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イギリス旅行記③

翌日も、曇りときどき雨といった空模様だった。
イギリスって本当にずっとこんな天気なの!?

大英博物館。でかい

大英博物館に行った。大泥棒のお宝展示場……ゲフンゲフン まあ、入場料は無料だし……
予約を忘れたせいで若干時間をロスしたが、それでも20分は待たなかっただろうか。けどやっぱり予約はした方がいい。大英博物館の公式サイトからできるよ。当日でも時間帯によっては枠が空いているので、諦めずに予約を試みてください。
入場前に軽い持ち物検査があるため、入館にやや時間がかかる。ただ「バッグなし」もしくは「小さいバッグ」の人は優先的に通してもらえていた。緩いな。

この馬とかマジででかかった(写真だとスケール感が伝わらなくて残念)
建物やんけ

入ってみると何もかもがでかい。建物がでかい。外の柱なんかも馬鹿でかい。展示物(特にエジプト、アッシリアコーナー)もクッソでかい。こんなでけぇもん持ってきたの? 建物の一部が丸ごと展示されていたりもする。こんなでけぇもん盗ってきたの??
というか、古代にこんな大きいものが造られていたんだね。古代の技術力ってすげー! 目の当たりにするとやっぱり迫力があるね。
あと、ギリシャ彫刻のコーナーを見ていて思ったのは「頭と四肢とちんちんが欠けがち」ということでしょうか。しょうもねぇな。ああそうだ、アポロとディオニュソスが混ざったような彫刻があって感動したんだったわ。ニーチェの言っていることも、あながち事実無根じゃないんだね(失礼)

それと、色んな時代/地域の文物を見回して思ったのは、「狩り」と「饗宴」が権力を作り出し維持する仕組みの基底にあるということでしょうか。狩りの場面を描いた壁画なんかがたくさんあるし、饗宴の場で使われたでかい器なんかもちらほらあった。
私は現代思想とかマルセル・モースとかが好きなので、これにはワクワクした。近代西欧理性とは異質な、しかし人類普遍の「贅沢、浪費、蕩尽、祝祭」「贈与経済、人間経済」の物証を垣間見たような心地がするね。

全てのコーナーをざっと見て回るだけでも一日潰せるし、きちんと解説を読んだりオーディオガイドを聞いたり……とやっていたら、数日は余裕で使えそうだ。収蔵数800万は伊達じゃないね。

それから、アフタヌーンティーに行った。紅茶うまい。低温殺菌なのか、牛乳もうまい。
ただ、一度に来る量がめっちゃ多いので、そこまでたくさんの種類は飲めなかった。何なら飲みすぎて少し気分が悪くなった。"I drank too much."といったら普通は酒だろうが、今日に限っては紅茶である……私は何を言っているのだろう?
イギリス帝国が流通ネットワークを掌握したことによって廉価になり、労働者階級にまで広がった「健康な飲み物」こと紅茶であるが、やっぱり飲みすぎはよくないね。
あと、ケーキはやっぱり暴力的に甘い。個人的に、アフタヌーンティーって豪華で品数も多いから、途中で食べ疲れがちだと思う(国、店を問わず)。そこにケーキ──特にチョコケーキの甘い暴虐である。こんなときには、濃いミルクティーと一緒に食べると甘さが緩和されていいよね。
ただそもそも、イギリスのお菓子の甘さに慣れてない人は、クリームティーの方がいいんじゃないかと思う。スコーンに徹しろ。

夜は地元のスーパー(中東推し)で買ったチキンラップと豆のサラダを食べた。おいしい。
幸いにして、イギリスに来てから食で苦労したことはまだない気がする。最近のイギリスは食事が美味しくなったのだろうか?

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