鈴石風
街はすっかりクリスマス一色。 風には眩しくてならない。 冬で塞ぎがちな気持ちも、イルミネーションが明るくしてくれる気がする。 師走は、クリスマスがあるが、わたくし風の誕生月でもある。 12月20日に風は35歳を迎える。 35!?! あまり意識していなかったが、よくよく考えてみたら、何故だろう震えが止まらない笑 いつの間にそんな年増の女になったのだろう。 それでも、相変わらずわたしは、おもちゃを愛し、オン眉で、オーバーオールが正装である。 変わったことといえば
お天気が良かった。 太陽が照らした、お庭の木々たちがきらきらと光って いた。 風は気持ちが良くて、スッーハァーと大きく深呼吸をした。 そんな気持ちの良い一日だったが、夜になると頭痛が、、、 お天気が崩れるサインだ。 案の定雨が降ってきた。 風の頭痛は、猫の天気予報並の感度だ。 明日も雨らしい、体調を崩しそうな予感。 とりあえず、虹の絵のついたカップ(お白湯用にした)で、お白湯をゆっくり飲んで。 漢方を飲んで、明日に備えよう。 おやすみ。みなさん
これは、カカの口癖だ。 寒い冬が明けて春が来た今、 風はこの言葉をかみしめる。 冬の間凍てついていた心が、春のお日さまの光を浴びて、溶けていく気がする。 きりきら日を浴びて光る、お庭や道の緑を見ると、とても綺麗だなと風は見惚れてしまう。 風も太陽の光をいっぱい浴びて、光合成をたくさんして健やかに、ぐんぐん伸びていきたい。
が風にはある。 それは、スケジュール帳にその日しなけばいけないこと予定を書いて、ちゃんとできたら、お気に入りのトイストーリーのシールを貼るのだ。 前までは予定をこなしたら、それで終わりであったけれど、シールを貼ることで、なんだか達成感がばっちしと湧く。 この習慣のおかげで風のスケジュール帳は、とてもカラフルでにぎやかだ。 それを眺めると、嗚呼がむばったなと、たとえ些細なことでも思えるのだ。 ちいさなことでも一つ一つを大切に丁寧に取り組んで、風はずんずくと成長していき
風の救世主は、わらびである。 具合が悪く何も食べられない時も、カカの作ってくれる、わらびの酢の物は食べることができるし、具合悪いカラダに、スッーと染み込んでいく気がする。 わらびはいつもカカのお友だちのハルちゃんが届けてくれる。カカとハルちゃんの故郷岩手のものだ。 わらびを食べると、一度だけしか岩手には訪れたことがないのだけれど、 カカのお友だちがドライブで連れて行ってくれた浄土が浜の綺麗な海が頭の中に広がる。 具合わるくて、閉じこもりがちになりそうな風の心を、そんな
風は最近、あるお別れと出会いを経験した。 それは日々を共にする愛車(自転車)とのことである。 風は長年ハチ子と名付けた愛車に乗っていた。 風が今までで一番長く勤めた職場の初めてのお給料で買った子だ。 真っ赤でカゴもタイヤも小さめなかわいい子。そして性格もとても良かった(間違いない)。 一緒に出掛けると「かわいい自転車だね」と褒められたりもした。 一緒に色んなところに行った。まさに相棒であった。 仕事から疲れて帰ってきた時、駐輪場でハチ子の姿が見えると、なんだかホ
お酒も飲まない(下戸な為)タバコも吸わない、長風呂も苦手な風のストレス解消法。 ○思ったこと、感じたことを手帳に書き込む。 ○美味しいジュースを飲む(基本的に季節限定のものに弱い) ○お洋服が好きなので、コーデを考える。 ○文章を、お気に入りの桜色のキーボードでカタカタと小気味いい音をたてて打つこと。 ○海外の固めなはでな色をしたグミを噛んで食べる。 噛む度に元気がもりっと出てくる気がする。(これは大のグミ好きであるカカからの遺伝であると思う) ○お気に入りのタオ
久しぶりの本降りのような気がする。 風は、爆弾低気圧との押し合いへし合いに、いとも簡単に完敗して、毛布に包まりミノムシ状態である。 この時期が早く去ってくれるのを願うばかりだ。 気持ち悪くてごはんが食べられないのが何よりつらひ。 今日もお白湯を飲んで、先日病院で気象病の症状に効くとされる漢方を処方して頂いたので、(これを飲むと幾分楽になる気がする)それも飲んで、やり過ごそうと思う。 同じような思いをされている方々、どうかご自愛下さい。 それでは、また。
というのは、知っている曲の中で最も古い曲ではなくて、風の人生で初めてちゃんと認識した曲、記憶の中で一番古い曲のことである。 その曲は、浜田省吾さんの「悲しみは雪のように」である。 多分トトかアネム(年の離れた姉)が聴いていたのだと思う。 この曲を聴くと、風はとても懐かしい気持ちになる。 カカと手を繋いで歩いた散歩道の畑の景色 アネムの自転車のかごに乗って行ったコンビニ トトの自転車の後ろに乗って行った公園 ジジババの家で飼っていた親友のヨークシャーテリアの
が始まり、風の姪のゆずは高校生となった。 ゆずが入学した高校は、なんと風も通った母校である。 そう、風の後輩となったのだ。 なんとも嬉しい。 毛が三本くらいしか生えていなかった、ちいちゃくてころころしていたゆずが、風が通っていた高校に通うなんて、感慨深くもある。 風は高校では、良い友達がたくさんできて、先生にも恵まれて、親友たちにも出会えて、充実した三年間であった。 そんな日々は今も、風の宝物である。 そして、そんな日々に今も支えてもらうことが沢山ある
にぶるんぶるんと振り回されている風です。 頭痛に吐き気に目眩と 気象病の総合デパートのような状態だ。 風の毎日の楽しみのカフェオレも気持ち悪くて飲めないような日も多くて、げんなり。 そんな時カカの勧めで飲むようになったのが、お白湯である。 風は今までお白湯、そしてお水もなんだか苦手で飲めなかった。 ところが、気持ち悪くて何も受け付けない体には、お白湯が優しくて柔らかくて美味しいものと感じられるようになった。 近頃は、お気に入りの虹の描いたカップで毎朝お白湯を飲む
今年もやっと春がやってきた。 うちの目の前の桜並木もすっかり綺麗な桜色に。 桜に魅了された風の身の回りには、知らず知らず桜色のものばかり増えている、お洋服、靴下、そしてキーボード。 この文章も届いたばかりの優しい桜色のキボードで打っている。 新しい文字たちが、桜の花びらのようにひらひらと少しずつ舞い降りてくる。 天気予報は明日も晴れ。 親友一家とお花見だ。
が風にはいる。 風は中学2年生の時にクラスの女の子たちからいじめにあっていた。 学校に行くのが辛かった。 カカやアネム(風の姉のこと)は無理して行かなくていいよ、と言ってくれていたけど、どこか負けず嫌いな風は、 休むことはしなかった。平気な顔して通ってやろうと思った。 そんな中、3年生に進級して、担任をして下ったのが風の恩師である。 すごく親身で優しくて、ユーモアもあって、不安な時は安心させてくれる先生だった。 その先生のおかげで、学校に行くのが楽しいものとなった。ク
防災の日。 防災の日というと、 小学生の頃、9月1日は夏休みが終わってむかえる始業式の日であり、その日は引き取り訓練といって、親が迎えに来ることになっていた。 始業式や先生のお話が終わって、みんな校庭に背の順で並ばされる。 ちいこかった風は、毎年一番前で、カカのお迎えを待っていた。 みんなおしゃべりしながら、キョロキョロしながら待っていた。 カカの姿が見えるとなんだか、とても嬉しくなって駆け寄った。 この日は、 ニコニコ商店街という、学校のすぐ近くの小さな商店
起床して、風が毛布もズルズル引きずりながら起きてくると、毎朝カカはキッチンでコーヒーを淹れている。 カカはコーヒーを淹れる時、少しずつお湯を注ぎながら、ストレッチにも勤しんでいる。 このコーヒーで作ってくれるカフェオレを飲むのが、風の一日の楽しみだったりする。 生きがいとは、大それたものでなくても、どんなに小さくて身近なものでもいいと、この間脳科学者の先生が言うていた。 うむ。本当にそうだなと風は思った。 風は病気だし、辛い時も結構あるけれど、こういうささやかで偉大
君と別れて、気づけばそこそこ長い時が過ぎた。 お別れしたばかりの頃は、顔が痛くなるほど、わぁわぁ泣いた。体の水分がなくなって、シワシワになっちゃうんじゃないかと思うほど泣いた。 でも時が流れて、 だんだん楽しかったことを思い出すことも、君のことも考えることもなくなった。 そのうち、嗚呼忘れることができたのだな。そう思うようになった。 でも、たまに夢で君に会うと、もう会うことのないだろう君と会うと、起きてしばらくとても寂しい気持ちになる。そうすると、まだ風の中のどこか