大学っていく意味あるの?

昨今では大学に行く意味というのが問われる機会が増えたように思います。

YouTubeなんかでは人気のクリエイターなどが大学なんかにはいく必要がないと言ったり、はたまた某有名掲示板の創設者は大学は借金してででも行けと言ったりしています。

そんな中で大学院まで行った私の個人的見解を述べさせていただければと思います。

一番初めに、私は大学には行ったほうがいい派です。そして、借金をしてでも行ったほうがいいとも思います。しかし、大事なのは大学に入学することが目的ではないということを念頭に置いていただきたいです。

大学に入るとたくさんの人と話す機会があり、その中で挫折していく人の傾向としては頑張って勉強して大学に入るのが目的で入学した人だと感じていました。少し考えればわかるのですが、大学は入ってからも勉強は続きます。

初年度は高校生のころと変わらないようなカリキュラムで1週間が終わるようなことも珍しくありません。そういったときに、大学=楽しいキャンパスライフとおもっていた人は心が折れるのではないでしょうか。

しかし、そもそも大学に行くというのは進学するということです。遊ぶ時間が欲しいのであればバイトをして過ごしたほうがましです。もちろん、楽しいこともたくさんありますが、それはあくまで大学生活の一部にすぎません。世の中の漫画やメディアではきれいな部分しか見れませんが、大学というのは何かを学ぶことが第一にあるのです。

就職のために大学に行くという人もたくさんいますが、こういう場合はそれだけの人は就活に失敗しがちです。それは、大学に入って大学名が手に入れば就職はうまくいくと思っているからだと思います。というか、僕の周りでそういう人はたくさんいました。少なくとも就活は成功とはいいがたい状況でした。必ずしもそれが失敗であるとは言えませんが、いいところに就職したいのであれば大学名よりもどれだけ自分がやりたいことに全力を注げたのかということのほうがよっぽど大事です。この辺りは就活に関する投稿の時に詳しく話そうと思います。

他に、大学に行ったほうがいい理由としては研究があげられます。

研究というのは、文理問わずに行われていますが、ほとんどの学部で研究やゼミ発表という形で何かしら研究に近いものがあるのではないでしょうか。

正直、大学4年生がまとめれるはたいしたものはありません。しかし、そういった小さな研究を少しでも積み上げることに意味があるのだと思います。

自分でやった研究は、本当に僅かであっても世の中のためになるという経験は非常に貴重な経験だと思います。大学院に行けばさらに質の高い研究を行うことになり、そういったデータの蓄積が世の中をよくしていくのだと思います。

個人のスキルという意味では大学に行かなくても十分身につくという人もいますが、やはり大学に行かなければ得られないものもたくさんあると思います。何より、そこで過ごした時間や考え方というのは今後数十年にわたって生かされていくものだと思います。スキルは社会人になってからでも身につきますし、社会人の期間は非常に長いので4年間で身につくスキルと4年間で得られる経験を天秤にかけた時にスキルを取るというのは非常にもったいないと思います。

大学に行くことがすべてではありませんし、やりたいことが明確に決まっているのであれば大学は行く必要はないと思います。また、何も考えずとりあえず大学はいれば就職に有利だからという理由でボーダーフリーの大学に入るというくらいであれば高卒で就職したほうがましです。大学に入ってからサークルや勉強に全力で取り組める、そういった人間は大学に入ったほうがいいです。当然、そういった人のほうが結果的に就職もしやすいと思います。ですが、そういった人たちはそもそも就職すら目的ではなく通過点という考え方のひとばかりです。

大学に行くとより本質的に物事を知ることができ、またサークルや部活動でコミュニティを広げ、少ない4年間ですが他には代えがたい経験を得るでしょう。人生のうちのたった4年間です、人によっては6年やそれ以上かもしれませんが、経験というのはお金には代えられません。何かに全力で取り組める人間は絶対に大学に行ったほうがいい、私はそう断言します。

たいした話ではありませんでしたが、最後までご覧いただき誠にありがとうございました。


トウフ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?