ひくつのひみつ




どうせいつか低さそのものとなって

押し寄せて来る

そして断壁にぶつかって砕け散る

この風景全体は共有されない

そんな時には大岩戸をこじ開けて

先客を陵辱してから居座って

新しい宇宙に適応した新種の神話を

書き下してしまいたいといつも思う














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