)
プログラミングの勉強をしながら半端ないスピードで開発していかなければならないことにかなり苦しみましたが、なかなかできない良い体験だったと思います。
サービスのリリース、東京への事業拡大、資金調達を同時にした後、急増したユーザー数とトラフィックを捌くため、ゼロから作るのとは違い、初めてのサーバ負荷との戦いを繰り広げつつ、Androidアプリ&Webサイト開発のディレクション、などをしていました。
サービスが大きくなるにつれ、自分一人でできることが限られていますし、フラミンゴがより大きなインパクトを出すために、それまで小さな慣れ親しんだチームで開発してきたのとは違い、優秀な人を採用してチームを大きくしていくことが必要でした。会社としてのフェーズが段々と代わり、経営、組織作り、採用にも時間を割き、その間も開発をしていました。
日々、あらゆる面で自分のスキルや経験不足により出来ないことが多く、それを自分自身が一番身に沁みて感じていたと思います。しかし、それが自分の成長をより促進させてくれたと思います。少人数のスタートアップにおいて、個人の成長やスキルが会社の成長を大きく左右するのは、自分にとっては挑戦であり楽しくもある部分でした。また、周りには、自分の力だけではできなかった成長をショートカットさせてくれるような強い大人の方達の応援もあり、とても恵まれた環境だったと思います。
フラミンゴは、(当時の数値では)登録講師数 5,600人を超え、日本で一番外国人講師数の多いサービスだったと思います。自分にとって何か日本で一番になれたプロダクトを持てたことは非常に光栄で嬉しく思います。

■2019/3~5 アル株式会社 フリーランスでエンンジニア

フラミンゴにエンジェル投資して頂いていたけんすうさんわださんにお世話になり、アルの開発をお手伝いさせてもらうことになりました。
フラミンゴの時からとてもお世話になっていた和田さんからは、「今はなんでも好きなことできる時間だから旅でもしてきたら?仕事は気にせず休みたいなら遠慮なく言ってね」というめっちゃ優しいアドバイスをもらい、遠慮せずおやすみもらうことに。笑
元々アニメオタク気質なのですが、アルのせいで(コラ!)、漫画がめっちゃ好きになってしまいました。

■2019/5~6 アメリカ サンフランシスコ~ベイエリア滞在

この3年間日本のIT系スタートアップ界隈にずっといたので、日本だけじゃなくて、行ったことのない本場のいわゆる"シリコンバレー"を実際に見てみたいと思い、1ヶ月くらい滞在することにしました。
airbnbで起業家やエンジニア/デザイナー、インターン生などが宿泊するシェアハウスを3-4つ予約して、1週間ごとに転々としました。
ベイエリアに住んでいるエンジニアの方が家を貸し出しているという情報をtwitterで知り合いから教えてもらい、最初の数日間宿泊させていただきました。
その方から渡米前にFacebook, Amazon, メルカリのエンジニアの方に繋いでいただき、のちのち物凄くお世話になりました。笑
(ここの話はかなり長くなるので、別の記事にする予定ですが、入国のイミグレーションで大変な目にあったという話。※その時のtweetが↓、正しくは"税関"ではなく、"入国審査")

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元々全く知り合いがいない中の渡米だったのですが、会う人会う人がいい方ばかりで沢山の縁を繋いでもらいました。日本人の起業家やエンジニアにもお会いし、Google, Facebook, Amazonなど見学してお話を聞いたりさせて頂きました。その後も滞在中何度かお会いして、1週間などの超短期ではできなかったような日々を過ごせました。(旅行にしては長期のため入国がかなり大変でしたが)1ヶ月滞在して良かったです。
また、上述したシェアハウスに住んでいる人達とも交流ができたことは、今までの自分の価値観や考えをアップデートさせるものでした。
YC卒業したての起業家や、YCにapplyするために世界中から集まってきているエンジニア達、数学者からエンジニアになるために必死で勉強をしている人、GAFAと呼ばれる一流企業で高額な年収を得つつも自己資金で起業するためにシェアハウスに住んで貯金をしている人、スタンフォード大学のPhDでAIの研究をしている人、などなど。
ネットや本の中でしか知らなかった人達と一緒の家で時間を過ごし、日々本当に楽しかったです。

■2019/6~ Anique株式会社 フリーランスでエンジニア

アメリカから帰国後、フラミンゴで技術顧問をして下さっていた(当時メルカリでCTOをされていた)そうたろうさんと絶賛時差ボケ中(笑)にお会いし、エンジェル投資されているAniqueというできたてのスタートアップをお手伝いさせてもらうことになりました。
開発はサーバサイドがメインで、それまでRuby on RailsでRESTful APIよりGraphQLにしたいかもということだったので、どちらにするか検討した上で、graphql-rubyを導入しました。初めてのGraphQLでしたが、これまでRESTでやってきていた自分としては、RESTよりフロントとの開発が進めやすい開発スタイルを実際体験できたのが良かったです。
これまで開発スタイルとしてはある程度雑でも早くリリースしようとしてたのですが、ここではスピードも大切だけどわりと丁寧にちゃんと作っていこうって感じでやる方達と一緒にやっているので、技術力よりもちゃんとコード書くっていう気構えが身に付いたかなと思います。
(現在も少しだけですがAniqueさんのお仕事続けています)

■2019/7~8 heySTORES.jp フリーランスでエンジニア

フラミンゴに投資して頂いていたheyの佐藤さんにアメリカ行く際にもお世話になり、帰国後お会いして、STORES.jpがRuby on Railsなので少しお手伝いさせていただくことに。
フェーズや業務内容的に少しマッチしない部分があり、残念ながら短期となってしまったのですが、社内の雰囲気や文化を知れたのが良かったです。

■2019/10 中国(視察?)旅行

シリコンバレーの視察?旅行を終えた後、こちらの本を読んで中国への興味が爆上がりしました。(アフィリンク貼ってます、いい本です、皆さん是非ちゃんと踏んで買ってやってください)
もちろん、ここ数年の中国のITビジネスの盛り上がりがいかにすごいかはネット上からの情報では知っていて興味はあったのですが、ある人から「今シリコンバレーを見たなら、同時に中国も見に行った方がいい。同時期に見ることで比較ができる。中国の動きが早過ぎて、後からでは状況が変わる」とアドバイスをいただき、確かにその通りだと思い、まず1冊目の本を読み始めました。
1冊目の本は、ネットから得ていた"なんとなく中国のスタートアップがすごい"という私の漠然とした認識を、あらゆる分野のITビジネスごとに数値を元に解説してくれたこの本が大きアップデートしてくれました。読んでいる時はとにかくワクワクしていました。

2冊目はタイトルが気になって購入しただけなのですが、ここ1年で読んだ本の中で1番といっても過言ではないほど自分にとって良書でした。
中国だけに言及している本ではないのですが、これまでのテクノロジーとビジネスの繁栄してきた歴史の解説、現状の中国・アメリカなどで起こっているデータ資本主義、次のフロンティアはどこか、などなど...。
そして、少し時間を置いて、気づいたら中国行きへのチケットを買っていました。(半分嘘です)

これらの本を読んで、
・そろそろ中国語もできないとやばそう
・英語だけじゃなくて中国語もできないと得たい情報が自分に入らなくなってきてしまう(触れる/インプットできる情報源や情報量を増やしたい)
・これから何かしようと思った時、英語か中国語がしっかりできないとやばそう
などなど思い(言ってること全部同じですが笑)、色々調べつつ、語学を学ぶにはその言語が使われている国で勉強するのが一番早いので、いきなり学校に申し込んでも良かったのですが、突然長期滞在して文化や土地が自分に合わなかったら結構つらいので、とりあえず一度中国を見に行こうと、チケット買ってました。

最初は、中国のシリコンバレーと呼ばれている深圳(深セン)に行きました。10日間ほど滞在する予定でしたが、6日間に短縮し、その後、なんとなく台湾へ渡り、3日間だけ滞在。
その後、上海へ向かい、行きたかったアリババのお膝元の杭州にも行きました。
いわゆる視察みたいなことは、深センで最初の数日しかやらなかったです。というか、ほとんどの現地の人が英語話せないので、中国語が話せないとコミュニケーションが取れない。この時は、外国人がWechat Payを使うことができないという状況も重なり(途中から裏技で使うことができましたが)、本当に最低限の生活レベルで精一杯でした笑。
こんなところに中国語が全く話せない自分が長期滞在したらやばい、と思い、最低でも英語が通じやすい台湾で最初は中国語を勉強するのが得策かと思いました。日常生活で使う中国語くらいは分かって中国本土行ったほうが断然楽です(当たり前だ笑)。

■2019/12~2020/2 台湾の語学学校で中国語を勉強

中国旅行から帰国して、台湾の学校の語学コースを申し込みました。
なぜ台湾かというと、今の自分の語学力では(謝謝とニーハオしか知らない)、中国本土では最低限の生活レベルを担保するのにかなり苦労することが分かったので..。
台湾の3日間の滞在で、親日であり皆自分に優しい、英語が通じやすいと感じました。謝謝とニーハオしか中国語が分からない自分にとっては、初めは英語が少し通じた方が語学の勉強は捗るかと思いました。また台湾は繁体字で、日本語の漢字に似ているので馴染みやすそうなのも理由としてありました。
台湾の語学学校といえば、Google検索で無限に出てくるので、学校選びにすごく時間かかります。
学校選びに時間が無限に溶けていきそうなことが分かったので、とにかく一番留学生を受け入れていて、サポートが厚そうな一番有名そうな台湾師範大学を選びました。結果的に、この学校にして良かったです。
3ヶ月間ここで中国語を勉強しましたが、謝謝とニーハオしか分からない状態から、友達との会話は半分英語・半分中国語で話すくらいになりました。
日常的なお店の人との会話や、友達とのチャットなら殆ど中国語でできるくらいです。
半年勉強すれば日常会話は普通にできるくらいまでにはなるだろう、と事前の情報収集している時に思っていたのですが、3ヶ月で生活がだいぶ楽になったので、あと3ヶ月やればもっと流暢に色々なコンテンツに関して話せるようになるのだろうなぁという所感です。

■その他この1年間で定常的にやったりしていたもの

・youtubeでアメリカ、中国、台湾の文化、語学など勉強
・本読む(読んだ本もnoteにまとめていきたいかも)
・フィルムカメラ
・漫画、アニメ
・開発
・人と会う

〜やってないけどやりたい(かもと思っている)こと〜
・また台湾で中国語の勉強続きしたい(今コロナでできない)
・フィルムカメラの写真教室でカメラの勉強したい(今コロナでできない)
・もう一度スタートアップやりたいかも、それか、強い人達と超少人数のチームでサービス作りたいかも
・自分のポートフォリオのwebサイト作りたいかも
・在宅時間が長いので、arduinoなどで電子工作に入門して、家のあらゆるものをIoT化してみたい
・MOOCで情報科学系の基礎を半年くらいで再勉強したい
・本もっとたくさん読みたい
・英語の勉強もしたいかも

という感じです。

ここで一旦この1年でやったことまとめを終わります。
それぞれのコンテンツを深く書きたかった部分もありますが、ここでは長くなるのでできるだけ短くしました。また、時間があり気合いが出たら別記事でまとめたいかもです。

面白い人たちを面白いことをしたいなと思う3月31日@家でした。
明日から4月なので、コロナ対策をしつつ、がんばりたいと思います。

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