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狂おしく、身を捩るような

最近、湾岸ミッドナイトを観ました。
一昔前のアニメです。

友人らとたまたまゲームセンターで湾岸ミッドナイトで遊んだら、なかなか面白かったのでそのままアニメを見て観ることに。

深夜の首都高を時速250km以上のスピードで駆け抜ける公道レースバトル、という先入観で見始めました。ですが、観進めていくと違ったストーリーでした。

「悪魔のZ」、と言われる一台の初期型フェアレティZに、ドライバーやメカニックたちが魅了されていく物語。公道レースバトルというよりも、Zを主人公、軸にしたヒューマンドラマのような話でした。
ちなみに、悪魔のZは最高速度300km/hオーバーで走る車です。しかも時折、意志を持つかのような不可解な動きをし、歴代のオーナーを何人もクラッシュへ追い込んできました。

そんな「狂おしく、身を捩るような」

Zはいつしか走り屋の間で「悪魔のZ」と恐れられるようになっていきました。


感想はというと、面白かったです。
悪魔のZに魅了され、自分の仕事やパートナーはもちろん、自分の命を賭けてまでをも捨てていく人たちの心境は、人間らしさというか、人が本当に魅了されると自分をも滅ぼしうるのかと、普段生きているだけでは中々みることのできない人間の一面を見れたような気がしました。アニメなのですが。

あと、自分はこんなにスポーツカーが好きだったか?
と自分でも疑問に思うくらいにどうやら、自分はスポーツカーが好きなことに気づきました。この感覚はスポーツカーにだけ感じるもので、軽自動車やミニバンなどの普通車には抱かないです。

スポーツかーが好きなのは、幼少期の父の影響なのかなと。僕が2、3歳の頃、父は日産のGTR32に乗っていました。当時はまだ普通のシートに乗るには背丈が及ばず、僕のシートはチャイルドシートを乗せた助手席でした。父がGTRを発進させる度に聞く、重い轟くようなのエンジン音や高速での加速音には、幼いながらワクワクというか、テンションが上がっていた記憶があります。
その後父が、車をミニバンの(確か黒のエルグランド)に変えた時は、惜しがっていたような。そして今でも、普通に生活している中で、スポーツカーのエンジン音や排気音を聞くと、どこだろうと探しています。

2100年までの世界の平均気温の上昇を、産業革命以前に比べ、2℃より低く保ち、1.5℃に抑える努力をする。

世界全体のCO2排出量を2030年までに約半減、2050年までに実質ゼロに。

COPを中心に先進国の多くが2050年、カーボンニュートラルの実現を掲げています。現状は微妙に見えますが、世界は脱炭素に向けて着実に進んでいるようです。

車で言えば、ガソリン車からEVへの転換期という現在。
ガソリン車、しかも炭素排出量やガソリン消費が普通車の何倍もある車に好意を抱く自分には何だか後ろめたさを感じます。

炭素の排出削減のために自分ができることは意識したい。と去年から考えることがありました。
でも、スポーツカーが好き。しかもガソリンエンジン駆動の。

将来スポーツカーを買うチャンスがきたら、自分はどうするのか。
湾岸ミッドナイトのストーリーに登場してくる人は皆、悪魔のZに魅了され、心を動かされ、自分のすることが愚かであると知っていても自分の心の向く選択をしていきました。自分の脳裏にもスポーツカーが一生脳裏に刻まれることになり、いつかスポーツカーを買うことになるのでしょうか。

ちなみに今はめちゃくちゃ欲しいです。でも、容易に「将来買いたいものリスト」には入れないでおこうかなと。

読んでくださりありがとうございました。

Have a great day.

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