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やさしい気持ちになれる漫画 3選

1⃣「町田くんの世界」

すこし人や日常に疲れてしまった方へ

外見は典型的な地味キャラクターの高校生・町田くん。成績もぱっとせず、不器用、運動神経もイマイチな主人公ですが、1つ芯が通っているのは「人が好き」だということ。得意なことは何もないけれども、みんなに愛されている町田くんとその周りの人々の物語です。

生きるのに、人より何か秀でている必要なんてないんだ、とそっと気づかせてくれる作品です。町田くんの押し付けがましくない優しさが、すうーっと心に入ってきます。

お気に入りのシーンは、町田くんが校庭で拾った流れ球を、最近部活のレギュラーになれたクラスメートに対して「おめでとう」と言いながら、返球したシーンです。他人から見たら些細かもしれないけれども、レギュラーに入れたという本人にとってはものすごく嬉しいことを、一緒に喜んでくれる人がいることの喜びが伝わる描写に、心温まります。


2⃣「コタローは1人暮らし」

ほのぼの ほろり 伏線回収(・ω・)

売れない漫画家・狩野の住む清水アパートに、コタローという4歳児が引っ越してきた!?彼は子供なのに一人暮らしをするしっかり者でありながら、「わらわは~」「おぬしは~」という“殿様語”を操るアクの強いキャラクターでもあります。一緒に過ごす中で、コタローと清水アパートの人々が次第に変化していく日々を綴った物語です。

コタローの妙に格式張った殿様語がツボで、思わずニヤリとしてしまいます。一方で、コタローが一人暮らしをすることになった理由や、言動の裏にある悲しい思い込みには心がきゅっとなります。


3⃣「殺さない彼と死なない彼女」

世界は変わらないけど、お前が死んだら俺は少し変わる。
出典「殺さない彼と死なない彼女」

「殺すぞ」が口癖の男子高校生とリストカット常習者の女子高校生の物語。Twitterの4コマ漫画が原作です!

雑然としたタッチの絵ですが、だからこそ、登場人物のセリフが引き立ちます。客観的に見るとちょっと物騒だけれども、2人にとっては日常的である会話が、ストーリーの後半になればなるほど、とても愛おしいです。

☆映画版もあるよ!
映画もおすすめです!桜井日奈子さんと間宮祥太朗さんが演じています!
原作では別物語として描かれている、きゃぴ子や地味子、君が代ちゃん(撫子)と八千代くんの物語も組み込まれてます。


優しい気持ちで世界が満たされますように٭(ㅅ˘˘)♡*.+

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