見出し画像

【詩】 旅人


(あの村はやめときな)
村の近くの
茶屋の主人は云ったが
おそるおそる
村に入った

狸の湯

割烹かっぽう

引売屋

なかなか魅力的な
村に思えた

野動物入口〉の看板があり

そこから
橋を渡って左の
村の長の家に行き
滞在許可をもらわなければ
ならないらしい

入口には狐の
本物のような偽物
が二体
並んであった

・・・

(あの村はやめておけ)
村の近くの
茶屋の主人が云うのを
空から見ていた




「こちらもよろしくお願いします」🐦
青い鳥書店



ここから先は

0字
重吉陽一郎の詩のマガジン。過去から現在までの作品をたっぷりとお楽しみください^ ^

重吉の詩の過去から現在まで。特別に無料で読める作品もありますので読んでみてくださいね^ ^

ここまで読んでいただきありがとうございました。応援してもらえたら嬉しいです☺︎ スキ❤️はnote未登録でも押せます。