【015】Today’s Branding Topic

話題性のあるキャスティングでブランディングで差別化をしようとしている事例。
ビールのCMと言えば、情緒価値をどこかにおいて、ほとんど「うまい」とコマーシャルトークを言うのが最近の主流になってきました。
ブランド要素としてのタレントも、契約が切れたら競合商品に出演している時代。
差別化して認知することが難しくなってきたとも言えます。
その中で、キリン一番搾りの“ビール、飲みませんか”シリーズは、ドキュメンタリータッチで
トークしていることが驚きになるカップリングのキャスティングで差別化、話題化を狙おうと考えているんだと思います。
内容は、ビールが媒介となって、話も弾み、普段言えなかったことも話してしまうという仕立てになっています。

第1弾は「松坂大輔×斎藤佑樹」篇
第2弾は「KinKi Kids」篇

このCMを見て思い出したのが、黄桜の「小林繁×江川卓」
野球選手としての彼らの現役時代を知っている人には、記憶に残っているのではないと思います。
当時この2人の共演は、話題性の高いキャスティングでした。
確かディレクターは自然な表情を引き出すのがうまい牧鉄馬さん。

ちなみに“ビール、飲みませんか”シリーズのYouTube再生回数は
第1弾は「松坂大輔×斎藤佑樹」篇 約1.7万回
第2弾は「KinKi Kids」篇 約27万回

これをターゲットに対しての再生回数として、KPIとしては多いのか、少ないのだろうか?