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目立たず生きればいい

2023年11月10日(金)放送の「葬送のフリーレン」(第10話)を観て気付かされたので、思うまま書いてみます。


相手がどんな人なのか?外見で人を判断するのは難しい。
人は見た目が9割といわれるように、外見のチカラはとても大きい。
ただ、人を外見で判断したままにしておくと油断する。
という話です。

人とコミュニケーションをとる際、「相手がどんな人なのか?」を知る必要がある。相手を知ることで、コミュニケーションに深みがでる。

自分より上か?下か?

相手が自分より上か?それとも下か?
そんな基準で相手を見る人がいる。仮にAさんとする。
Aさんは相手の外見を特に注視する。
着ている服、身につけている装飾品、職業、役職、資産、持っている資格などを見て「自分より上か?下か?」を見極める。

Aさんの心の声(例)

  • 相手はまだ係長だから、課長の俺の方が上だ。(安心)

  • 相手は国家資格を持っている…俺はまだ持っていないから俺の方が下だ…。(不安)

自分が相手より上なら安心し、相手を上から見て接する。
自分が相手より下なら不安になり、相手に上から来られないように守りに撤する。

自分より上か?下か? ≒ 自分より強いか?弱いか?

この基準で相手を見極めると、自分が弱いと断定された時に不安がのしかかる。
不安を解消すべく、自分を強く見せるべく、自分を着飾ったり、地位や名誉、資産を手に入れることに躍起になる傾向にある。とにかく上を目指し、目立つことが安心に繋がる。

一方で、人は外見だけが全てとは限らない。

目立たず生きる

あえて自分を着飾らず、驕らず、謙虚に生きる人がいる。仮にBさんとする。
地位や名誉を持ち合わせていても、それはただの飾りだ。
他人の物差しで自分が判断された結果程度に捉えている。あえてそれを見せつけるわけではなく、むしろ見せない。

自分を着飾って自分に酔いしれ、自分の立ち位置や譲れないものを見誤ってしまわぬよう、外見よりも内面を磨くことに重きを置く。

内面を磨くことに注視するので、目立つことはない。でも、少しずつ、着実に自分を磨いている。少しずつ自分が強くなっていく。

Aさんからすれば、Bさんは弱く見える。

Aさんが多いコミュニティの場合、Bさんはバカにされたり、見下されたり、相手にされなかったり、自分の存在価値が否定されるような仕打ちをうけることがある。
そんな状況に直面して、Bさんは悔しかったり、泣きたくなったり、打ちのめされたりすることもある。気持ちはマイナスになる。それが蓄積される。

でも、その時のマイナスな気持ちは、自分を磨くエネルギーになる。
自分を磨けば必ず成長する。その過程は誰にも見えなくても、成長した自分の立ち居振る舞いを見れば「あなたは強い」と言ってくれる人は必ずいる。

日々素直に、奢らず、コツコツと自分を磨いていけば、気がつくと自分は強くなっている。

今の自分はまだまだ弱いかもしれない。今、芽がでないなら地下に根を張ればいい。
地上に出れないのは辛いかもしれない。でも、基礎を固めることは自分を強くする。
悔しい思いをした分、エネルギーに変えて地中の奥深くに根を張ればいい。
長くて、ぶっとい根を張れば、どんなに強い風が吹いても、どんな環境でも、倒れることなく立派な花を咲かせられる。

目立たず生きればいい。謙虚であればいい。
内面では常に本気を出しているが、時が来たときにだけ外にも本気を見せればいい。

AさんがBさんを見下して生きた先に、Bさんの本当の実力を知る時がくれば、Aさんは自分が油断していたことに後悔するだろう。

あなたの将来はあなたの気持ちや行動で必ず輝く。
あなたは強い。
あなたの将来が輝かしいものであることを、強く願う。

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