本日は実鑑定で使用するルノルマンカード占いのスプレッド、ハウス読みについて解説します。

ルノルマンカードのハウス読みとは

ハウス読みというのは、ルノルマンカードのそれぞれ書かれている数字に着目をします。カードがどのハウスに出ているかを見ると、カードの背景や深層心理を読み解くことができます。

ルノルマンカードは３６枚あり、それぞれに１つずつ番号が振り分けられています。

ハウスというのは、その名の通り「家」を表します。カードに振り分けられている番号は「家の番地」。ルノルマンカードの醍醐味である３６枚全てのカードを使って占うグランタブローのスプレッドではカードはシャッフルされ「家の番地」とは関係なくカードが並びます。

例えば…
１のカード騎士を探してみましょう！３段目の右から4枚目にいましたね。
グランタブローは左から横に並べていきます。
騎士は１番地にお住まいなので、左から１枚目のカードを見ます。
すると、18の犬のカードがいました。

騎士のカードの背景として犬がいることが分かりました。

騎士のカードは喜ばしい情報を素早く届けにくるというラッキーカード。
犬のカードは協力的、親しみしやすいというキーワードがあります。

２つのカードの意味を組み合わせると…

・親しみのある人（仲の良い後輩）からいい知らせがある
・協力的なパートナーが現れる

と読むことができます。

ご相談内容

実際の鑑定依頼でいただいたご相談内容から鑑定におけるハウス読みについて解説をしていきます。

ご相談者：T様　女性　30代後半
　職場の男性チーフとの関係に悩んでいます。

私はパートで働いています。
小４、小１の子どもがいるので平日のみの勤務なのですが
今月は学校が休みのためパートで働きに出る時間を相談しました。

他のパートさん達と働きたいけど働けない状況なので何とかシフトを誰かと相談している状況なのですがどうしても対応できない時にチーフに相談するのですが、話かけると「どうにかパート同士で話しをつけてください」「こちらも手がいっぱいなのです」としか言われません。

相談する前に緊張で動悸がしてくる日も増えました。
このままでは働き続けられるか心配です。

幸い、チーフ以外の人間関係は今のところ悩みはありません。
私はチーフに嫌われているのでしょうか。

グランタブローはこちら

ハウス読み①キーカードを探す

キーカードはそれぞれ登場人物に当てはめます。グランタブローでは登場人物は基本的に２人となっています。

私の場合、同性同士のことを占う場合は、淑女や紳士のカードが２枚入ったデッキで鑑定をしております。

T様を表す淑女は３段目の左から３枚目
チーフを表す紳士は２段目から４枚目にいますね

それぞれの位置が確認できました。そしてここから、たくさんカードを探していきます。

ハウス読み②キーカードの番地を探す

淑女は２８番目→星のカード
紳士は２９番目→ねずみのカード
が入っていました。

それぞれの番地には割り当てられたカード番地（カードに書かれている数字）とは別のカードが入っていました。

カードの意味
■ 星のカード…希望、努力
■ ねずみのカード…損失、卑しい

画像で青の〇の紳士のハウスである２８枚目に青の△で囲ってあるねずみのカード
赤の〇の淑女のハウスである２９枚目に赤の△で囲ってある星のカードがいます。

チーフを表す紳士の裏付けにはねずみのカードがいることが分かりました。

チーフの今一番気になっていることが「損失」なので、店の売り上げが激減していることが何より気になって仕方がないようです。

どっしり構えることが性分的に苦手な方なのですね。

そして、T様を表す淑女の裏付けには星のカードがいることが分かりました。

T様は職場においてまさに星のような存在です。
ご謙遜されるかもしれませんが、T様を目標に努力されるスタッフさんたちは多いはずです。

星は努力の象徴でもありますので、努力家。仕事場だけでなくお家でも相当頑張っておられるのではないでしょうか。

Tさんからの返答

たしかに、チーフは売上を細かくチェックしています。会社からも電話がかかってくる度に謝っていますね。

私に関しては、そんな風に思ってくれていたらとても嬉しいですね^^

パートの中でも古株なので新人指導を対応することが多いのですが先日仕事中に私の注意書きメモを見た新人さんから「すごい情報量」と驚かれたことがありました。

ハウス読み③どうしてそんな態度になるのか

チーフはどうしてそんな態度をとってしまったのか。

紳士のカードの番地にいたねずみのカードを読むことができました。
では同じ手順を踏んで、ねずみのカードの番地にはどのカードがいるのかを見てみましょう。２３番目のカードを探します。

３段目の左から２枚目の大鎌のカードでした。この手順で５枚ほど繰り返してみていきます。

結果はこちら。先頭の番号はカードに書かれている数字を記入しました。
③の10の大鎌であれば、10枚目にカードに何がいるか探します。

①28番紳士→ねずみ
②23番ねずみ→大鎌
③10大鎌→庭
④20庭→家
⑤4家→熊

それぞれのハウスに対応する裏付けが出揃いました。意味をそれぞれ確認します。

カードの意味
■ねずみのカード…損失、卑しい
■大鎌のカード…突然、危険
■庭のカード…人脈、集まり
■家のカード…家族
■熊のカード…上司、頑固

このキーワードはそれぞれ、相関関係にあるのでどうしてそんな風に思うのか、どうしてそんな態度が出るのかの裏付けとなります。

この後の鑑定では

チーフの人柄や勤務での様子について過去へ遡っていきます。Tさんご自身も忘れていたチーフとの関係性のある出来事を思い出すきっかけとなり、チーフとの関係において解決のヒントが出てきます。

鑑定の続きやハウス読みの大事なポイントについてはブログ記事にもまとめましたのでご覧ください。

ご覧いただきありがとうございました。