パルスとジャストプロの合弁会社「ミラクルプロ」が世に放った、お米を擬人化したハーベスターアイドル達によるエンターテイメント「米プリンセス」。
ジャストプロの代表作の一つである「ラブ米 -WE LOVE RICE-」とはパラレルワールドの世界観であるとされています。(要出典)
その中で現在公開されている「つや姫」「萌えみのり」「ミルキークイーン」の3人組バーチャルアイドルユニットである米米米(まいべいべー)について紹介したいと思います。
なおハーベスターとは素晴らしいショーをする穀物に捧げられる称号のことを言います。

1.米米米(まいべいべー)とは

2018年11月30日に活動を開始しました。
所謂バーチャルYouTuberと呼ばれる人々と同じように動画配信やゲーム配信、歌ってみた動画を主な活動としております。
初期の頃は短編動画を毎週金曜日にアップロードしておりましたが、最近では動画配信サービス(YouTube、Showroom、BiliBiliなど)での個人配信や歌ってみたが主となっています。

VRの世界でアイドルたちが3Dで踊ったり動く姿は技術力の高さを感じます。
またミルキークイーンが特技として分身を習得しており時折分身したり、巨大化したりとVRの利点を生かしたコンテンツです。

活動視野が広く、ミルキークイーンによる英語圏の層の獲得、つや姫によるbilibili等日本以上の人口や関心を集めている中国の層の獲得、そして萌えみのりによる日本のコア層への集客と隙がない展開となっていて今後がとても楽しみではあります。

VTuberやアイドルによくあるファンを指す名称が定まっておらず多種多様な呼び名があるのも特徴です。

＜米米米の全体のファンを指す名称＞

・グルメ
ハーベストショーを評価する観客。(ラブ米からの流用)
ハーベストショーとは穀物たちが自身の美しさをアピールするパフォーマンスショーのことを指します。
主につや姫がこの名称を用います。

・俵
米俵のこと。
箱推しのことを俵推しと呼ぶ場合もあります。

・米(べい)ウォッチャー
ミルキークイーンが呼んでいたファン全体の名称です。

・お米(まい)ら
萌えみのりが呼んでいたファン全体の名称。
断じて2ちゃんねらーではない。
現在は萌えみのり推しの名称として使われていることが多いです。

そして面白いのはスタッフへの呼び方まで多種多様なところ。
三通りの呼び方があるにも関わらず同一人物という。
各種呼び方については後述とします。
なおこの記事では混乱を避けるため、ファンは一律ファンと記述します。

2.おすすめ動画

米米米を初めて知ったけど、まずはどの動画から見れば良いのか、何がおすすめなのかについてここに記したいと思います。

まずは大本命であるこの動画。
彼女たちがお米のアイドルであることの証明であり、3Dの体で歌って踊っている、基礎中の基礎である持ち歌。
歌詞がお米に纏わる用語を多用に盛り込んでおり、彼女たち、お米のアイドルのための歌と言える内容になっております。
ただの色物かと思いきや、曲調がポップで王道アイドルソングになっており、またCALL ME 米米米!のコール&レスポンスや落ちサビでのつや姫ソロなど盛り上がるところも抑えている、ライブ映え間違いなしの楽曲です。

ミュージックビデオとして見てもお米に関係した田んぼや、アイドルとしてのステージを背景に、可愛らしさやキレのあるダンス、そして豊かな表情で楽しそうに歌っているなど、彼女たちの魅力をうまく引き出している作りとなっております。

続いて、その彼女たちの初舞台であり、2019年10月現在唯一のリアルイベント&ライブである「直感ｘアルゴリズム♪ Tacitly 1st AR LIVE」にゲスト出演した時のライブ映像であるこちら。
観客を前にリアルに飛び交うコールの中、ARで歌って踊っております。

米米米の動画の中で一番の再生数を誇る、人気ボカロ曲であるロキの英語ver
歌唱しているミルキークイーンが翻訳をしておりマルチな活躍っぷりを見せています。
実力は折り紙付きなミルキークイーンの力強さや可愛らしい歌声はもちろん、日本人が感じる英語の歌詞の妙なかっこよさなど、ロキという曲を面白く料理した動画となっています。
また動画内のバックでは様々な小ネタが散りばめられており、米米米を深く知った後に見るとまた違った見え方もあるのではないかと思います。

ここまでは王道中の王道を紹介しましたが、続いては私のおすすめを3つ紹介します。

1番のおすすめはこちら。
米米米のメンバーをヒロインとした恋愛ゲームとなっております。
複数の動画を使って分岐させることでルート分岐を再現しており、BAD ENDや3人とのTRUE ENDなどマルチエンディングが用意されているなど、遊び心溢れる短編動画となっております。
おすすめのルートは萌えみのりです。理由はえっちだからです。

2番目のおすすめはこちら。
フリー音源に3人がお題に沿った内容で作詞して曲を作り、その曲を歌唱して、聴いていた他のメンバーにお題を当ててもらうというゲームをしています。
3人が3人とも個性のある曲に仕上げており、なんだかんだ名曲揃いになっております。

3番目のおすすめはこちら。
ゲーム実況を英語禁止で行うというもので、何故かミルキークイーンが提案するという。
ここではつや姫がこれ動画にするの嫌だと言うくらいの爆弾発言が飛び出す回です。
爆弾発言に関しては見てからのお楽しみです。

また、色々なファンの方や萌えみのりにおすすめを聞くと大体2膳と返ってきます。
悪い意味で王道すぎて今回の紹介から外しましたが、2膳を抑えれば、みんなと盛り上がれるので予習としてはおすすめです。
これが2話、通算4個目の動画なんですが、それでこの内容なのは結構やばいとしか言えません。

3.【メンバー紹介】つや姫について

米米米のリーダー。公認5歳児。
頭の上に乗っているのはタコライス。
つや姫推しの名称は「合鴨」
無農薬有機合鴨栽培のニュース記事を読んだつや姫にファンが送ったリプから命名。
外敵から田んぼのつや姫を守る鴨が親衛隊みたいというところから派生し、つや姫親衛隊→合鴨の流れで決まりました。

しっかりものでボケが多い萌えみのりやミルキークイーンへの突っ込み役となったり、脱線する二人をまとめたりが短編動画での主な役回り。
ボケるところはボケて、ポンコツなところもあり、ギャップも兼ね備えております。
またアイドルとしてのポテンシャルは一番高く、ダンスや魅せ方などは米米米一の実力の持ち主。

最初の頃はあまりTwitterに出没しておらず、見かけるのは結構レアキャラでしたが、最近は頻繁に見かけるようになりましたね。
ただ現在でもBiliBili配信やTwitterでの露出が主なので、他の2人に比べてまだ見かける機会は少ない方ではないかと思います。

配信は主にBiliBili動画で行われ、前半で中国語の勉強をし、後半はゲーム実況という流れが主となっています。
ゲームは洋ゲーやFPSなど癖の強いジャンルが多く、Dead by Daylightなど多くのVTuberに実況されているものから、オートチェスなど珍しいタイプのものまで幅広く取り扱っております。
プレイしている姿から、心の底からゲームを楽しんでいる感が伝わってきます。
また視聴者参加型のゲームを行うこともあり、日中両方のファンで交友しながら一緒に楽しむことができると言ったように日中の架け橋になるような配信です。

なお公認5歳児なので、とにかく叫びます、叫びます、叫びます。
めっちゃ大音量で叫びます、音量に注意。
短編動画でもそこそこ見受けられたポンコツっぷりやボケっぷりが配信ではフルスロットル状態、ぶっ壊れてます。
そして萌えみのりに対して限定でかなりの毒舌です。
仲が良い証拠ではあるのですがとにかく当たりが強い。
ツイッター見ると大体ゲームやってます。

4.【メンバー紹介】ミルキークイーンについて

米米米の歌うま担当。
頭の上に乗ってるのはオムライス。
ミルキークイーン推しの名称は「ミルミル隊」
日本時間で朝YouTubeで配信している「Glitch Perfect☆」を見た視聴者が「MIRU MIRU SQUAD(ミルミル隊)」とツイートしたものを採用しました。

歌唱力はVTuberでもかなり上位に君臨する米米米の歌姫もとい女王。
作曲バーチャルYouTuberミディ氏が主催した歌うま選手権で総勢50人の中から勝ち抜き見事優勝するなど実力は折り紙付き。
また歌ってみたとして自身で英語翻訳した曲を歌っており、ニッチなところもカバーしつつ、純粋にクオリティが高いです。
歌声も可愛くも歌え、太く強いかっこよくも歌えるなど表現の幅が広く、歌のジャンルもアニソン、ボカロ、洋楽、演歌、J-POP、ラップなど多種多様に対応できるなど歌に関しては文句の付け所がないです。

またセカンドライス(日本)に来て3年ほどしか経っていないとのことですが、それをまったく感じさせないほどの日本語のうまさ。
難しい言葉や難しい漢字に対応できないことこそありますが、大体の日本語や漢字は問題ないです。

配信は上記でもあげた、YouTubeで配信している「Glitch Perfect☆」とShowroomで配信している「ミルミルミュージック」の二つになります。
「Glitch Perfect☆」は基本的に英語メインの配信となっており、雑談やクイズ、ゲーム実況を行っています。
ゲーム実況では普段のおとなしくふわふわしているイメージとは打って変わって好戦的で、結構口調が荒くなりキャラが変わります。
そこもまたギャップで魅力的な面ではありますが。
「ミルミルミュージック」は主にShowroomの機能を使ったカラオケ配信となっております。
ファンからのリクエストと自分の歌いたい歌を何曲か選んで歌う配信となっております。

Twitterではみるきーなぞと言ったかなり難易度の高いクイズを出したり、動画編集ができることから編集した短編動画をあげたりしてます。
なおかなりの天然キャラで突拍子もない事を口走って、つや姫と萌えみのりの二人を驚愕させたり、カラオケ配信中に枝豆食べたりしてます。

5.【メンバー紹介】萌えみのりについて

米米米のSNS大使。
頭の上に乗ってるのはおにぎらず。
具材は左からハムたまご、焼肉サンチュ、ハンバーグチーズとなっております。
萌えみのり推しの名称は上記でもあげた「お米(まい)ら」
特技はコジコジに出てくる次郎くんの物まね。
履いてるのはオムツではなくショートパンツ(重要)。
この子に関しては癖の強さで良いところを羅列しているはずがdisってることになりかねないレベルのキャラの持ち主。

配信はShowroomの「萌えみのりの好きになってけれ」
米米米のメンバーの中で一番最初に個人配信を行い、ガチイベに参加し、危なげもなく達成すると言ったカリスマ性の持ち主である。
ギフトをファンから集めるのがうまい。
狸の信楽焼が苦手でギフトが可愛くないと言った理由でたぬき限定ではあるがギフトを嫌がる配信者という大物っぷり。
振りではないはずだがリスナーよりたぬきをよく投げつけられる。
でも最終的には感謝するので誤解なきよう。
配信をやめられないところがあり、時間でいつまでと区切ってはいないため、ファンの希望等で延長に延長を重ねることがほぼ毎回あり、終わって欲しくない人にとってはありがたい配信ではあるが本人は直したいところだと思っているようです。

ASMRによる咀嚼音のコーナーである咀嚼音部活動があり、ひたすら萌えみのりが何かを食べたり飲んでいる配信ですがなぜか人気が高い。
パピコの時は生々しかったです。
筋トレのコーナーもあります。
リスナーにATMというあだ名をつけたり(つけられた当人は気に入っており本来のHNより今では重宝されています)、自身の推しにはかなりの毒舌っぷりでリスナーとの信頼性が無ければ大炎上しているようなことをよくやっています。

オードリーの若林正恭"さん"とクレヨンしんちゃんのしんのすけにガチ恋してます。
若林さんのことを正恭さんと下の名前で呼びます。
オードリーのオールナイトニッポンを片耳で聴きながら配信をしたことがあります。
アイドルじゃなければ私たちリスナーと同じただの限界オタクであると本人も語っているように、配信では本当にただの限界オタクになっていることが多いです。
またファン同士のリプ等や情報を結構把握しています。なのでファンの情報についてかなり詳しいです。

また目標として自身のR-18同人誌が出ることという発言や、深夜配信なのを良いことに結構際どい下ネタが飛び交います。
例としてあげるなら配信でIMSNというワードが頻繁に飛び交うのですが、意味深という意味です。大体下ネタの隠喩に使われます。
他にもツイッターに自身のR-15くらいのイラストを投稿したりと、ぶっ飛んだキャラをしています。


でも根は真面目で繊細なところもあり、真面目な内容のマシュマロに誠心誠意答えるところなどみんなから愛されるのも頷けます。

6.スタッフについて

米米米を影から支えるスタッフ。
その中で一番有名な人について紹介します。
最初に取り上げた通り、メンバーごとに呼び方が違います。

つや姫→妖精さん
ミルキークイーン→やきいもつぼ
萌えみのり→三又さん

正直意味がわかりません。

ただメンバーからの信頼は固く、愛されていることは伝わります。
純粋無垢で天然なところもあれば、ツイッターで萌えみのりを煽ったり、配信やめてもいいですかというツイートだけ無視したりとユーモアの持ち主でもあります。

7.問題点や疑問点

最後に勝手に私が思っていることと、疑問に思う人がいるだろうなということを勝手に質問にして、勝手に答えます。

・お米のアイドルとのことですが、お米の要素が少なくないですか？
スピンオフ元のラブ米が強引なまでにお米ゴリ押しだったことを踏まえても少ないとは思います。
短編動画があった頃はお米に纏わる内容が使われていたりして補完できていましたが、個人配信になってからは確かに少なくなりました。
萌えみのりが配信でたまにお米クイズを出したり、各メンバーもTwitter等でお米のことに触れたりはしてますが弱いです。

ただ一点今可能性を感じているのが、萌えみのり発案のツイッタータグ「#お米食べたよ」
ファンがお米を食べた時にこのタグを使って呟く→萌えみのりがエゴサしていいねをする→ファンの承認欲求が満たされる→ファンがお米を食べてこのタグを呟くというルーチンでお米の消費を促します。
またそれが繰り返されることでタグがお米の画像であふれかえり、飯テロからお米への欲求をかきたて消費を促し、上記のルーチンに組み込むという流れが完成できれば、お米への活動になるのではないかと思っています。
実際アイドルと同じものが食べたい欲求の人は多く、推しに見られたい人も多いのがこの界隈なので、理にかなった活動です。
問題点は知名度が低く、使っている人が限られてしまっていることがあげられます。

みんなもお米食べましょう。
なんといっても推しを食べることができるのですよ！！！！(IMSN)

・アイドルの活動が少なくないですか？
最近AKBなどのアイドルもShowroomによる個人配信が活発に行われており、アイドル活動ではありますが、やっぱりアイドルといえば歌って踊る、ライブする、CDを出すという流れですね。
そこに関してはスタッフが頑張っているという情報があがっておりますので気長に待つしかないです。
現在出資元の一つであるパルスがスマートフォン向けVRアプリの「INSPIX」をリリースしており、定期ライブを実施している「えのぐ」を筆頭に「まりなす(仮)」もVRライブ開催が決まっており、次のイベントとしてINSPIXによるVRライブが一番可能性が高いと感じています。

・同じ炭水化物のライバルであるパンや麺についてどう思っているのでしょうか？

敵視をしていないどころか親しみを持っているようです。
少なくとも「また小麦粉こめか〜！？(´༎ຶོρ༎ຶོ`)」とは言わないです。
ただしつや姫は敵視しているようで配信中に悪態をついていたのを確認してます。

・ミラクルプロの公式にある、「九重あい」、「鳴戸うらら」、「尾車Rいのり」とは誰なのですか？
わかりません(迫真)。
タブーではないですが、聞いても多分答えは返ってこないです。
九重あいちゃん可愛いですよね。

・初期設定はどこへ行ってしまったのですか？
どこへ行ってしまったのでしょうね・・・。
初期設定を引っ張ってきた短編動画の第19膳でしか見ることはできないでしょうね・・・。

・最後にあなたの米米米での推しは誰ですか？
私はミルキークイーン推しです。


以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
これを見て米米米について興味を持ってくれる人が一人でも増えれば幸いです。
そして米米米の3人へ、いろいろアレなこと書いてすいませんでした！！！！！！！！Riceきです！！！！！！！！！！