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雪山のゴースト

尻尾の使い方

 高山地帯に暮らしているユキヒョウ。手足の肉球回りにもモフモフの毛が覆い尽くし、雪の中に沈み込まないよう滑り止め&寒さ対策の保温効果も抜群だ。特徴的な太くてモフモフな尻尾はマフラーのようにして首元に巻いて寒さから守ったり、ジャンプや走る際にバランスを取る役割もあるのだ。そして、動物園では尻尾を咥える仕草もみられるのだが、理由がはっきりしていないものの、どうやら安心感を得るためだそう。赤ちゃんが親指をおしゃぶりするような気持ちなのだろうか…なんてかわいいんだ。

◎ 撮影地 : パリ植物園付属動物園 メナジュリー

隠みの術

 雪山や高山地帯の岩の中で身を隠すのに、このヒョウ柄はとても役に立つ。そのため「灰色のゴースト」「ゴーストキャット」という別名も持っている。つい数十年ほど前までは幻の動物だったユキヒョウは野生界では見つけるのも難しかった。しかし、今では気候変動密猟や現地遊牧民から追われ、絶滅危惧種に指定されている。

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