見出し画像

新年なので、劇団四季「美女と野獣」を見てきたよ。

イクスピアリに行ったときに、近くに劇団四季の劇場があることを知り、その時からずっと見に行きたいと思っていたので、思い切って見に行きました。

私はアニメ映画(何回も見ています)と、実写映画を見たことがあり(ただし英語版のみでほとんど覚えていない)、ディズニーランドのアトラクションには乗ったことがないという経験値です。

慣れ親しんだアニメ映画の美女と野獣と違う部分も多々ありましたが、劇団四季ならではの解釈は物語に深みを与えてて、すごく良かったです。
音響や照明が動きとピッタリ合ってるし、2秒未満で全く違う舞台になったりとにかく演出の完成度に驚かされました。

これはハマってしまうかも。次はアナ雪見たいな〜

~以下ネタバレ~

特に私がすごいと思ったのは、
「音」

①ルミエールの蝋燭
ルミエールがろうそくをパッとつけると、絶対に聞こえないはずなのに、ぴったりのタイミングで「シュボッ」と灯る音が聞こえます。

②酒場のダンスシーン
ガストンやルフゥが酒場でジョッキを鳴らしながら踊るシーンは、食器が触れるガチャガチャした音がそのまま聞こえるかのようで、足音もぴったり。
最初はそのままの音が聞こえているのかと思っていましたが、触れていない食器からも音がしていたので、これは音響班が音を付けているのか、音源に食器や足音がそもそも入っているのではないかと思いました。

あとは
「舞台転換」の完成度はさすがでした。

最初は塔の上でバラの花びらが散っていく様にライトを当てていて、実はバラを見せている間に塔が回転しており、塔全体に光が当たったときには全く違う舞台になっている。なんていう視線の動線を利用した舞台の転換はまるでマジックを見せられているかのよう。
野獣の城と、ベルがいる町の背景は実はほとんど同じなのですが、城の時には蝋燭が点灯し、カーテンが約1秒で降りてくるので、本当にお城の中の様に感じます。少ない移動で最大の効果を発揮するよう工夫されている、部隊の道具たちやスタッフ同士の連携が大変素晴らしいです。

これから見に行かれる方はぜひ「音」「舞台転換」に着目してみてくださいね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?