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ひとりぽっちの夜


今夜、わたしはひとりだ。
いや、正確に言えば、白文鳥1羽とわたしひとり。

12月8日。
今日は何の日だろうか?


「世界キリンの日」?
「世界ライオンの日」?
「文鳥の日」?

ううん、動物の記念日とは違う。





今日は、わたしの誕生日である。



(バックミュージック)






おや?
隣を見ると、旦那さんの姿が見当たらない。



それもそのはず。
今夜も明日も、旦那さんは遠く遠く海の彼方の国にいる。




付き合っていた時も、結婚してからも、
一度もタイムリーに一緒に過ごせたことはない。




逆に言えば、旦那さんの誕生日もそう。







ところで、
以前「なんで旦那さんって書くの?」と聞かれた事がある。

確かに一般的には「主人」や「夫」と呼ぶのが正しいと思う。




でも「夫」って書くのがなぜか、こそばゆい、のである。



響きはなんか、かわいい。

「おっと」である。


おっとおっとおっと


「わたしのおっとです」
「わたしのおっとが」

うーん、やっぱ、なんかくすぐったい。


なぜだろう?なんかスマートなイメージがあるからかな?
シュッとしたイメージ(語彙力)







一方で、「旦那」って響きがわたしにとって、しっくりくる。


「だんな」

濁点がつく方がっぽいのである(語彙力)

旦那さんの外見的にも中身的にもワイルドだから、こっちの響きの方が似合うと勝手に思っている。





そんな旦那さんに以前、「誕生日に一時帰国してほしい」ってわがままを言った事がある、半分冗談半分本気で。




すると、旦那さんはこう言った。


(スマホ検索しながら)
「一時帰国はね、現実的にやるとしたらね…えーと、片道イギリスからはその日は12万近いかな。あ、会社の経費では落とせないんだよ」



おいおいおいおいおい…



違う。
そうじゃない。


そうじゃないんだ。

現実的な手段を検討してくれたのは、うれしい。

が、しかし、それじゃない感。





怪訝な顔をするわたし。



そんなわたしを見るやいなや、
旦那さんはハッ!として


「…誕生日に一緒に過ごせなくてごめんね」
ぎゅっ


キュン!


そうそう、これ。
もうこれだけで、十分なのである。




心って、本当に「キュン」っていうんだよ。
不思議だね。





えーと

それで何が言いたかったかというと、






12月8日はわたしの誕生日である。








つまり、その、お祝いして欲しいのである。
おめでとうって。


noteで酔っているみんなに、今夜だけ甘えたい。
甘えてもいい?
いいかな?
だって、旦那が今夜いないんだよ。
わたし誕生日なんだよ。
寂しいよ。
日本に全然いないんだよ。
ウケるくらいいないんだよ。
記念日とか節目もいないんだよ。
嬉しいことも悲しいことも楽しいこともタイムリーに共有できないんだよ。
1年の半分も。
会えない時間、愛は育つ。
育つけど、
いて欲しいの、今夜は、とか、あるでしょ。
今日だけはおまえの側にいたいんだ、とか、あるでしょ。
あれができないんだよ。
いつでも会いたい人がすぐ会える距離にいるって最高だ。
最高だよ。





だから、今日は今夜だけは、これを読んだ人全員に甘えるよ。

酔ってる誤字脱字のおめでとうを待ってるね。
待ってるよ。



待っててもいい?(上目遣い)


✔︎ 報告書
飲んだ場所:リビング
飲んだお酒:のんある気分巨峰サワーテイストと緑茶
量    :コップ一杯ずつ
呑み方  :ちょい呑み
酔い具合 :完全なるシラフ


前回の「#呑みながら書きました」の惚気note



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