おしゃべりの日記3

息子は幼稚園に行くようになった
おなかはゆるい、おなかのゆるさの登園ラインわからない


7.海


生まれてから15回くらい引っ越ししてるから地元と呼べる場所がないんだけど、強いて言えば一番長く住んだ鎌倉という町がそうだと思っている
その鎌倉すら馴染みの友達1人いない上、無駄に観光地なせいで思い出の場所や店はほとんど入れ替わってしまった
長い歴史があって、それが現存しているから人が来る街なのに、その街にある店舗はすぐなくなるのが意味わかんなくてなんとなく寂しい

学校帰りに鎌倉駅の西口改札を出ると海の匂いがする日がある
駅から海まではかなり根気がいる距離なのだけど、そのねっとりした空気に触れるたび潮の匂いって強いんだなと思う
その匂いを送ってくる材木座海岸の海は、真茶色でビニールやプラゴミが豆腐みたいに浮かんだ味噌汁のような状態で、その横を流れる滑川とかいう川も名前からイメージされるままの川だった

3歳くらいの私と父が材木座にいる写真を、母がカードだらけの財布にずっと挟んでいたから、刷り込みでわたしの最も古い記憶は材木座の海になっている
幼い頃はそうやって家族でよく行ったけど、そのジャリとした砂浜や、ゴミみたいに散らかった海藻、シャワーやトイレのあの嫌な雰囲気に気づいた頃もう行くことはなくなった
それでも、なんで夏場わざわざこんなところに来る人がいるの?と不思議なほど汚くて薄暗いあの場所が、わたしにとっての愛しい海なんだよね

海はいい、海って本当に好きだ
すぐに海の話を描いてしまうし、海の話を好きだと思ってしまう
でもその海に魚は泳いでいないし、水着は着ていないし、気温は肌寒いし、人の影すらない
海の匂いは死の匂いって、わたしは山本直樹で読んだけど(山本直樹の影響受け過ぎ)、いやたぶん山本直樹もなんかで読んだんだと思うけど、ほんとそうで、それが惹かれてしまう全てだと思うよ

8.コンビニエンスストア


ズボラな上に節約とか人生でしたことないゴミ人間だからコンビニってよく行く
さっき言った通り引っ越しが多かったから、いろんな街に行きつけだったコンビニがあって、その店で働いていた人のことは結構覚えてるし思い出せる
接客してくれる店員の名前とか知りたいし、よく行く店なら覚えていたいって思うから

自分がお釣りを受け取って「ありがとう」って言うと必ず「恐れ入ります」ってお辞儀して返してくれる腰まで髪伸ばしたおじさんのこととか、なんも言ってないのに「仕事今日までだって聞いたよ、元気な赤ちゃん産んでね」って言ってくれた職場の最寄りのコンビニのおばさんとか、
夜働いてた頃、行く前にコーヒー買ってた店で必ず「いってらっしゃい」って言ってくれるコロコロ髪色変わるピアスだらけの兄ちゃんのこととか、べつに話さなくてもいつも接客してくれた人のことは覚えている

今住んでいる最寄りのファミマ、引越し前に調べたら「こんな店ある?」ってくらい評価が低くて怯えてたんだけど、いざ引っ越したらいつ行ってもどの店員もみんないい人で拍子抜けした
この店が好きすぎるから、中でも一番親切な店員に「この店グーグルの評価エグいけどみんな超いい人ですよね」って言ったらそれからなんかよそよそしくなってしまった
もー戻りたい…本当に余計なことばかり言っちゃう
そんなもんだから、わたしはあなたたちを覚えたいけど、あなたたちはわたしを覚えないでくれといつも思う

9.ゲーム

ゲーム、するとも言えないししないとも言えないって感じだな
スプラトゥーンをジャンルにしていた5年くらいの時間があったし、初めてインターネットに触れたのはドラクエのサイトだったし、結婚相手と話した最初のきっかけはポップンミュージックだったし、建てた家のリビングにオネットの背景に似せて作ったオリジナルの壁紙貼ってるけど、それでもゲームが好きかって言うとなんか微妙だ
世でゲームって言われてあげられるゲームをまるでやってないからだと思う、ソシャゲも全然やらないし

好きなゲームはスペースチャンネル5part2、モンスターファーム1と2、リンダキューブ、夕闇通り探検隊、打越鋼太郎のゲーム

打越といえば、わたしはever17を2012年くらいにプレイしたんだけど、全てが明かされる直前のところで旅行へ行く日がきちゃったんだよね
その前日の午前3時くらいまでやって、起きて家出る直前までやって、「もう出ないと…」とかいう段になって「気になって熱海になんか行けないよ!!!」ってバカ重いPS2と変換コンバータとコントローラーかばんに入れて持って行って旅館でクリアした思い出ある
翌日、熱海の喫茶店という喫茶店で(行くとこないから喫茶店ばかり入るのよ)ever17の話した
本当にいいゲームだ、その後ever17みたいなゲームばっかり作るけど、ever17みたいなゲームばっかり作っていてよ、とも思う

10.自分のフォロワー


100人くらいフォロワーがいて、たぶん半分くらい死んでるかミュートされてて、
pixivきっかけ:手ブロきっかけ:バンギャ:現実の友だちって4種類くらいに分かれてる気がする
12年くらいこのアカウント持ってるけど、自分に人と知り合おうとする体力がないから、ほとんどいなくなっていくばっかりだ
それでも復活した知った名前の人からフォロー申請来るとうお〜って嬉しく思うし、そうやってまた出会いたい人もいるから、たぶん終わりの日までここにはいるだろうな

今残っているフォロワーとか本当に優しい、友だちって言ってしまう
わたしがAI AI AI AIってお猿さんみたいに騒いでたら買ってやってくれるし、Mのアメトーク見て!!!!って言ったら録画して見てくれるし、うめーって言ったもん食べてくれたり、おもしれーって言った場所行ってくれたり、クソだなっていったら「クソだね」って言ってくれるし(クソのこだま)、なんでみんなこんないい人なの?ってほんと思うよ

マジでなんもしてない30代女性の長くてつまんねえnoteここまで読んでるだけですごい
終わりの日まで、お互いの日記や文句や報告を読み合う関係でいれたら嬉しいと思っている

今日の日記はここまで


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