【喪】ばぁちゃんが亡くなった

本日2時過ぎにばぁちゃんが亡くなった。
99歳だった。
10月には100歳だったのにな。

ばぁちゃんは体が言うこと聞くまで畑に出て、家の野菜を作っていた。
そこから体が徐々に動かせなくなり、最初の何年かは自宅介護をしていたけど、とても家族では面倒を見きれない(24時間何時でも呼ぶ、夜中に奇声をあげる)状態になったのでここ数年は施設にお願いして面倒を見てもらっていた。

母が働きに出ていたので、中学生くらいまではばぁちゃんが夕飯を作っていて、中でも思い出深い料理が「のっぺ(新潟の郷土料理)」と中身が肉そぼろと野菜の入った「オムレツ」、この2つは今でも食べたくなるくらい思い出の料理。

ばぁちゃんの両手は子供の頃の火傷で指が固まってくっついているちょっと奇妙な形をしていたけど、なんでも器用にこなしていたっけ。
だからなのか、私はそういう障害を持つ人にほぼ偏見がないと思っている。

実は、とっても悲しいんだけど涙が一滴も出てこない。
私が薄情なのか、実感がないからなのか。
顔を見たら一気に涙が出てきそうな気もするけど、なんでこんなに冷静なんだろ。

そういえば今日は亡くなったじいちゃんの誕生日らしい。
頑固だけど優しいところのあるじいちゃんだったからお迎えに来たのかな、なんて思ったり。
今頃二人で手でも繋いで仲良くしてるかな。


ばぁちゃんの「のっぺ」が食べたいなー。


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