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動かない鳥

眼力のハシビロコウ

 上野動物園で初めて出会ってから速攻で大ファンになったハシビロコウ先輩。眼力も鋭く、大きな身体で威厳がある。しかしそんな風格にも関わらず、とても愛嬌たっぷりの姿を動物園ではみかける。鳴く代わりにクラッタリングといって、嘴をカタカタ言わせて挨拶をしてくれる。さらにご丁寧なことに首を左右に振りながらお辞儀までしてくれるのだが、その姿に愛しさが込み上がる。飼育員さんに恋してしまうなど、実は感情豊かなのだ。

↑こちらは掛川花鳥園のハシビロコウ先輩のお辞儀の様子

◎ 撮影地 : 上野動物園

自分、不器用ですから…

 動物園では意外にもよく動いている姿を見かけるのだが、「動かない鳥」と言われる理由は、野生界では湿地帯などで暮らしているハシビロコウは、じーっと動かずに魚を待っている。また動作もゆっくりしていることなどからもそう言われているのだ。

 ハシビロコウの食事中、食べるのが下手な印象を抱く。かなりの頻度で咥えて噛んだ後に、ボチャンと魚を落としてしまうのだ。それは魚の頭を何度か噛んで柔らかくしてから丸呑みするためなのだが、何度も食べては落としてを繰り返している様子が、思わず「がんばれ、先輩♡」と、部活のイケメン野球部の先輩を金網越しから見つめる後輩女子のような気持ちになるのだ。

 誰しも一度見たら恋してしまうハシビロコウ先輩は上野動物園のいち動物公園など、そして伊豆シャボテン公園には日本一長寿のビル先輩がいる。

↑こちらがビル先輩


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