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私とカメラのおつきあい(12)~フルサイズ機デビュー!~

APS-C一眼レフ、APS-Cミラーレス一眼、マイクロフォーサーズと来て残る一眼カメラと言えば「フルサイズ」。
今回はフルサイズ一眼レフ機を導入した時の事についてお話していく。


初めてのフルサイズ機

話に入る前に「フルサイズ」について話すと、かつての35mm判フィルムと同じ大きさを有するイメージセンサーのことを指す。
つまり、「フルサイズ一眼カメラ = フィルムカメラ」と同じように考えればわかりやすいかと。

私が最初に入れたフルサイズ機はこちら。

EOS 6D Mark II
2018年3月に導入したフルサイズ一眼レフのエントリー機「EOS 6D」の後継機種。液晶画面が固定式からバリアングル式に変化するなど、初心者でも難なく撮影出来る仕様となっている。

液晶画面にバリアングル式を採用

画素数は2620万画素、連写速度は毎秒6.5コマ、AF測距点が45点になるなど液晶画面以外の部分でも進化したこの機種。どのようにお付き合いしていったのか?


EOS 6D Mark IIとのお付き合い

EOS 6D Mark II は当時所有していたEOS 80D同様、持ち運ぶ頻度が多くフルサイズセンサーを活かして鉄道以外の撮影に用いることが多かった。45点AFは中央のみの配置だが、鉄道においても特に問題はなかった。

以下は撮影分である。

中目黒駅付近の桜。散り始めだったが何とか満開の状態で撮影出来た。
後ろにいるのは東急5050系。

羽田空港で撮影したシンガポール航空のA350-900。
今は夜遅い時間となってしまったが、撮影当時は夕方前に飛来していた。

2018年6月30日に営業運転開始した都営5500形。こちらは開始当日に西馬込駅にて撮影したもの。当時は末端区間(泉岳寺~西馬込)の運用のみに入っていた。後に京成・北総・京急への乗り入れを開始し、現在はアクセス特急運用にも入るようになっている。
ISO感度は10000であるが、ザラつきはほとんど感じない。フルサイズ機ならではの強みが出た形だ。

早朝に撮影した蓮の花。
ここでもフルサイズ機ならではの強みが表れた。APS-C機と比べるとピントの合わせたところが非常にシャープとなっていたのだ。この時点で「もうAPS-C機には戻れない!」と確信を持ったカットである。

EOS 6D Mark IIはこれまでのカメラを覆すようなカメラと言える。これまではメイン機もAPS-Cセンサーのものだったので、フルサイズになったことで画質や大きさ共に向上したと言える。


ここから始まったフルサイズ一眼

EOS 6D Mark IIは後にEOS 5D Mark IVやミラーレス機のEOS Rを導入するきっかけを作ったと言っても良い。この機種を入れたことでメイン機にフルサイズを選ぶようになった。
EOS 6D Mark IIを入れていなければ、今頃フルサイズ一眼を選ぶことは殆どなかっただろうと推測する。もしかしたらAPS-Cのプロ仕様であるEOS 7D Mark IIを選んでいた可能性は無きにしも非ずだ。その可能性を潰してくれた(?)のがEOS 6D Mark IIと言っても良いだろう。

また、6D Mark IIを導入したことで、新たに鉄道を絡めた風景写真にも挑戦。こちらがその撮影分となる。

上野東京ラインのE233系と飛鳥の小径に咲くあじさい。
街灯が邪魔だが、このように鉄道とあじさいを絡めて撮影出来るのだ。
APS-Cでも超広角レンズを取り付ければ可能だが、センサーサイズが大きいフルサイズだから出来る技と言っても良い。

フルサイズ一眼は、カメラ撮影の興味を更に強める事となり、ますます私とカメラとの関係を強化したのだ。つまりこのEOS 6D Mark IIによって今のフルサイズ機所有が続いている。


EOS 6D Mark IIとのお別れ

時は流れ2018年9月。キヤノンから初めてのフルサイズミラーレス機として「EOS R」が公式発表する事となり、すかさず予約を入れて発売日翌日の10月26日に購入した。その代わりに売却したのがEOS 6D Mark II。
約7か月の稼働だったが、フルサイズ機の楽しさと興味を惹かせてくれた機種だっただけに感謝申し上げたいところ。

本当であれば12月のイルミネーションまで持たせたかったところだったが、このタイミングでEOS Rの発表があったので、すぐに移管したかった私は6D Mark IIよりRを選んだ。
EOS Rの件は第14回の記事で改めてお話しするが、このEOS Rを選ぶきっかけもEOS 6D Mark IIと言う機種があったからこそ出来たと言っても良いだろう。

EOS 6D Mark IIの後継に選んだEOS R

その後、フルサイズ機はEOS 5D Mark IV、EOS R6、EOS RP、EOS R5などの機種を扱う事となるが、これらを扱う事が出来たのもEOS 6D Mark IIのおかげである。EOS 6D Mark IIは私にとって「ターニングポイント」を作ったカメラだ。


次回予告

次回はEOS Kiss Mなどが採用する「EF-Mマウント」にどのようなお付き合いをして来たのかを述べさせていただく。

― 次回へ続く


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