重力モデルを検証したら世界が見えた。その二

今回の記事は前回の記事の続きです。以下のURL参照

気づいたこと

内陸国は小さい

これ、前の記事に書いたんですけど、それほど大きくないかもしれません。なぜなら、内陸国がそもそも貧しいこと、内陸国でも資源があれば十分大きくなることなどがあげられます。
例として、経済規模が同じくらいのジョージアとアルメニア、マルタで比べたいと思います。ジョージアとアルメニアは輸出品が大体同じです。2倍以上あります。

貧しい国は小さい

経済規模が小さいとやはり小さいです。この辺はGDPを調整してもいいかも。アフリカの国々やネパールなどはどうしても小さいです。

例として、南アジアの図を写しました。あまり開発の進んでいない地域では小さい傾向が大きいです。

南アジアでのAの値

資源国は大きい

日本が、資源輸入国であるからか、資源の輸出国はすごく定数が大きくなります。
例えば、OECDで並べたとき。見てわかる通り、圧倒的にチリやオーストラリアが大きいことがわかります。

他にも、南米のパラグアイとボリビアでは経済規模はほぼ同じで内陸国、距離も同じくらいですが、ボリビアは天然ガスなどの鉱物を輸出しているため、値が5倍くらい違います。

ボリビア  60.42
パラグアイ   12.19

政治的なつながり

また、つながりがない(経済制裁されているとか)国は小さいです。ほんとに小さいです。
例えば、ベラルーシは0.74 、キューバは0.12、イラン(0.399)北朝鮮(GDPのデータがないので数値は出せないが、貿易額から見て、おそらくほぼ0)

地域ごとの差

こう見ると、ヨーロッパや中東、アフリカなど、地域ごとに分けてみる必要もありそうです。とりあえず、東アジアと東南アジアを見てみましょう

 韓国と中国が小さいのはGDPの高さもありますが、距離も関係してます。特に中国では経済の中心は北京ではなく上海などと考えるともっと大きい可能性があります。
 東南アジアはやはり大きい。


中東の定数Aの一覧

中東はさらに大きいです。恐るべきオイルパワー….
他の国は経済制裁だったり内戦で荒廃していたりで、世界で見ても最低レベルです。

中央アジア

内陸国の影響をもろに受けている国です。まあ、鉱産資源の輸出は基本船だからね仕方ないね。

最後に

今回距離として用いたのが、首都間の距離で、実際にはもっと短かったり、長かったりする可能性があります。特に、アメリカやカナダなどは東海岸に首都があるため、実際よりも定数が大きい可能性があります。次はどうにかしてこの補正をやっていきたいと思います。なかったら、没です。

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