ストイックとは。

ストイック。
先輩からも後輩からも友達からもそう言われることが多い。
自分自身ストイックだという自覚はない。

食事には本当に気を使っている。栄養素や何に効果があるのかなど調べたり本を読んで勉強したりしている。お母さんも資格をとって私を全力でサポートしてくれている。筋肉をつけたい時、疲れて溜まっている乳酸を取りたいとき、ウェイトを落としたい時、私の注文に合わせて毎日最高の食事を用意してくれている。本当に大変だと思う。ありがとう。

試合の2日前から私は携帯を見ない。開かない。
陸上はとりわけ心が本当に大事なスポーツだと感じている。
少しの心のブレが0.01秒のタイムの遅れに繋がるから。メンタルを一定に保つことは非常に重要な事だと思う。
SNSは良くも悪くも色んな情報が入ってくる。
私は試合に向けてのスイッチを入れるため2日前から携帯を見ないことにしている。
無の状態を作りたいから。少しも心にブレを生みたくないから。レースだけに集中したいから。
私は自分を決して強いと思ったことはない。
だからこそ自分なりに工夫して最高の状態で走れる努力をしている。
応援してくれる人や陸上というスポーツをできていることに感謝し、最高の準備をすることは選手として必然であるし当たり前だと思う。
流石に試合当日に緊急の連絡などがあると困るのでコーチの電話番号と親の連絡先だけ入れてある携帯をもう1台持っていた。この時以外使わないのだが笑

こういったことを人に話すと、ストイックだねと決まって言われる。
自分が最高のパフォーマンスをするためにしていることだからストイックだとも、えらいとも思ったことはない。私にとっては当たり前のことだから。

別に私みたいにする必要は全くない。
人によって準備の仕方はそれぞれだしその人にあったものがあるから。

ただ他の人にも他のスポーツにも共通して言えることはアスリートとして競技者として最高の準備をすることは使命だということ。