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予実管理における精度向上の取り組み

これはカンム Advent Calendar 2023 12日目の記事です。
昨日はyuichicoさんの日本酒愛溢れる記事でした。
自分は飲食に対する興味が低いんですが、熱量高い人にはちょっと憧れます。

私はデータアナリストとしてアプリログ分析やアンケート調査などをメインに担当していますが、収益計画の予実管理も一部担当しています。
カンムでは収益計画を毎月更新しているのですが、時間をかけ過ぎることなく精度の高い予測を行うよう心がけています。
ここでは簡単なTips「KPIの可視化」「イベント情報のデータベース化」について紹介します。
これらにより、予実差異の説明がより明確になり、予測が精緻化・短時間化されました。
(どのように収益計画を作成しているかは以下の記事をご参照ください)

KPIの可視化

重要なKPIはすべて以下のように可視化しています。

ダミーデータを使用しています

季節性がわかりやすくなるように、横軸が月である年ごとの折れ線グラフも作り、実績値だけでなく予測値も載せておかしな予測をしていないか確認しています。

なお、収益計画のスプレッドシートが重たくなるのを防ぐために、別スプレッドシートにてIMPORTRANGEでデータを引っ張ってきて可視化しています。
また、KPIの名称が重複しているとVLOOKUPでうまく拾えなくなるので、可視化用のタグを設定する列を用意しています。

イベント情報のデータベース化

自社の機能リリースやキャンペーン実施などの情報に加え、競合の動きやコロナなどのマクロ情報もスプレッドシートで一元管理しています。
上述の可視化で見つかった異常値やトレンド変化について説明がしやすくなり、予測精度向上にも繋がっています。
また、このイベントはこの指標にこれくらいの影響がありそうだな、という数値感も徐々に把握出来てきたように感じます。

最後に

会社のフェーズが進むにつれて、シンプルで時間をかけ過ぎない運用を維持しながらも、予実管理も徐々に進化させていければと思います。

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