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「おススメを教えて下さい」に答えられない理由

このお仕事をしていると、知り合いや周りから
「新崎さんのおススメあれば教えて下さい」などを普段の会話からアドバイスを求められることもよくありますが、私はあまり答えきれません。

その対応にはちゃんと理由があるので、
それをお伝えしたいと思い書いています。

インテリアコーディネーターの仕事って断片的に出来る仕事でないことがほとんどです😌


様々なモノやコトをトータル的にコーディネートをしていくプロデューサーのような役割だと思っています!

.その方のライフスタイルや価値観
.すでにあるモノとの相性
.予算管理でかける部分と削る部分、
.値段に対してのクオリティはどうか
.この空間のどこにスポットを当てるか
.どの色をつなげて配色するか
.導線を確保出来ているインテリア配置か
.メンテナンス性やアフターサービスはどうか

様々なことを確認しながら選んでいきます。
なので断片的に答えることはすごく難しい。

でも時々、聞かれる時があります。

「壁紙どれがおススメですか?」
「キッチンは何処がいいですか?」
「カーテンはどれがいいですか?」
「ソファはどこのブランドがいいですか?」

アドバイスが聞きたいのは分かるし、
こちらも答えてあげたい気持ちはあります。
家づくりで家具選びで後悔してほしくないという思いがあって活動しているので。

でも、だからこそテキトーに答えたくないんです…!
無責任な回答はしたくない。

そこでの少ない情報の中から答えることで、
ベストな回答は絶対出来ないから‼︎

実際、やってしまったことがあってすごく反省したし後悔しました!

友人から相談(仕事依頼は無し)があり1/100の図面で確認。
大丈夫だけどもう少し小さい方が良さそうだな。と気になったけど、
友人からは『色々みたけどやっぱりコレがいい!』とメールがきたので、
これまで選び方を色々伝えてきた中で、それでもこれがいいと決めているなら私の意見をここで言ってもなと思って、止めなかったんです。 

そしたら、購入した家具が空間に対して大きくて。
それを見た時に、やっぱりこの相談の受け方はダメだ。無責任だったと猛省しましたよ。

みなさん、普段インテリアコーディネーターがどうやってプランニングしているのか分からないことも多いと思うので、つい聞きたくなるのも凄ーく分かります。

その方の暮らしや使い勝手、理想などをたくさん聞かせて頂いたうえでご提案しています。

「適当には答えたくない!」
全力でその方や、空間と向き合っているのでご理解頂けると助かります😌

インテリアデザインの考え方や選び方については、お伝えできるのでその辺りをnoteや公式LINEで書いていきたいと思います✍️✨



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