お世話になります。部屋の端から端まで、机にしたい。現役グラフィックデザイナーのsenatsuです。

今回は、note記事の中でもご好評頂いている、ファンタジック系の合成記事になります。
写真合成で、複数の写真のライティングを調整して、色味を合わせていく方法になります。

是非サンプル画像をDLして、一緒にチュートリアルにトライしてみてください。

【 BEFORE 】

サンプル画像（背景）   サンプル画像（人物）

【 AFTER 】

【 1 】人物を切り抜き、配置します。

切り抜き方法は、過去の記事などを参考に置いておきます。

【 2 】解像度を合わせます

いい写真だったのですが、少しぼかしがきつい為、それに人物も合わせていきます。

フィルター＞ぼかし（ガウス）＞3.0px

人物と背景のあたりがきつくならないように見た目で進めます。
ピントは人物の上半身にきている想定で進めました。この辺はカメラ経験者の人は、得意かもしれません。スマートフィルターを施し、ぼかしの反映範囲を、スマートフィルターマスク＞ブラシ(#000000)で細かく調整すると、仕上がりにグッと差が出ます。

【 3 】人物の影を作る

人物のレイヤーサムネイルを、(Ctrl＋/＋Command＋クリック）してください。レイヤー状のオブジェクトと同じ選択範囲が作成されます。

そこで、背景の影の色味をスポイト(i)でとり、塗りつぶします。
ブラシ（B）に持ちかえ、(Ctrl＋/＋Command＋delete)で背景色で塗りつぶしになります。

【 4 】影の形を作る

人物と同じ形の影のベースができたので、これを影として使っていきます。

変形ツール(Ctrl＋/＋Command＋T)で、変形ボックスの上の辺を下に向かっておろします。垂直に反転させるイメージです。

図のように反転させたら、パースをつけていきます。

【 5 】影の方向を合わせる

編集＞変形＞遠近法で、背景の実際の影の方向と揃えるように変形させます。
角や、辺の白いボックスを動かして、確認しながら進めてください。

【 6 】影のあたりを馴染ませます

フィルター＞ぼかし（ガウス）＞2.2px

影のレイヤーにマスクをかけて、グラデーションツール（G）で、遠くほど影が薄くなるマスクを作ります。

この画像の場合だと、右下に向かって、ピーっとやります。
調整難しいと感じる場合は、ブラシで微調整しても大丈夫です。

【 7 】人物の色味を背景と合わせる