「耳食」とは、耳で食べること。
何かを食べるのは耳ではなく、口ですよね。

僕らが商品や飲食店とかを選ぶとき、頼りにしちゃうのが「口コミ」ですよね。
ネット上から提供される、見ず知らずの方の、少なからず主観の入った意見のことが多いと思います。
主観が入っているとは言え、先に実体験された方の意見は参考になります。
ただ、
「あの商品はあんまり面白くない」とか、
「あの店の◯◯が美味しかったのでオススメ」とか、
そういう情報を知っただけで手に取った気になったり、食べた気になったりするのは、耳で食べているようなものだよ、と「耳食」という言葉が諭してくれます。
口コミのあまり良くないお店に入ったけれど、とっても美味しくて大満足!ということもあるでしょうし、大ヒットした人気商品を買ったけれど自分には全くピンとこなかった、という経験は誰でもお持ちだと思います。
ポジティブなところはあんまり印象に残らないけど、ネガティブなところは印象に残っちゃうのが人間ですからね。
それは生きるためのセーフティロック機能ですし。
だから、口コミからの情報収集、特にマイナスの評価を真に受けるのはほどほどに!…と思いつつ見ちゃうんですよねぇ、口コミ…。