モフモフなフォルムを持つプレーリードッグ。「ドッグ」と言っても、あの犬のことではない。なぜドッグとついたかと言うと、「キャンキャン」という犬の鳴き声に似ているからだと言われている。ちなみにその鳴き声は危険を家族や仲間に知らせる合図であるのだが、動物園の安全な場所ではなかなかこの声を聞くのは難しそうだ。この「キャン」という鳴き声の中に、危険を察知したモノの大きさや特徴などを伝えている。思っているよりもコミュニケーション能力に長けているのだ。

撮影場所：熊本市動植物園

人気の裏で…

　日本では大人気のプレーリードッグだが、生息地であるアメリカでは害獣扱いで肩身の狭い思いをしている。巣穴を掘って生活している彼らの穴に、家畜が落ちて怪我をしたり、野球場を穴だらけにしたりと困った事態が起きているからだ。そんな彼らを駆除するときに使われるのが、大きな掃除機で吸い取るという荒技だ。これを見ると切ない気持ちになってしまう…

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