『神性』宗教の奴隷化システム

■宗教の奴隷化システム

宗教とは、人々を効率よく奴隷化するシステムである。他者を崇拝させることは、人々の自由意思を簡単に奪う行為だからである。それは、経典を恣意的に改編することにより、可能である。

仏陀の逸話に、『道端で私と会ったら、迷わず首を切り落とせ』というものがある。他者を崇拝してはならないという仏陀ことゴータマ・シッダールタの本来の教えである。彼は、宗教が人々を盲信させるツールになりうることを予見していたのである。

偶像崇拝が始まったのは、彼の滅後400経ってからであった。彼は偶像崇拝を禁じていた。しかし、教えとは、時代とともに薄れ、変換されるものである。なぜなら、人々を支配するために、権力者は宗教を利用したいからである。宗教によって、その権力者に神威性を附与させ、権力を裏付けさせるのである。

解決策は、『自分と向き合う』ことである。自分に正直であり、自分を否定せず、ありのままの自分であることである。他者を崇拝するということは、他者に価値観や基準を見出すことである。当然ながら、それらは、自分の価値観や基準ではない。『自分の中に神を見つける』ことが、実は、世界中に存在する各種の宗教が行き着く教えである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?