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イギリス旅行記①

上空からぴかぴかと光るロンドンの街並みを見たとき、「現代の都会だ」と思った。綺麗だと思うと同時に、なんともいえない──「嫌な予感がした」というか「すでに寂しくなってしまった」とでも言うのだろうか──妙な感傷に襲われた。
それから空港に降り立つと、イギリス独特の匂いがした。
それで、鉄道に揺られていると「やっぱりイギリスも、普通の先進国か」という気がしてきた。つまるところ、昔の教会のようないかにも古い建物が残っているのは一部であって、大概は新しく、現代の物質文明を謳歌しているのだ。スタバとかあるし。
「まあ、そりゃそうか」と思うと同時に、私は嬉しいような、少しがっかりしたような、不思議な気持ちになった。来てよかったのだろうか。そうだといいけれど。

あと、現代のイギリスは私が漠然と抱いていたイメージ以上に人種の坩堝だ。
まあ、ウィンドラッシュ号とかもあるし、「現代のイギリスは多民族国家だ」とは聞いていたんだけどね。
それと、すれ違う人が軒並み高身長だった。羨ましいね。

それから……そうだ、ハンドソープなどの匂いはむしろアメリカっぽいと思った。ハンドソープのテクスチャがスライムみたいで面白い。ドゥルっとしている。もちろん、ものによるのだろうが。
ヤンキーが書いた?街中の落書きは、日本とそんなに変わらない。落書きってグローバルなんだね。

着いた安宿にて、初っ端から便器に毛抜きを落とすという洗礼を受けた。便器からものを拾うって、ホラーゲームかよ?
あと、トイレが中々流れない。用を足して流したあとも、一応確認しないと大変なことになる。

シャワールームには、クセの強いココナッツの香りのボディソープだけが置いてあったが、これもほぼ空だった。
シャワールームにはシャワーしかない。シャンプーもリンスもない。覚えておこう。

今のところ、水にはそこまで苦労していない。ここは地域的に軟水なのだろうか(多分マイルドな硬水くらいか?)。水道水も飲める。ただ、出かけた先でどうなるかは分からない。

食事については、機内食の余りと日本から持ち込んだご飯&味噌汁で済ませたため、今のところは何ともいえない。

取り急ぎこんな感じだ。また何かあったら書き足していく。

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