捏造の日記

歯医者の施術中、
麻酔が効いてるからか、不安な気持ちをよこしまな思いでかき消そうと本能が働いてるのか、とにかくよく捏造BLのこと考えてる
それはまとまりのないシーンの連続でどこにも発現しないまま消えていくのだけど、今回のよこしまな想像はなんだかまともな輪郭を持っていたので雑な漫画にした
2年ぶりに描いたからなんかむずがゆい気持ちだ

自分のなんか描くか〜は本当に波があって、大体1年くらいなんもやってないのにいきなり1週間くらい色々描いたりして、またなんもしなくなってしまう
その波の原因は大体"誰かに褒められたから"っていうウルトラお調子者なんだけど、今回は別に誰に褒められたでもないのに描いてて、久しぶりの友達が訪ねてきてくれたみたいな照れくさいようなうれしい気持ちだった
それで描いたら描いたで友だちが褒めてくれて「こりゃパーティじゃん〜」と思ってすごい元気出る
そうするとまた行き場のないクソ落書きを産んでしまうんだ
このループを繰り返して10年以上の時が過ぎてる

「このわたしの恥ずかしい妄想をかたちにして世に出すの?」と、かつてげんしけんの荻上が葛藤したとき、中学生だったわたしは「出しちゃうんだよな〜」と思いつつクソみたいな絵やら漫画を描いていた
今やわたしは荻上よりずっと年上になって、"かたちにしたとして、知らない誰かの目に触れてほしくない"と思うようになり、誰が見るねんみたいなXやpixivみたいな場所でも自分の描いたものを選んでしまうようになった
フォロワー限定で公開にしたいけど、そういう機能はないからまあなんとか見れそうなやつをタグも何にもつけずにあげる
たまにごく親切な人がCP名とかキャラ名のタグつけてくれるけど消しちゃうもんね、ごめんね
いっそもうマイピク申請してくださいって言うのはどうだろう、今になって…
そうやってより閉ざされた方へ向かってしまう、めんどくさい人間で申し訳ないと思う

脱線したけど、そうしてなんの情報もない漫画を更新すると、pixivのフォロワー300人のうち50人くらい(ちなみにその内このnote読んでるの10人くらい)のフォロワーが見てくれて、その様子は同窓会というか…もはや法事みたいに感じる
法事が嬉しいかはともかく、その何人かの人に会えると、描いて良かったと心底思う

かつては手描きブログの細長くて連続するコメント欄のフォーマットを気に入って、それを模して漫画を描いていたんだけど、だんだんそれが億劫になり、より小さいコマが均等に並んだなぞのフォーマット?原稿?を作った
それは"雑なものを描くときはこれ"と作ったはずだったのに、気づいたらそれがメインになって、最終的にはiPadのメモ帳にでれーと線を引いて雑な文字を手で書いて文字入力しなくなってしまった
ひどいね、一体どこまで行っちゃうんだと思ったら、わたしの一番最初に書いた捏造はそんなメモ帳にシャーペンで書いた落書きにWindowsのペイントで色と文字入れをしたものだったことに気づいて、10代の自分に呆れられた気分だった

っていうか、そもそもほんとにマジでいつまでやっちゃうんだろうこれ
本当にこわい
でも年に1回くらいの発作みたいなものだと思って、暖かく見守ってほしいと思う
言い訳みたいな捏造の日記はここまで

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