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山陰紀行

自己満note#6です(タイトルに書くのやめた)
新鮮な記憶で、ただ行ったとことか食べたものだけじゃなくて感想とかも残したいと思い記録してます。




踏破状況(2023.8)

現在、47都道府県全踏破を目指して旅行中です。

今回旅した山陰地方(島根県・鳥取県)を経て、残りは4県になりました👦

薄緑(千葉県):居住
深緑(北海道など):2021年より前
ピンク(滋賀県など):2021年
水色(青森県など):2022年
赤色(新潟県など):2023年


2023.8.29現在

来月富山(ワンチャン和歌山も)いける可能性があるので、それが終われば残すは宮崎・鹿児島だけ…夏休みと春休みだけでコツコツ旅してきたけど、ついにここまできたかという感想。

ちなみに、踏破の基準として『降りて観光地を歩く or ご当地のご飯を食べる or 宿泊する』 ことで初めて『行った』カウントしています。つまり空路の経由地や鉄道の通過地、車中で通り過ぎる中でコンビニやSA、PAに寄っただけの都道府県はノーカンにしてます(富山県は金沢行きの夜行バスに乗った時、有磯海SAに立ち寄ったことはあります^^)

Day 1 広島空港→島根県

フライト 成田→広島

搭乗便
成田国際空港(NRT)07:15発→広島空港(HIJ)09:10着
SPRING JAPAN IJ621 普通席

学生・庶民の味方・LCC。
JALと中国の春秋航空の共同出資で運営されているらしい。
中国メインで就航していて、日本では成田⇔新千歳・広島・佐賀 を結ぶ。
広島方面になぜか頻繁に出かけてる僕にとっては非常にありがたい会社です。

行きは2ヶ月くらい前から旅程が決まっていたのでかなり早い段階で予約したのと、時間がかなり早いってのもあり…6000円くらいで飛ぶことができました。

早朝の便なので今住んでる市川(ほぼ東京)からでは始発でギリギリくらいなので、成田空港を使う時は成田の実家が鬼活躍してくれます。おかげさまで5時45分起きくらいで間に合いました^^

ANAとかJALに比べて国内のLCC系は(JetstarとかPeachとか、各社の細かい規定がどうなのか詳細にはわからないけど)搭乗までの手続きもめちゃくちゃ簡素だから前まで20分前とかに行ってチェックインしていたような記憶があったんだけど、
SPRING JAPANの航空券をあらためて前日に見返したら『搭乗の35分前にチェックインを締め切ります』と書いていたから自宅の出発時間を急遽早めることに。

LCCは、サービスが簡素な分、航空券を安く提供してくれています。
サービスが簡素とはいえ、国内線で1~2時間乗る分には全然気にならない程度。
注意点は3つ
・フライトが諸事情(天気・機材繰り・緊急事態)により中止になっても返金されない
・フライトの時刻に間に合わなかった場合、容赦無く置いていかれること

手荷物の上限(一番安いプランで7kg)を超えると追加で結構お金とられること(手元のバッグとスーツケースや旅行バッグなどの大物を足して7kg)

例えば、LCCで沖縄に行くのは個人的にかなりハイリスクだなと思います。
沖縄のシーズンといえば、相場は夏休み。海水浴や南国レジャーを満喫する目的で向かう方がほとんどだと思います。
8月上旬に那覇空港が2日連続で閉館し、多くの利用客が空港に取り残された−という報道があったように、沖縄の夏には台風がつきものです。
東京が晴れていても、沖縄が台風なら当然飛行機は飛ばないので、1ヶ月も2ヶ月も前から航空券も押さえてホテルも押さえたのに飛行機が飛ばない!なんてことになったら、せっかくLCCで安く旅行しようとしたのにかえって大金をドブに捨てるはめになったり…
同様のリスクは今回向かった広島にもありえますが、これはリスクの発生確率と各々が許容できる支払額の天秤だと思います(任意自動車保険に入るかどうかの葛藤と同じようなもの)。

手荷物に関しても、3泊4日で現地で洗濯1回するとして着替えを3着+その他旅行用品をスーツケースに入れて…となると、かなりの重量になるはず(スーツケース本体の重さも当然含まれるため)。そこに、なかなか旅行に行くことがない場合や、親戚関係、友人関係、会社関係とかが多い場合には大量のお土産がプラスされるので、行きは大丈夫だったのに帰りはオーバーしちゃいました!みたいなパターンもあるあるです。

現地で何を買う予定か(お酒とかの瓶ものはナメたらアカン)、まとめて宅急便で送っちゃうのか自分で手荷物として持ち帰るつもりなのかなど、色々考えた結果帰りの荷物が7kgを超えてしまう自信があるなら先に追加手荷物の登録(別途料金)をしておいた方が安く済みます。

自分の山陰旅は、夏だったのもあり服も最小限、スーツケースは重すぎるからトートバッグで少しでも軽く…という感じで行きの荷物は3kgくらい。帰りは瓶1本とお菓子数箱で6kgいかないくらいでした。

当然だけど、墜落事故の確率が格段に上がるとかそういうリスク込みの価格というわけじゃない(整備はJALやANAなど、格安航空の母体がそれぞれ自社で持つ整備機能を使用しているらしい)ので、そういう点に関しては安心して乗っていいと思います。

機内から見えた富士山
成田近郊上空

▼ SPRING JAPANについての引用元

▼ 那覇空港に関しての引用元

1日目午前 広島空港→出雲大社(島根)

広島に09:10に到着し、タイムズレンタカーを借りて島根に向かって出発。
空港最寄りのガソリンスタンドは、『激安!レギュラー205円!』という頭がバグる表示をしていたり。
今、ガソリン価格結構上がってるから今回確認した限り島根・鳥取の大部分は185円〜189円、岡山は182円〜185円くらいの感じでした。
その辺も考えながらどこまで公共交通機関にしてどこまで車にするかとかも決めないといけないかもですね^^;

出雲大社方面には、高速を使って中国地方をぶったぎる形で移動。

Google Mapより

稲佐の浜

広島方面から出雲大社に着く直前に、日本海側に接するルートがあります。
青々しためちゃくちゃきれいな日本海に沿って車を走らせると、出雲大社のすぐそばに稲佐の浜という海岸があり、観光地になってます。

大国主大神と建御雷大神の交渉の舞台としてとか、疫病に悩むある地域の住民が、出雲大社に平癒の祈りを込めてお供物を川に流したところ、巡り巡って稲佐の浜にたどり着いたとか、出雲大社にまつわる伝説(日本神話)にもたびたび登場する有名な浜辺らしいです。

見物に訪れる人も意外と多く、賑わってました。

稲佐の浜

出雲大社

車を泊めて歩き出すと、目の前に今までみたこともないようなでかさの七五三縄(しめなわ)を掲げる建物があり、多くの人が参拝していました。

この建物はガチのメイン建造物ではないらしく、右手側に進んでいくと見えてくる、重要文化財のため立入できないエリアがほとんどの施設が本殿らしい。

本殿ではないけど、お参りするのは大体ここっぽい(?)

国旗もなんかすごいデカくて、風に揺られてめちゃくちゃいい感じになびいていました。語彙力を失いつつ、『日本のはじまり』をなんとなく感じました。

特大サイズの日本国旗がダイナミックに靡いていた。

僕ら、全然立地を知らなくてサイドから入構してメインの入口から出ていくルートを辿ってしまったことに後から気づいたんだけど、メインの鳥居から街を見渡したらめちゃくちゃ綺麗で写真映え〜!って感じでした。
デカすぎる松の木からも日本らしさと歴史の長さを感じるいい写真が撮れました!

この鳥居の先が門前町のようになっていて、両サイドに新旧多くのお店が軒を連ねていました。

出雲大社側から出雲の街を見るとめちゃくちゃきれい。

お昼は出雲そば(五段そば)のお店で食べたんだけど、後情報で出雲そばが日本三大そばであることを知った。
日本三大そばは、岩手県のわんこそば、長野県の戸隠そば、そして島根県の出雲そばらしい。
わんこそばは去年の東北旅行で、戸隠そばはめちゃくちゃ昔の家族旅行でいただいたことがあるので、結果的に日本三大そばを制覇していた。

店員さんが食べ方を教えてくれて、
まず上の段につゆと薬味(5分の1)をのせる
→食べ終わったら2段目につゆを流し、足りなかったらつゆを足しながら次の段へ
→最後に蕎麦湯をいただいて終わり
らしい。
なんで五段に分かれているのかとか、そのあたりは正直不明だったのであとで調べておこうと思います^^

麺類の中ではそばが一番好き。おいしかった。

お昼ご飯を食べたら、カフェラテを買って門前町を眺めつつ、夜のためにクラフトビールを1本こしらえて次の目的地へ。

島根ワイナリー

お酒類の中でワインが一番好きだと自称する(全部好きだし時期によって順位がめまぐるしく変動するため参考にならない)僕が今回の旅で一番楽しみにしていたといっても過言ではない場所。
ワインが売っているだけのショップではなく、ワイナリー前の芝生広場には軽食の屋台が出ていたり、別館にレストランがあったり、自社製造(ワイナリーだからね)のワイン工場が無料で見学できたり。首都圏には作ることが難しいような広い敷地に色々な施設があった。

ショップにはえぐい量のワインが立ち並び、子供向けにぶどうジュースも販売していた。ワインに合うおつまみや色々な場所によくある、ご当地の箱菓子とかも置いてあった。
ワインとジュースの試飲コーナーが設置されていて、車で来ていなければワインを飲み比べして気に入ったものを購入することができる仕組みになっていた…。悔しい。
出雲大社のすぐそばだったので、付近に宿をとって歩きやタクシーで来るか、同行者に土下座して明日の運転を約束しつつ自分だけ試飲するかしかなさそうだけど、個人的にお酒はみんなで飲むから楽しい派閥の人間なのでみんなで飲みにこれる状態をつくってぜひもう一回行ってみたいなと思った。

本来の買い方は絶対試飲→お気に入りで間違いないな、と思いつつ、せっかく来たから赤白の350ml瓶を直感で2本セレクトし、晩酌用に購入。おつまみにチーズを鰹節のようにカットした『花チーズ』を2袋、これも晩酌のお供に買った。

家族土産用には、720mlのシャルドネ『縁結』を購入。名前がめちゃくちゃ出雲っぽいので、近日家で飲むのを楽しみにしています。

友達が映ってる写真しかなかったので、最低限の加工をして載せちゃう。
大量に陳列されたワイン。圧巻。

宍道湖

島根ワイナリーをあとにし、夜を楽しみにしつつ宿方面に車を走らせる。

宍道(しんじ)湖沿いをドライブすると、すぐそばにある『出雲縁結び空港(出雲空港』に着陸する航空機が宍道湖の真上をダイナミックに通り過ぎていった。

あらためて、湖にドボンせずにちゃんと着陸するパイロットの技術力に感服しました。
ドライブ中にちょっとした駐車場があったので、宍道湖のすぐそばまで降りてみた。

湖の印象よりも、バッタが大量に飛んでることの方が印象的だった。
ショウリョウバッタとかトノサマバッタのような大きめの種類なので、昆虫が苦手な人はちゃんとした湖岸をみつけて行った方が良さそう。

僕は生物系が大好きなので、フナムシとかカニとかも観察できてとても楽しかったです。

宍道湖。写真ではあまり綺麗に映っていないけど、現実もそこまで綺麗ではない。

松江城

宍道湖沿いをずっとドライブすると松江市に入る。

松江城に行く前に、実は玉造温泉街も通ってみたんだけど、思ったより寂れていて草津とか道後のようなめちゃくちゃ栄えている温泉街って感じではなかったので車からは降りずに帰った。

(これは個人的な問題で)正直あんまりお城とかに興味がないのと、真夏の炎天下で大量の汗が噴き出すような時間帯だったのもあり、入場料がかかるお城の目の前のエリアまでは登りませんでした。

周りにはラフカディオ・ハーン(小泉八雲)記念館だったり、出雲大社に向かう際に皇族がご宿泊されていた施設が残っていたり、船に乗ってお堀(池)を巡ることができるようになってたり…よく調べて色々巡ればそれはそれで楽しそうな雰囲気でした。

後から調べて知ったんだけど、松江城は大きさはそうでもないものの国宝に指定されていたり、日本に現存する12天守のうちの1つであったり、12天守の中でも唯一正統天守であったり…ぱっと見ではわからないすごい要素が色々詰まっていたらしい。

(それは当然入場料を取るよね。)と思いつつ、もう後にしてしまったことを悔いても仕方がないので、また来る機会があればゆっくり巡ってみたいと思う。できれば涼しい時期に。

正直、城は小さめな感じ。青空きれいだね。
松江城のすぐそばにある、皇族がご宿泊されていた建物らしい。館内無料。

宿 (Airbnb)

日本酒を買い忘れた!
宿に向かう途中ふと気づいた僕らは、田舎の"何もなさ"に散々痛い目を見させられてきたことからも、この先どこにスーパーが現れるかわからない恐怖感を覚え、宿への通りにやっと見つけたスーパーに立ち寄った。

案の定、その後宿に着くまでスーパーを見かけることはなかったのはいうまでもない。

日本酒は3種類、350mlの小瓶を購入。
『奥出雲』『隠岐誉』『月山』の3本。基準は"直感"。

今後、色々な銘柄を飲んで知識をつけていきたいところだなって思いました。

宿は同行者の友達がAirbnbで予約してくれた。中海のほとり…ではなく、中海の中にある大きめな島にあった。その名は、『大根(だいこん)島』というらしい。

宿、まさかの島内。もちろん車で渡れる。

Airbnb、安いし個性的だしで僕結構好きなんだけど、今回の宿は初見びっくりな感じだった。
(宿の外観とかはAirbnb参照)1Fが古民家カフェみたいな感じになっていて、2Fの部屋を貸し出してくれているタイプ。
カフェは一部曜日の日中短い時間しかやっていないようで、僕らが到着した午後5時半頃には既に閉まっていた。
オーナーも不在で、鍵を指定された場所から取り出して使う形だった。カフェの入り口とAirbnbの入り口は分けられていて、僕らは裏口のような場所から入ったんだけど、その扉がまあボロい。

島根の片田舎だからできただろ!って感じのセキュリティのガバい木箱から鍵を取り出し、いざ扉を開けようとするも、なかなか開かず。かなり強い力で思いっきり引っ張ったら、壊れそうな勢いで扉が開いた。

(今回の宿はハズレかもな…)と思い2Fに上がると意外や意外、外観からは想像できない間取りの広さと行き届いた管理により、とても快適な作りになっていてびっくり。

チャリンコが3台あって、使っていいとのことだったので、日が落ちる前に島内を少し巡ってみることに。

チャリの大きさはどれも『ちょっと小さいけどまあ乗れるか』くらい。

基本運動しない引きこもり寄りのおじさんにはちょっときついくらいの時間、坂道を登ったり湖沿いを通ったりをした。

釣り人がちらほらいたので、後で晩御飯をご馳走になったお店を経営されているご夫婦に何がいるのか聞いたら、どうやらスズキがよく採れるらしい。

ちょっと丘になっているところで沈む夕日を眺めた後は、薄暗くなった島内を虫や蛙の心地良い鳴き声を聞きながら数十分サイクリング。

松江方面に沈む夕陽

サイクリングの終わりに、あらかじめ調べておいたラーメン屋で晩御飯。
各自ラーメンやちゃんぽんを注文し、メニューにあった唐揚げも注文。これが結構1つ1つが大きく、美味しかった。
メニューにないけどダメ元でビールがないか聞いたら、瓶ビールがしっかり用意されていた。さすが田舎の飲食店!

僕が食べたトマタンは、トマトをつかった坦々麺。かなり辛かったけど、ビールが進む美味しい一杯だった。

一応法律的に飲酒後の自転車はダメなので、押して帰ったことにする。

トマタンはこのお店ならではの人気メニューらしい。

すっかり日も落ち、お腹も満たしたところでいよいよ買い集めたお酒たちを飲むことに。
部屋内からは湖とその先には鳥取の大山が見える、良い眺めでの晩酌が楽しめた(暗いけど)。
すぐそばに奇跡のセブンイレブンがあったので、そこで氷を調達して無理やりお酒を冷やしたりアイスとスト缶を仕入れたりした。

飲んだお酒は写真の通り。
出雲大社のそばで買ったクラフトビール、島根ワイナリーの赤白ワイン。スーパーで仕入れた日本酒と画面外のスト缶。

3人で飲んだので全然悪酔いせず、美味しく適度な量を飲むことができた。

縁結は写真映え用だけど、残りは美味しくいただいた。

外に簡易ベランダが作ってあったので、星を眺めつつお酒を堪能することもできる。
綺麗な星を眺めながらお酒が飲めるのはまさに田舎ならでは。最高だった。

ベランダにも出られ、天気がいいと星もよく見える。
写真の限界。汚れじゃなくて星空です。

悪酔いはしなかったとはいえ、20時くらいからアマプラ見ながらお酒飲んでたので気づいたら寝てました。最高の寝方。
日の出の時間にアラームをセットして爆睡…^^

Day 2 島根県→鳥取県

(1泊目の)宿

夕方とは全く異なる顔をしていた。
大山方面以外は青々とした空に広大な湖。
やっぱり2000m近い山だからなのか、かなり大気が不安定なようで、僕らがみた大山は常に雲がかかっていた。
朝日は大山の方からのぼるから、当然雲に覆われて観測することもできず、泣く泣く二度寝して朝9時くらいにチェックアウト。

米子方面に向かって車を走らせることにした。

宿の目の前で撮影。水質は普通くらい。

弓ヶ浜海岸

島を出るとそこはもう鳥取。
その手前に、良くインターネットとかテレビとかでみる超絶急な橋が出現。
ここにあるなんて全然知らずに旅してたので、思いがけず登ることになってびっくり。
江島大橋というらしい。これを超えたら境港・米子エリアだった。

橋を渡って右折後しばらく直進し、米子空港のすぐそばにある弓ヶ浜海岸へ。
後で米子市内方面からみたら名前の由来が良くわかったけど、本当に弓のようなきれいなゆるいカーブが続いていた。

拾い画。車内からみると写真よりも迫力のある急坂だった江島大橋。
弓ヶ浜。日本海はやっぱりキレイ。

ちょうどタイミング良く飛行機がすぐそばを通り、成田育ちの元飛行機ファンの僕はちょっとした嬉しさを感じる。

米子空港に着陸するANA。多分1日5便ないくらいだからラッキー。

皆生温泉

皆生(かいけ)温泉と読む。Googleで調べたら出てきたという理由だけで何の下調べもせずに行ってみた。

皆生ホテルの日帰り温泉を利用したけど、程よく広くて、露天風呂は外が見えない1Fと海岸が見える2Fがあった。いままで色々な温泉行ってみて、温泉内で縦型構造(1F2F)があったのは何気に初めてだったかも。

写真は(考えれば当然だけど)ない。

大山

結構突発だったんだけど、行ってよかった大山。
当初の予定は、(鳥取市内まで結構距離あるし、鳥取市のほうで色々みるところがあるから2日目はほとんど移動だな)だったんだけど、

鳥取は面積も小さいし見るところもあまりない

ことに(薄々気づいてはいたが)確信したところで、急遽大山行かね?ということに。
ちなみに鳥取は想像以上に小さくて、米子(鳥取のほぼ最西端)→鳥取市(ほぼ最東端)まで最速で2時間くらいだった。

大山は結構しっかりドライブロードが整備されていて、ある程度登ったところに大山寺があり、その麓に登山者用の駐車場とちょっとしたお土産屋さんとか飲食店があった。

大山の駐車場からメインの参道を向いて



朝はカフェやってる宿の人がサービスで用意してくれていた天然酵母のパンを3人で分けてちょっとずつ食べただけで、着いた頃にはもう空腹だったからまず昼飯を食べた。
MontBellの2Fがバーガー屋になっていて、ジビエ(猪肉)のハンバーガーを食べたんだけどこれがなかなかに美味しかった(山かつ猪肉かつバーガーだから割高なのは言うまでもない)

一番高いやつ。2000円近くした。
いつまで経っても上手にバーガーを食べられないが、フォークも箸もなく完全に逃げ場を塞がれた。

食べ終わり、体が重くなったところで10分くらい急な坂と階段を登り大山寺へ…
奥大山みたいなとこ(さらに15分くらい登るらしい)は体力と時間の関係で諦めた。
大山寺付近はちょっと高度があることも影響して、27度くらいのちょうどいい気温だった。

お寺自体のすごさはあんまり分からなかったけど、払わなくてもいいけど参拝者はできたら300円奉納して寺の保全にご協力ください!みたいな感じの書かれ方をしてたので一応払っといた。

観光客はまばらで、静かな雰囲気だった。

帰り際にクラフトビールを仕入れ、鳥取市方面へ。

参道のお店でクラフトビールを調達しがてら買った乳製品たち

砂の美術館

大山でのんびりしていたせいか、意外と時間が押してることに気づいた。
16:30に砂丘に着いたが、砂の美術館が17時クローズだったので速攻で入館することに。(ちなみに砂丘は24h営業)
入館料は800円。毎年テーマごとに砂で作品を作っているようで、今年のテーマは『エジプト』だった。
死者の書とかスフィンクスとか、ホンモノを忠実に再現しているようでめちゃくちゃすごかった。あんなサラッサラな砂をどうやってこの大きさで固めているのかものすごく気になる。

館内写真撮影可だったので、メイン展示全体を写してみた。

世界遺産の発端となった、アブ・シンベル宮殿のリアルな再現(崩れているとこも再現)らしい。

30分くらい滞在し、目の前の砂丘に足を運ぶ。

鳥取砂丘

鳥取砂丘、すごく綺麗だった。
大きさもそうだけど、何より起伏がきつかった。

まあまあな登り下りに、砂の足場の悪さが相まって軽いトレーニング状態。
何よりの失敗は、飲み物をほとんど持っていかなかったこと。夕方とはいえ陽が登っている時間帯の砂丘をナメすぎた。

ちなみに、ご親切に入口には自販機と『熱中症に注意!』の看板と『サンダルでは砂でやけどする可能性あり!』の案内がありました。にも関わらずサンダルでわずかなお茶を片手に踏み出しているので完全にこちら側の非で間違いないです。

入ってすぐのあたり。
一回下まで降りる(しか方法がない)

日の入りの時間帯が一番綺麗、とのことだったので、19:00すぎまで1時間半くらい何もエンタメのない砂上に存在していた。暇すぎてイントロクイズはじめて、それすらも飽きて後奏で曲あてする『アウトロクイズ(仮)』で時間を潰す始末。

noteでは仕様上お見せできないけど、砂にスマホ突き刺してタイムラプスを撮ってみたら良い感じの日の入りムービーが撮れました^^

眺めた後は、意外と時間がないことに焦りすぐに宿へ。
荷物を置いて、鳥取駅前の商店街へ。

18:30頃。
19:05頃。

鳥取駅前

駅前からかなりの距離が、商店街らしきストリートになっている。
砂丘側から鳥取駅に向かって車を走らせたが、商店街の店がどれひとつ開いていないことにえもいわぬ危機感を覚える。

どうやら、駅近に飲食店がたくさんあり、奥の方に向かうにつれて雑貨や洋服の個人店が増える設計だったよう。閑散としたエリアは、閉店後なのかシャッター街なのかいまいち良く分からなかったが、駅前はいくらかお店があって安心した。

名前も聞いたことのないカラオケや22時には閉まる居酒屋、やっているのかすら分からないスナックなど。『The・地方商店街』という感じですごくよかった。

居酒屋 - あいうえお

一軒目は『あいうえお』という個室居酒屋に。
チェーンなのか個人なのか分からない僕らは、とりあえず『鳥取』とか『山陰』ってついてればなんでもいいや!のノリで入店。

くらげ(初めて食べた)や刺身、馬刺などをつまんで1時間ちょっとで退店。
大きい大山鶏の唐揚げが美味しかった。


くらげ。器がおしゃれ。
大山鶏のからあげ。器がおしゃれ。
鶏飯(けいはん)。なんかおしゃれ。

日本酒は、鷹勇 (たかいさみ)その他を1合ずつ、合計3合ほどいただいたが、ペーペーなのであまり味についてはコメントできない。

2軒目への移動中、駅近なのにこの感じなのが最高すぎて撮った1枚。

居酒屋 -かえる

席数8、地元の人が5人すでに座っててギリギリ入れた(ちょうど3人出てきたのを確認して入ったわけだが)。
ネットで軽く調べて行ったので、席数とかに入り口のスナックっぽさに関する驚きは特になかった。店主がめちゃくちゃいい人っていう評判がその通り過ぎてすごく居心地が良かった。

8席なので地元の人とも軽く会話をしたり、珍しいものを頼んだり、日本酒をライムジュースか何かで割るのがうまいって常連さんが話しててそれを注文したり…田舎の小さいお店だからこその良さが詰まっていた。

一応Googleのリンクを載せておくけど、ちょっとバグってるかもしれない。

宿に帰り、大山で買ったクラフトビールを飲み就寝。

Day 3 鳥取県→岡山県→広島空港

後楽園

広島空港18:45発の飛行機までかなり時間があったので、岡山に立ち寄ることに。
これで、結果的に山陰旅行じゃなくて中国地方旅行になったような感じがする。

日本三名園・後楽園を初めて訪れた。去年秋に兼六園に行ったので、関東住みながら茨城の偕楽園が最後に残ってしまう結果に…。

三名園といわれるだけあり、広大な敷地に色々な植物が植えられていた。
しかし、いかんせん暑すぎて苦痛というのが一番思い出深い…。

後楽園①
後楽園②
後楽園③

Restaurant & Cafe 碧水園

お昼、いい時間だったので後楽園のそばにあったお店でご飯。
後楽園南門と岡山城がほぼ連結しているんだけど、その間にあった。
後楽園と岡山城の間にお堀があって、橋を渡って行き来するんだけどこのお店がスワンボートの貸し出しもやっているようだった。

岡山城が望める席。

食べたのは豚骨ラーメン。2泊3日で何回麺食べるんだ。
美味しかったんだけど、城が見える窓際の席をとったら暑くて暑くてびっくり。

豚骨ラーメンは普通に美味しかった。

岡山城

めちゃくちゃ外観が綺麗な感じがしたので、(熱海城的な)観光用のお城なのかな?って思ったら昭和に大改修が行われたっぽい。

暑さのせいか、こちらも全然観光客がおらず見ての通り閑散としていた。
後楽園単体のチケットだったので中には入っていないが、とりあえず周囲を軽く散歩しただけでそれなりに満足した。

岡山城。人は少なかった。

倉敷

倉敷の美観地区が有名と聞いたので立ち寄ってみた。
千葉の佐原、埼玉の川越みたいな感じで、『昔ながらの街並みを利用してカフェやお土産ショップを増設して観光地化』されているエリアだった。

それゆえなのか、中国人や欧米人を多く見かけた。新幹線も止まるJR倉敷駅からアクセスもいいし、海外の人に人気なのかも?

両サイドにお店が並んでいて、観光地としてとてもいい。

お土産にきびだんごを買い、スムージーを飲みながらただぶらぶら歩いただけだったけど、こういうところはそれが一番楽しかったりする。

時間があれば奥のちょっと高台にあったお寺まで足を運びたかったが、またの機会に…。

この辺とか特に川越っぽさ。

遙照山

「さくっと銭湯行って帰ろうか」
こう友達と話し、目的地を設定したはいいものの、自動車専用道路の出口を通り過ぎてしまい、引き返すのもだるかったので諦めることに。
「でも、遙照山温泉ってとこにちょっと寄り道すればいけるよ」

汗だくでなんとか温泉に浸かりたかった僕らは、ここを目指すことに。
対向車線がきたら面倒臭い細い道で、誰も来ないことを祈りながら登ること20分。
『岡山のいろは坂』の先にはこじんまりとした温泉が…。

定休日でした。

「せっかくきたので、展望台で景色だけみて帰ろう…」
運転してくれた友達にいささか申し訳ない感情を抱きながら、丘を登る。

瀬戸内海や倉敷の街を見下ろせる展望台からの景色は意外と綺麗で、まあこれはこれで良かったかな、と思えた帰り道。

こんなとこまで登ってきたっけ…と思うほどの絶景。
奥には瀬戸内海が見える。


立呑 福(広島空港内)

後楽園と倉敷で案外時間を使いすぎ、短い時間で温泉に入ることに失敗してさらに時間を失った僕らは、18:45の飛行機のチェックイン期限が18:10にギリギリ間に合う18:00 空港着。(17:50くらいにレンタカーを返却し、空港に運んでもらった。)

チェックインを秒で済ませて、搭乗ゲートが18:20までだったので15分くらいでサクッと飲めるレストランがないか探しに2Fヘ。

そこにあったのが立ち飲み屋。店主に聞いたらすぐ行けるって言ってくれたので
入ることにした。

旅の終わりに生ビールとおでん、梅なんこつとにごり酒をいただき、搭乗口へ。
15分しかないからものすごい焦って食べ飲みしたけど、気さくな女将さんやスタッフさんのおかげで楽しい時間になった。

濁り酒。焦ってて写真これしか撮れなかった。

感想

2泊3日(ほぼ丸3日間)の旅行だった。
九州の上4県、福島以外の東北5県、四国4県をそれぞれ2泊で旅してきた過去の経験からも、今回の2泊は活動範囲も狭く行きたい観光地もあまり多くなかったからゆとりある旅になった(これでも客観的には大急ぎで動いてるように見えるのかもしれない)。

山陰地方全体を通して、人も多くなく自然が溢れていて個人的にはめちゃくちゃ気持ちいい地域だった。

ただ、『ぜひもう一度訪れたい!』『ここ行き残したからすぐにでももう一度行きたい!』と思えるような場所は少なく、(次来るのは何年先になるのかな)というのが正直な感想。

全都道府県行った後でも、秋田と山形の海沿いとか、小学生以来行っていない北海道・沖縄とか、韓国、アジア諸国、アメリカ本土とか。
まだまだ行きたいところがたくさんあるので、次山陰に行くのは仕事の出張とかとんでもない配属になった場合とかがなければ10年以上は先になりそう。

とはいえまず目先の目標は全都道府県踏破。

残すは富山、和歌山、宮崎、鹿児島。
年内の踏破を目標にしてがんばります!^^

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