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アドベントカレンダー2023#21:LINE Chatを利用する(LINE Developersの登録とDialogflowの連携)

SlackからLINEへの転換

最近の作業では、Slack APIの設定を進めていましたが、レスポンスが表示されないという問題に直面し解決ができませんでした。そのため、今回はクライアントをLINEに変更し、LINE botの設定に取り組みましたので、作業手順を記事にします。

LINEビジネスIDの開設

LINE botを設定するためには、まずLINEビジネスIDを開設する必要があります。LINEは無料枠があり、メールアドレスだけで登録ができます。手順は比較的簡単です。
作業手順は以下の通りです。(細かいので読み飛ばす場合は、目次より「DialogflowとLINEの統合設定」に進んでください。)

LINEビジネスIDの開設は、以下の画面より進めます。

画面右上のコンソールにログインをクリックし、アカウントの新規作成に進みます。


メールアドレスの登録から始まり、いくつかの設定を行います。
このような画面になれば、登録成功です。

DialogflowとLINEの統合設定

DialogflowとLINEを統合するには、以下のステップに進んでください。

LINE側の設定

  • LINE Developer Consoleにアクセスして、新しいLINE botを作成します。

  • 必要な情報を入力し、LINE botの基本設定を完了させます。

アカウントが作成された直後の画面。新規プロバイダを作成します。
プロバイダを作成し、画面右上のMessageingAPIの設定に進みます。
この後、Dialogflowの設定で必要となる項目① チャンネル基本設定(チャネルID、チャネルシークレット)
この後、Dialogflowの設定で必要となる項目② Messaging API設定(チャネルアクセストークン)※WebhookURLはDialogflowの設定画面の値をLINEの画面に設定する。

Dialogflow側の設定

  • Dialogflowのコンソールより「Integrations」を選択し、「LINE」を有効にします。(表示されているLINEのアイコンをクリックすると設定画面に進みます)

  • LINE Developer Consoleで取得した情報(チャネルID、チャネルシークレット、チャネルアクセストークン)をDialogflowに入力します。

  • Dialogflowで取得した情報(Webhook URL)を、LINE Developer Consoleに入力します。

Integrationsの中から、LINEを選択する。
LINE Developer Consoleで取得した情報を、上から3項目(Channel ID、Channel Secret、Channel Access Token)に設定。Webhook URLの項目は、LINE Developer ConsoleのWebhook URLに設定。

ユーザ登録を行い、LINEで動作確認

LINE Developer ConsoleのAPI設定にあるQRコードを使用して、テスト用のユーで動作を確認します。

iPhoneでの確認画面

GASからLINE APIを使用したメッセージ送信の確認

Google Apps Script(GAS)からLINE APIを使用して、メッセージを送信できることも確認しました。(上記画像の分析の結果をお知らせします。とURLの送付が動作結果です)これにより、非同期処理の完了時に、ユーザーに向けたPush型のメッセージ送付が可能になります。画像の生成などの時間がかかる処理を、後からユーザに送付する際に使用します。

まとめ

LINE botの設定は、意外とスムーズに進みました。今回の作業を通じて、LINE botの基本的な設定方法とその統合プロセスを理解することができたので、この設定を活用して、LINEユーザー向けのChatBotに仕上げていきます。ここ数日のSlackのAPI調査では、画面遷移の掲載に助けられましたので、今回は画像が多い記事となっています。ご容赦ください。

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