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大人の社会見学・第0回花王和歌山工場編

大人の社会見学をやってみようと思い、最初に試すならばどこだろうと・・・で、まずは古巣の花王の和歌山工場にすることにしました。

で、やってみて面白かったら、継続してみようと思います。

題して、大人の社会見学・第0回花王和歌山工場編(2023年4月19日木曜日)

https://www.kao.com/jp/corporate/outline/tour/eco-museum/

まず最初に残念だなと思ったことから、

写真撮影が禁止ということ

なので、拡散しづらい(苦笑)。上記は花王の公式のYOUTUBEでの紹介ビデオ。中の様子は、上記動画を参考にしてみてください。

晴れ男なんですが、和歌山は豪雨で慌てて花王の正門前の花王橋を渡って受付へと和歌山研究所勤務時代に通った道を思ったのですが、橋の改修工事中で、仮橋で花王入り。


花王正門前の花王橋の仮橋

バスが待機していて、見学施設のエコラボミュージアムまではバス移動。研究所のセキュリティや工場運営の安全上の観点から、一般見学客のルートを制限する意味で、バスを利用するんだろうと思われる。改善点としては、どうせ、エコラボミュージアムなどを紹介するんであれば、電気自動車のバスとかにすれば良いのにね。

花王紹介、工場紹介のビデオを見ているのときに落雷。いったん停電ですぐに予備電源で復旧したが、エコラボミュージアム全体をリスタート。5分くらいで復旧は終わる。このあたりの非常時対応は慌てずに、流石の運営。逆にレアだったのは、WindowsXpで企業紹介ビデオが動作していたこと。まぁ、ローカル使用なので問題はないんでしょうけど(笑)。私が花王在籍時代と同じシステムでした。

花王の名前の由来とか、桐箱に入った初代花王石鹸とか、花王の商品の歴史などなど、元花王社員の私にとっては復習のような内容の展示だが、参加者のみなさんにとっては、見たことあるけれど、関心のないことなので、改めて説明されると、ほぉという興味を持って見られていました。ふむふむ。

洗剤の原料のアブラヤシの果実やココヤシの果実の展示、そこから洗剤にしていくところの説明など、原料から商品が作られている様子を説明し、箱詰めしている段ボールや倉庫なども説明がある。

花王という会社は最初から最後まで全部やる会社なので、商品を原料から作り上げるというのは説明がしやすいんだなぁと思った。最終的な商品もアタックとかキュキュットとかシャンプーとか見える商品だしね。と一緒に行ったみなさんの反応などを観察しつつ、私にとっては復習。

強度を保ったまま、段ボールを薄くするというのがエコだという説明はエコラボミュージアム的には当然なんですけど、コストダウンなんだよね。実際の企業活動としては。使う段ボールの量が減れば、無駄な包装資材が減るわけで、浮いた分が利益。で、それは社会にとっても無駄な資源を使わないという意味でもエコ。

ちょうど、いま私の目の前にスターバックスのアイスコーヒーがあるけれど、プラスチックのストローがない。蓋の上の開口部から飲む。つまりは、ゴミが少ないエコな容器なのだが、スターバックスにとってみれば、ストロー分だけコストダウンしているわけだ。こういう事例になれば、エコと企業利益が両輪になるので、置き換えが進む。社会にとっても良い。

私が知らなかったのは、海外の包装容器エアインフィルムボトル。これは面白い。アメリカ人は詰め替え容器を使わないから、詰め替え容器を自立させて製品にしちゃえという発想。周りに空気を入れて強度を出すという仕組み。なるほどね。日本だと、花王スマートホルダーという容器がありますが、それよりか楽かも。

エアインフィルムボトル


2020年4月に米国で発売した「MyKirei by KAO」で
は、花王が開発したフィルム容器「Air in Film Bottle
(エアインフィルムボトル)」を初めて採用。フィルムは
つめかえ用容器に使われるやわらかい素材ですが、容
器の外側に空気を入れて膨らませることで、自立する
容器として使用することができ、プラスチックの使用
量をポンプ型ボトルに比べ約50%少なくすることがで
きます。また従来のボトルに比べて液残りが少なく最
後まで使うことができます。https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2020/20200407-001/

花王HPより

こういう容器も廃プラスチックを減らすということもエコな側面もあるけれど、企業としてはプラスチック資材コストも下げることができるから取り組む価値がある。ただ、問題は、使いにくくなるとお客さんが離れてしまう危険性もあるから、やりすぎには注意なのだ。企業である以上売れなくなるとエコどころではないから。

余談ですが、ペットボトルのラベルなどがシンプルになってきていますが、これも主張が減りすぎて、売れなくなると困るから、各社いろいろ探りあっている様相でちょっと動きを観察していると興味深い。

洗剤などプラスチック包装は複雑な何層にも分かれている構造で、実はペットボトルなどより回収してもリサイクルがしづらい。

出典・花王ホームページ https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2021/20210929-001/

これをリサイクルして、ブロックにしているらしいので、現物を見てみたかったのです。
で、流石に、エコラボミュージアムには置いてました。あまり説明はなかったですが・・・

個人的には、このブロックの質感が見たかったんです。最終系の・・。

下記の動画がリサイクルの取り組みはわかりやすいかな。

コロナ禍ということで、和歌山工場内の見学は、まだ中止みたいでしたが、また機会があれば、新しい花王橋が出来上がったあたりに社会見学をしてみようと思います。

で・・・他に面白い工場見学できるところがないかなと思って調べていたら・・・グリコのポッキーの工場が見学できるようだ。土日も空いてるけど、流石に土日は一杯だ。

というわけで、平日に大人の社会見学・第1回グリコピア神戸編を行いたいと思います。

わかりました?1回なので・・・と考えて・・・ポッキーです。

9名の先着です。2023年5月31日水曜日を予定しております。

大人の社会見学・第1回グリコピア神戸編 https://peatix.com/event/3565126/view


瞬殺で満員御礼になったので、開催情報を希望する人は下記のフォームに登録しておいてください。


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