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【募集終了!】小説のあとがき、頼まれてくれませんか?

【ちょっと回りくどいプロローグ】令和二年四月、東京都港区、大江戸線赤羽橋と都営三田線芝公園駅の中間地点にある芝三丁目、そこに位置する株式会社スウィングマンは、焦土と化していた。正確に言えば、ビルの6階に会社は、物理的には何も変わらずに存在していたが、仕事がなくなっていっていたのだ。新型コロナウイルスの影響だ。

ほんの数か月前までは、まったく違っていた。忍び寄る影をどこか対岸の火事のように甘く見積もっていた。

大手焼肉チェーンが夢の国の近くすり鉢型のエンターテイメント会場で行う数千人規模の総会も、公共放送局が行う大規模な展示会も、日本で最大規模のジャズのフェスティバルも、仕事という仕事がどんどんと中止となっていった。頼みの綱だった屋外のゴルフイベントも中止となり、私は静かに、でも燃える様に焦っていた。

なんとしても守らねばならない。

でも、守るだけでは、守ることはできない。

イベント会社としての創意工夫の火を絶やしてはならない。こんな時だからこそできることがあるのではないか?

手に取ったのはノート。でもそれは、紙ではない。

正確にはnote、SNS型ブログサービス、架空の空間だ。

そこでワタシたちは、たくさんの人に出会った。そこにいる人のことをnoterと呼んだ。noterに出会うだけでなく、影響を受け、時には影響を与えた…と思う。

今日語るのは、そんなエピソードの1つから。

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そのnoterを福島太郎といった。ちょっとをつけるのは、ちょっと気づかいも入っているが、ちょっと独特な雰囲気をもつ御仁だ。

仕事からの帰宅途中、その御仁からメールがきた通知がスマホに表示される。

お疲れ様です、推しハラです

タイトルを見て、なんだか胸が騒いだ。

遅くなりましたが、イケメンヘッダーをありがとうございました。サムネ画像も有難く使わせていただいています。

と、御礼をする素振りで、ハラスメントに走るのが、オッさんの嫌らしいところになります。

福島太郎の新作原稿を別添のとおり送付します。
ご笑覧いただけたら幸いですが、ゴミ箱直行でも問題ありません。

引き続きよろしくお願いします。
福島太郎

確かにこれは推しハラだ。ハラスメントではなく、ハラハラドキドキだけど。仕事帰り、付き合いの会食(もちろん少人数)でお酒が入っていたが、添付を開いてさっと読んでみる。

黒田製作所物語…技術に誇りをもつ中小企業の話…それだけで、陸王、空飛ぶタイヤ、池井戸潤を思い出し、なんだか面白そうだと思ったが、胸騒ぎはこれではないなと直感的に感じる。

熟読はせずに、文字を眺めるように進めると…

やられた!登場人物の1人の名前が自分だ。それほどありふれた苗字ではない。絶対に意図的なものだ。

noteを見ると、過去最高傑作、そして紙にしたい意思があることを知った。

翌朝電車の中で、読み始め、面白いと思い、すぐメールを返した。

いつかのお礼に、本を手作りさせてくれませんか?と。

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かつて1度だけ、すごくお世話になった人から相談を受けて、せれーのと一緒に本をつくったことがあった。その人は、クライアント企業の会長まで務めた方でお金に困っていたわけではないのだが、お金をかけることではなく僕たちの手で本を作ってくれることが嬉しいといってくれた。

いまも、仲の良い友達だ。

あの時の経験が役に立つと思った。

気が付いたら、装丁案をつくっていた。というか、あっという間にできていた。コンセプトも含め、確認すると喜んでくれた。

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そして、原稿を落とし込む作業をしていたら、

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せっかくだからnoterさんを巻き込んで、成果物にしちゃえ!と思ったのです。

ってことで、福島太郎さんの最高傑作「黒田製作所物語ー技術に終わりはないー」(文字数 約36,000字なので、1時間程度で読み切れる文章です)を読んでいただき、「あとがき」を書いてくださるかたを募集します!

ご協力特典として、

①あなたのあとがきが、本の末尾にお名前とともに掲載されます
②本は、国立図書館へ寄贈予定ですので、ある意味あなたの名前が一生残ります
③ボクたちのつくった手作りの本をプレゼントします

条件としては、

①住所を教えてくれるかた(個人情報は外には漏らしませんのでご安心ください)※原稿とプレゼントの本を送るため
②原稿到着後1週間程度で、テキストであとがき(最低400文字、上限はなし)をくれるかた

です。採用は1人ではなく、できるだけたくさんと思っています

お申し込みはこちら(クリエイターへお問い合わせ) ▼
https://note.com/_swingman/message
※メールアドレスのご記入お願いします!

ちなみに福島さんは、本でお金儲けをしたいワケではありません。売り上げの利益は全額寄付されています。

そして、この記事の冒頭は、みなさんに読んでいただく黒田製作所物語の第一章「焦土」の冒頭をオマージュして書きましたが、戦争のときがいかほどか分かりませんが、新型コロナ禍で焦土とかしている企業も個人もたくさんいると思います。

そんななか、それぞれがみんな頑張っている人へのエールが込められたこの作品は、面白かったし、その志に大いに賛同しました。

ちょっとでも興味のあるかた、全然、初心者でもかまいません。一緒に福島さんを、この物語を応援しませんか?!

(更新)
よく考えたら「あとがき」と言っても、なんだかハードルが高いですよね?いただいた「あとがき」は最後は福島さんに見ていただきますが、わかりやすいようにテーマは「エール(応援)」にできればと。

作者へのエール、中小企業へのエール、登場人物へのエール、読者へのエール。直接的なエールでなくてもかまいません。あとがきを書いていただけることが、そもそもエールだと思うので、要はなんでもいいんです(笑)

ちょっとだけ踏み出して、是非ご協力ください!

もちろん、イケメン福島太郎さんからご了解いただいております!!
その心意気にエールを送って、それがきっと誰かのエールにつながればいいですよね。

応募いただいたかたには、順次ご連絡していきますね。

締切は考えず勢いで(作品を送っていただいたのが2日前の夜で…)更新しちゃっていたので、このあと応募状況で決めたいと思います。

エールですから、気持ち。文章のうまさで選別をする気はありませんよー!

(更新につぐ、更新)
おかげさまで15名のかたのご応募いただきました。想像以上に集まったのでびっくりです。あとがきを含めて、発売まで、進捗は適時更新させていただきますね、別記事で。

ありがとうございました!
(BIGHIGH)

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