あたりまえじゃない

私は小さい頃からやりたいことを全てやらせてきてもらった。両親は何不自由なく好きなことをさせてくれた。
ゴルフ、スケート、バスケ、バドミントン、ダンス、弓道…そして陸上。色んなスポーツをかじってきて唯一続いたのが陸上だ。
私は基本スポーツすることが好きでその中でもとりわけ走ることが大好きだった。
小学生の頃DSや漫画、テレビゲームなどが流行っていたが、私はDSも持っていないし漫画もゲームももっていない。
なぜかって?興味がなかったから。
学校から帰ってきたらランドセルを置いてすぐ公園に走りに行くような子だった。
周りからは変わってるね今の子じゃないみたいって言われることも多かった笑
それくらい走ることが好きだった。
幼馴染の影響もあったが小学校から19歳の今まで陸上を最高の環境で続けることができている。
陸上ができるのはあたりまえだと思っていたしこれが普通だと思っていた。
ある時ボランティアで障害を持った子達と話す機会があった。
生まれつき心臓が弱く走れない子、事故で下半身不随になってしまった子、みんな口を揃えて思いっきり走ってみたい!思いっきり走るってどんな感じ?と私を質問攻めにした。
その時私は自分に足があって思い切り走れている事はあたりまえじゃないと気付かされた。感謝しなきゃいけないことなんだなって。
それと同時に走りたくても走れない人の分まで走ろうと思った。
周りの色んな重圧やたくさん思うことがあって辞めたくなる時もあるけど、そういう時はこの時の気持ちを思い出すようにしてる。
きっと練習したくても練習できない人がもっとたくさんいる。競技できるだけで幸せなんだって。
同時に常に自分の周りで支えてくれている人達への感謝は忘れてはいけないと強く思った。
毎日早く起きてお弁当をつくり夜遅くまで私の帰りを待っていてくれるお母さん。

やりたいようにやればいいんだよ。
いつでもお父さんとお母さんはあなたの味方だからねって見守ってくれるお父さん。

そしてなんでも聞くから!泣きたい時は泣いていいんだよって支えてくれる友達。
私にあった練習メニューをいつも考えて改良してくれるコーチ。
私よりも私の体のことをわかって常にケアしてくれるトレーナー。
その他たくさんのスタッフのみなさん本当にありがとうございます。
改めて思い感じたことを書きました。
#感謝