見出し画像

漫画「アオアシ」に出会って

今日は、「漫画から受ける影響」について書いてみます。


結論


私が小中学生の頃に漫画「アオアシ」に出会っていたら
今でもサッカーを続けていた気がします。


漫画「キャプテン翼」との出会い


漫画やアニメによって人生に影響を受けた人は
少なからずいます。私もその1人です。

出会うタイミングやその時の自分の状況によって
影響の度合いは変わるものです。


小学生~中学生の頃(1990年頃)、私はサッカー部でした。

漫画「キャプテン翼」を読んで
サッカーに興味を持ち
サッカーがやりたくて入部しました。

「キャプテン翼」が大好きだった私が
当時認識していたサッカーとは

  • オーバーヘッドキック

  • ドライブシュート

  • タイガーショット  などなど

「決め技」を出すことだと思ってました。

漫画のような技を出すのはできないにしても

  • 変化するシュート

  • 無回転のシュート

  • 奇をてらったフェイント

そんな技を使える人こそが
サッカーが上手い人 → プロに近づく人
だと思っていました。

そんな自分が当時していたことは
もちろん「技の練習」です。

部活では、ランニングや筋トレなど
基本的な体力づくりはしていましたが

プライベートな時間では
どうやったらこのフェイントができるか?
もう少しでヒールリフトが出来そうだ。
目線と逆の方にパスを出せば敵を惑わせそうだ。

そんなことを考えながら技の練習をしていました。

結果、試合に出ると
あっけなく敵にボールを取られたり
奇跡的にシュートチャンスが来ると、
全力でボールを蹴るため……

ゴールの「枠の中」ではなく、
「枠の外」の明後日の方向にボールが飛んでいく始末……。

「キャプテン翼」の作品中には、
「とりかご」という戦術もありましたが
技が飛び交っていたのほとんどでした。

当時、自分が認識していたサッカーは
「キャプテン翼」のように技ができることが全てであり、

華麗に、時には強引にドリブルを決め
必殺技を出すようにゴール前でチカラを込めてボールを蹴る
というものでした。

私は他の人に比べて技が得意ではなかったです。
試合では、とにかくボールに触ることが大事。

なぜなら、技を出すにはボールが必要だから
とにかくボールに向かって行くことが必要。

そんな思考でサッカーをしていたので
中学校の頃にはサッカーを楽しむことはできなくなり、サッカーは中学校で終わりにしました。


漫画「アオアシ」との出会い


大人になった今、何気ないタイミングで
漫画「アオアシ」に出会いました。

中学生の頃の経験から
「アオアシ」も技を出しあうサッカー漫画
なんだろうなと思ってアニメを観ていました。

観ているうちに、
「これまでのサッカー漫画と何か違う」
と思い始めました。

・「決め技」の話がない。
・戦術の話が多い。
・試合中、ボールに触らない人の役割がわかる。

こんなところが、
これまでのサッカー漫画と違う気がしました。

また、サッカーをする人のみならず、
メンタルや人間関係なども参考になる漫画です。

サッカーのパスの基本は三角形で
ボールを持たない人が動くことで敵がそれを追いかけ、

それによりフィールドにスペースが生まれて
生まれたスペースにパスを出し、敵陣に攻めていく。

そんな感じで戦術的にゲームを
組み立てていく話が展開されます。

サッカーとしては基本的なことかもしれないけど
小中学生の頃の私にはその基本的な知識がなかった。

サッカーを戦術的な視点から学ぶことができれば
ゲームを組み立てる楽しさが得られたのではないか。

私は、技を使うのは苦手でしたが、
戦術的な視点から物事をとらえるのは昔から好きでした。

小中学生の頃に「アオアシ」に出会っていれば、
技を得意としない自分が

「戦術」という好きな分野でチームに貢献でき、
「サッカーを楽しむ」ことができたんじゃないかな?と思います。

サッカーを楽しむことができれば、
好奇心が生まれます。
好奇心があれば「楽しさ」を追求することができます。

「楽しさ」を追求すると、自分が成長します。
自分が成長すると、自分に自信がつきます。
自分に自信がつくと、さらに上を目指そうとします。

そうやって「楽しい」を追求していれば、
今でもサッカーを続けていたかもしれません。

決して「キャプテン翼」を否定しているわけではなく、
私にサッカーを始めるきっかけを与えてくれた
「キャプテン翼」には、もちろん今でも感謝しています。

自分に影響を与えてくれるもののエネルギーは
素晴らしいですね。

サッカーの新たな視点を教えてくれた
「アオアシ」にも感謝しつつ、
これからのストーリーを楽しみにしています。

この記事が参加している募集

振り返りnote

サッカーを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?