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1,445段の階段とダイエットの関係

おはようございます。moyaです。
いつもご覧いただきありがとうございます。今日はたわいもないお話を。

日光霧降高原のキスゲ平園地に行ってきました。キスゲ平は赤薙山の中腹、標高1,300m~1,600mにかけて広がる高原です。
6月に入りましたが、6月中旬から7月が見ごろのニッコウキスゲには少し早いです。しかし、ここには名物があります。

1,445段の階段「天空回廊」です!しかも勾配がきつい。

因みに、ここで中腹です。まだ頂上ではありません。

途中から、勾配がぐっときつくなります。

背後を振り返ってみましょうか。

30分近くかけて、ようやく到着!「おめでとうゴール到達!」

最高の眺めでした。

このふもとにはビジターセンターがあります。この長い階段を登ってもらうための上手な仕掛けを、そこここにしていました。

ゴールを明確にする。
(ビジターセンター前に置いてある単眼望遠鏡で、頂上の展望台が臨めます。唐突に置いてあり、つい覗いてみる人続出。もちろん無料)

100段ごとに現れる励まし、また現在位置を明示し状況確認ができるようにする(到達度合、進捗度合。なお地図も所どころに設置されている。)

ゴール後はまた来訪してもらっため(=継続)のモチベーション作り

表示に書かれた合言葉をビジターセンターで伝えると、カードが貰えます。それを4枚集めると、ビジターセンター2階にあるカフェでケーキセットをご馳走してくれるそうです。なお合言葉は毎月変わるとか。
次の目的もできますね。

また中腹まででしたら階段を使わずに、遊歩道で少しなだらかに登っていくこともできます。しかも、長い階段の途中途中で遊歩道と交差します。
つまり、各々の体力にあわせて手段が選べます。

目標と目的を明確にし、1,445段の階段を登り切ってもらい多くの人に達成感を味わって貰えるよう手段を用意して、更にまた来ようと思えるように場を設ける。

「階段を登って降りる」
ただそれだけのことが、ちゃんとイベント化されていました。

自分の目標と目的を客観視する

話は変わりますが、昔、ニュージーランドの女性に英会話を教わっていた時期があります。たまたま私の高校時代の友人がニュージーランドにワーキングホリデーに行きたいので現地の話を聞きたいと言い引き合わせました。そのときに、英会話の先生が

"ニュージーランドに行く目的は何か。目標は何か。"

何度も友人に聞いていました。ピアノの先生だった彼女は最初「英語が勉強したい」、次に「日本の歌をニュージーランドの子供たちに教えたい」と答えましたが、それは目標でも目的でもない、英語の勉強は日本でもできる。日本の歌を教えられる人は他にもいる、”貴女は”"ニュージーランドで"何をするのかと重ねて尋ねていました。
当初怪訝な顔つきになっていた友人でしたが、途中で何か腑に落ちたようにぱっと表情が変わったのを覚えています。

目標と目的なんて違うに決まってるじゃないのと思いますが、改めて文字にすると私自身、案外曖昧になっていることに気づかされます。
また進捗度合いが判らず不安になる時は、振り返って確認するのもいいですよね。人生経験を重ねて色々知った風なことを言ってますが、まだまだだなとつくづく思います。

自分の目標と目的を客観視することで、友人はワーキングホリデーを満喫できたようです。

なお、この1,445段の階段「天空回廊」登り降りは無料です。以前はここはスキー場でそれが廃止になり、リフトだけがありました。しかしそれも2010年に廃止されました。階段の入り口付近に、当時のリフトを改造した椅子が置いてあります。

そしてもれなくお土産で日頃運動不足の身体に筋肉痛が付いてきます。思い出と話の種になりますよ。
まだ行ったことがないというかた、日光においでのことがあればぜひ挑戦してみてください。

ではこの辺で‥おっといけない、ダイエットの話を忘れるところでした。

"本当に"ダイエットをしたいなら

お察しの良い方はお分かりでしょう。
ダイエットも目標と目的を明確にし、それによって自分の状況も考えて無理のない手段を選ぶ。ただ最初に選択した手段が必ずしも自分に合っているか、途中で事情が変わる事があれば手段は変えてもOKです。

階段を登って痩せましょう!という話ではありません。(それも手段としては有効ですけど、いきなりはキツイので継続率が下がると思います)

なお目的は、できるだけ目先のことではなくもう少し先にしましょう。
目線は足元ではなく、でも遠くでもなく、少し顎をあげるようにちょっと先です。

例えば、私自身8-9年前に6か月で12kg痩せたことがあるのですが、この時はダイエットが主目的ではありませんでした

たまたまTVでトレイルランニングという競技があることを知り、更に調べてみたら大好きなニュージーランドでもトレイルランニングの大会があることを知りました。
その時、過去一番体重が多かったので(一応標準体重内でしたが‥)、このまま走るのは無理と判断し戦略を立てました。

先ず体重を1ヵ月あたり1kg減らして合計10kg減にすること。目標数値に行ったら次は筋力をつけて、逆に体重を3kg戻すこと。

3か月で3kg減を目標にして食事の見直しとウォーキングから始めました。自分にあっていたらしく、3か月で9.9kg減りました。本当は3か月3kgを達成して、次の3か月も3kg、そして次も‥最終目標は10kg減だったのですが。

この時食事は減らしていません。がっつり食べてます。

そして、今も当時の体重には戻ることなく20代前半の体重をキープしています。自分の性分から考えて、痩せることだけが目的だったら達成できず、また今の状況にもなっていなかったと思います。

ちなみに、私、今年3回目の東京マラソンを完走しました。トレイルランニングの大会も出ています。過去には年代別2位になったことも。それはたまたまですけど。
ですが、もともと走るのは大っ嫌いです。今も苦手です。

目標と目的を明確にして自分に合った手段を選び、1,445段の階段を登りきれるように今やりたいことが叶うといいですね。ダイエット以外にも通じることですから‥いろいろなnoteをみているとたくさんの夢に向かっている方がいます。応援しています。

それと、山田スイッチさんがステキなnoteを書いていらしたのでこちらもぜひ。

以上、本日はこの辺で。どうぞ良い一日をお過ごしください。

(了)

ヘッダー他写真 撮影地 日光市「天空回廊」 ©moya

最後までご覧いただきありがとうございます! 現在放送大学でPDFのアクセシビリティを卒業研究中。noteはそのメモを兼ねてます。ヘッダー写真はnzで私が撮影しました。 【ご寄付のお願い】有料noteの売上やサポートはnzクライストチャーチ地震の復興支援に使わせて頂いております。