見出し画像

~ 2024.3.11

あれから13年。

小学生になろうとしていた私はもう大学生。

インターン前、
今の富岡に関わる理由を母から問われた。

なぜ今私がこの地に興味を持って、
今ここで生活しているのか。

福島をもっと知りたいという思いから
始まったはずなのに、
ここで生活していくうちに、
どんどんこの地について考えたくなって。

ここが私の日常になりつつあって。

でもそれが良いのか悪いのかも、
ずっと考えてた。

でも地元以外で、
もっといたいと思えたのは
ここが初めてだった。

今日は1ヶ月生活してきた富岡の海で黙祷を捧げた。

ずっと海が怖かった私だけれど、
いつの間にかこの海の青さに惹かれていた。

富岡の人もこうやって、海を見ていたのかな。



2024.3.11 14:46

富あかり

3.11を語る小さな男の子や、
灯りを制作した子どもたちがいた。

震災の記憶を語り継いでいくことは、
すごく大事なことで。

それと同時に、
この町の日常にあった生活も、
語り継いでいきたいと思う。


私が今の富岡にいる意味は、
「ここにいるだけでいい」と
自分の存在を認めてくれる人が
たくさんいるからかもしれない。

だからこそ今ここを離れるのが
ものすごくやるせなくて。

もっとできることがたくさんあるはずなのに。

もっと考えたいことがたくさんあるのに。

それが悔しい。

この経験が私にとって、
震災の見方も、福島の見方も
変えるきっかけになった。

これからもずっと考えていく。

これで終わりにしない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?